アニメを斬る!

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魔導世界の不適合者 ~魔術学科の劣等生~ 第3部(第53話)

第四章  光と影の歌声 22 ―共鳴―

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         22

 

 統護と優季の目の前で、淡雪が光り輝いている。
 それだけではない。
 身体が、着ている衣装ごと光の粒子となって、ゆっくりと崩れていく。
「おいっ!! 淡雪っ、目を覚ませっ!! しっかりしろ!」
「淡雪! 淡雪! 駄目だよ!! 駄目だよぉ!」
 二人は懸命に声を掛けるが淡雪は目を覚まさない。
 掴んでいる肩が、だんだんと手応えを失っていく、その感触に統護は恐怖する。
 このままだと、間違いなく淡雪を喪う。

 

 ――〝あらゆる可能性と共に無限に存在している平行世界で『堂桜淡雪が存在している世界』は、唯一この【イグニアス】だけだからよ〟――

 

 オルタナティヴの台詞が脳裏に蘇る。
 同時に、ユピテルとの戦いで垣間見た、淡雪に酷似した〈光と闇の堕天使〉の姿も。
(くそっ! ひょっとして、この停止した世界は――)
 オルタナティヴに告げられた〈資格者〉という言葉。
 うっすらとその真意を把握しかけてきた。

 

 ――〝確証はないんだけれどね、アタシ達の共鳴が発生しているのが、一時的現象だと仮定するとこのMMフェスタで『何かが起こる』に違いない。心当たりはあるのよ。そう。淡雪も知らないこの言葉を、今こそ『この世界の堂桜統護』となっているお前に託すわ〟――

 

 そうだ。この停止した世界こそが、あの時にオルタナティヴが言っていた『何かが起こる』という『何か』なんだ。
「淡雪、淡雪、お願いだから目を覚ましてってばぁ!!」
 優季の呼びかけは、もはや泣き声だった。
 淡雪の身は、陽炎のように頼りない。
 統護は気持ちを切り替える。焦ってはしくじる。冷静に研ぎ澄ませろ――

 

 ずくん! ずくん! ずくん! ずくんずくんずくん!!

 

 無視していた共鳴を認識する。強く、確かに。
 まだ〈資格者〉としての名残を、この堂桜統護との共鳴によって――
 かつての堂桜統護へ。
 俺の呼びかけが、俺が駄目なのならば、俺が淡雪の兄として駄目なのならば!

 

 ――〝淡雪の事だけど……、お前に任せていいのか、正直いって迷っている〟――

 

 統護はオルタナティヴの台詞に、心の底から叫び返した。
「だったら、お前が『姉』としてちゃんとしやがれっ、この世界本来の堂桜統護ッ!!」

 

    ず っ ぐ ぅ ぅ ん!!

 

 共鳴感覚が最高になる。
 一瞬だが、オルタナティヴの過去が完全にフィードバックして、反対に、過去の自分が彼女へとフィードバックするのも感じた。
(なんだ!? この感じ)
 記憶ではなく、知識として『この世界の堂桜統護』を手に入れた。

 

 同時であった。真白であったオルタナティヴの身体に、本来の色彩が戻っていく。

 

 資格を喪失していた彼女は再び〈資格者〉として認められた。
 この停止世界にあって、再起動に成功したオルタナティヴは力一杯に叫ぶ。
 消えゆく淡雪に手を伸ばし――

 

「いくなぁっ!! あわゆきぃぃいいいいいいいいいいっ~~~~~~!!」

 

         

 

 答えを待ち、それまで無言を貫いていた着物の【ドール】は、ゆっくりと目蓋を上げる。
 そして〈資格者〉に泰然と告げた。

 

「タイムアップだ。残念ながら、今回の〈ゲイン〉はこれで終わる。お前の〈資格者〉としてのチャンスは次回に持ち越しになった。次回があればの話だが」

 

 《レフトデビル》が言った。
「残念ね。惜しかったわ」
 《ライトエンジェル》が言った。
「惜しかった。名付けが失敗し、そなたを八つ裂きにしたかったのに」
「この身体、なかなか出来がよく、喪うのは惜しい」
「仕方あるまい《ライトエンジェル》よ。だが、次はもっと相応しい器を期待している」
「この《レフトデビル》も同じく期待している」
 楽しげに嗤い合う二体の【ドール】。
 中央の【名無し】と一緒に光の炎に包まれて――崩れ落ちていく。
 この三体の消失と同時に、世界は再び動き出す。
 中央の【ドール】が、最後に云った。
「結局、お前は一言も発しなかったが、せっかくだ、お主の名前を聞かせてくれないか?」
 その言葉に、無表情に近かった〈資格者〉は頬を野性的に釣り上げ、こう発した。

 

 にゃぁぁあああああ~~~~~~~ん。

 

         

 

 世界が動き出した。
 急速に全ての色彩が戻っていく。同時に、淡雪の身体も再生されていた。
 優季は泣き笑いになって、淡雪を強く抱きしめた。
「よかったっ。間に合ったよぉ統護ッ!」
「その口調。ひょっとしてお前?」
「うんっ。ボクの意識もちゃんと戻っているよ!」
 淡雪は意識朦朧としている。顔色も真っ青で、消耗が激しいのは一目瞭然だ。おそらく状況を把握するのは無理であろう。

 

 音が復活していた。

 

 停止世界が終わり、この大規模【結界】――セイレーンの【基本形態】でもある《ナイトメア・ステージ》の機能が復活している。
 当のセイレーンは狼狽も露わに、周囲を見回していた。
 発動失敗に終わった《デッド・エンド・カーテンコール》の魔術プログラムを【基本形態】のオペレーションによって自己診断していた。
「……どうなっている? 明らかに実行ファイルの読み込みとログ、そして七万人との魔術的リンケージに不審な痕跡がある。あるのに、再起動の必要なしで起動し続けている?」
 セイレーンはオルタナティヴを見る。

 

 彼女の顔は安堵に満ちて、穏やかですらあった。

 

 セイレーンは不審げ、そして不満げに眉根を寄せる。
 なにしろオルタナティヴは対峙しているセイレーンを見てはいない。
 そう。彼女の視線の先は――
「何故? どうしてそんな表情をしているの、オルタナティヴ」
「そうね。次にやる事が決まったから、かしらね」
 そう言って微笑むと、オルタナティヴは静かな口調で【ワード】を唱えた。

 

「――スーパーACT」

 

 

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