アニメ2ndオープニング】刃牙のOPにみるアニメ3D技術の進化【グラップラー刃牙/バキ】
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※)引用したキャプチャ画像に関しては、著作権権利者様より異議申し立て・削除要請があれば、速やかに対処いたしますのでご承知置き願います。
また、権利者様および各関係者様への敬意を忘れず、不利益にならない用法を心掛ける事を明記します。
――オンエア、START!
皆さま、毎度お馴染み、ナビゲーターの淡雪で御座います。
本日はアニメにおける3DCGについて話題にしたいと思います。今だと背景やロボ系のみならず、旗とか植物、雲に爆発ですらモデリングされて物理計算によって動きがレンダリングされている時代です。
※)ナビゲーター。14歳(中等部三年生)
いつも通り、アシスタントの締里だ。人物の動き3Dベースのアニメが主流になりつつある。アニメ調の表現が進化して、キャラでさえフル3Dのアニメさえも。
最初である第1回で扱った『サイボーグ009』の劇場版もそうだった。
※)アシスタント。15歳(高等部一年生)
本日の話題はタイトルにある通り、アニメ3D技術の進化を確認しましょう。最適な題材として『刃牙』シリーズを取り上げます。
バキ(刃牙)シリーズとは
バキ(刃牙)シリーズ 板垣恵介による格闘漫画およびそれを原作とするメディアミックス(多くの外伝を含む)作品群の総称。週刊少年チャンピオン(秋田書店)の看板作品――というか、屋台骨的作品であり、また日本で最もメジャーな格闘作品でもある。累計で7500万部を突破している。今後、刃牙の域に到達できる格闘作品が生まれる可能性は低いだろう。『グラップラー刃牙』『バキ』『範馬刃牙』『刃牙道』『バキ道』とシリーズが続いている。物語の主軸であった主人公、刃牙と因縁の父親――《地上最強の生物》範馬勇次郎との戦いは、第3シリーズにて決着しており、第4シリーズ以降は新テーマをもって描かれる様になった。フィクションの数ある最強キャラにあって、範馬勇次郎ほど古くから、そして多くの者(ファン)に認知されている最強キャラは希有である。また、迫力ある格闘描写に匹敵するくらい料理描写の評価が高かったりする。2001年に『グラップラー刃牙』の最大トーナメント編までがアニメ化された。そして2018年、『バキ』の最凶死刑囚編から再アニメ化され、現在放映中である。
【引用元――バキ(原作:板垣恵介、秋田書店/バキ製作委員会/NETFLIX)より抜粋】
なる程、バキか。超メジャーどころだな。
屈指の人気作品ですが、主人公である刃牙さんが不人気な事でも有名です。どんどん嫌なヤツになっていく、と。別に刃牙さんを除いても、有名で魅力的な人気キャラが目白押しの作品なんですけどね。
お前、いきなりそれをぶっちゃけるなよ。
ファンの総意に近いですから。刃牙さんが好きという(バキシリーズファンの中でも少数派の)方、申し訳ございません。いいんですよ、締里さん。強くなるに従って嫌なヤツになった、というのが刃牙さんの特徴(性格)なんですから。特にアライJr.さん、可哀相でしたよね、最後。そしてあの時の刃牙さんは、まさにこれぞ刃牙さんでした。
そこまでにしておけ。ちなみに第1シリーズのタイトル『グラップラー刃牙』だが、当時の板垣恵介は、MMA(総合格闘技)における『ストライカー』と『グラップラー』の区分を知らずに、タイトルにグラップラーと付けてしまい後悔したそうだ。直訳すると『寝技系格闘家・刃牙』になってしまうからな。
アニメ第1期の1stオーニングで「《グラップラー》とは最強を目指す格闘士」と、MMAでのグラップラーとは意味合いが異なるとナレーションしてましたからね。
第2シリーズ以降、タイトルはシンプル化した。
だけど第4シリーズ、第5シリーズが『刃牙道』『バキ道』なので、第6シリーズはどうなるのでしょう? ちなみに元ネタは、リクさんが主人公であるボクシング漫画『リクドウ』だと思いますが。
私の予想では『範馬刃牙道』だ。第7シリーズは『範馬バキ道』。
どこまで道でいけるのか、楽しみではあります。
話題が3Dから逸れたな。
いい加減に、本筋にいこうとしよう。当時の視聴者に大きな衝撃を与えた、アニメ第1期の2ndオープニングだ。
グラップラー刃牙OP2
【引用元――グラップラー刃牙(原作:板垣恵介、秋田書店/テレビ東京ほか)より抜粋】
ビックリしましたよね、コレ。
悪い意味での驚愕だったよな。でも、当時の深夜アニメとしては破格の技術(クォリティー)だったんだよ。だからといって、3D版の刃牙がこっちに向かって走ってくる必要はなかったのだが。
モーションキャプチャという技術を見せつけたかったのでしょう。
【引用元――グラップラー刃牙(原作:板垣恵介、秋田書店/テレビ東京ほか)より抜粋】
刃牙さんのシャドーです。フォームはともかく、その……
遅い。おそろしくスローモーだよな。
キレやメリハリも皆無で、初心者がフォームを確認しながら、ゆっくりやっているみたいだ。とても見てられない。
3D系格闘ゲームのモーションに近いですよね。プレイヤーがコマンド入力可能な速度に動きが抑えられているという。リアル格闘技のスピードでキャラが動くと、プレイヤーが合間にコマンド入力できませんので。
【引用元――グラップラー刃牙(原作:板垣恵介、秋田書店/テレビ東京ほか)より抜粋】
脈絡もなく、独歩さんが登場です。
刃牙とは違い、道場が背景だ。
【引用元――グラップラー刃牙(原作:板垣恵介、秋田書店/テレビ東京ほか)より抜粋】
空手の型の方が、まだ見れますね。やっぱり遅いですけど。
最後のポーズは三戦(サンチン)かな?
【引用元――グラップラー刃牙(原作:板垣恵介、秋田書店/テレビ東京ほか)より抜粋】
出ました! 烈さん!!
今度は中国拳法の演武だ。背景は少林寺もどきかな?
【引用元――グラップラー刃牙(原作:板垣恵介、秋田書店/テレビ東京ほか)より抜粋】
やっと東京ドームに場面が移りました。
その中にある地下闘技場な。誤解されるぞ。
型や演舞とは違い、シャドーだともっさり感溢れたそのスローさが際立ちますね。
【引用元――グラップラー刃牙(原作:板垣恵介、秋田書店/テレビ東京ほか)より抜粋】
独歩さんが非常にいい味を出しています。
フワフワしていて、3人とも無重力空間にいるみたいだ。
【引用元――グラップラー刃牙(原作:板垣恵介、秋田書店/テレビ東京ほか)より抜粋】
ええと、刃牙さんのモーション、カメラアングルを変えているだけで、使い回しな気が。
17年前だから。予算も有限だし、贅沢いうな。
【引用元――グラップラー刃牙(原作:板垣恵介、秋田書店/テレビ東京ほか)より抜粋】
最後のカットだけ勇次郎さんが。シュールです。
3D版の刃牙と手書きの勇次郎で、清々しいまでにマッチしていない。
謎に満ちたカットですよね。
繰り返すが、17年前の3D技術だからな? 当時はこれでも最先端で凄かったんだ。現在の3D技術を基準に考えるなよ。
それでは、現在放映中のアニメ第2期の2ndオープニングにいきましょう。
刃牙のモーションキャプチャを担当したのは、なんと那須川天心だ。天心についての説明は割愛するぞ。アニメファンで天心を知らない者は極少数だろうからな。
という事は、独歩さんと烈さんは? まさかリストラ?
ほら、予算の都合があるから……
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バキOP2
【引用元――バキ(原作:板垣恵介、秋田書店/バキ製作委員会/NETFLIX)より抜粋】
ネットで有名な「敗北を知りたい」というフレーズは、この最凶死刑囚編が元ネタだったりします。
【引用元――バキ(原作:板垣恵介、秋田書店/バキ製作委員会/NETFLIX)より抜粋】
圧倒的なスピード感、躍動感にキレ。伝わってくるパワー。文句なしだ。
天才《神童》那須川天心さんを想起させる凄いシャドーですね。
そりゃまぁ、天心のモーションデータをトレースして刃牙は動いているからな。
【引用元――バキ(原作:板垣恵介、秋田書店/バキ製作委員会/NETFLIX)より抜粋】
これだけ速く動いていると、プロデューサーのヤツも手作業でキャプチャ撮るの大変だったろう。他のアニメOPとスピードが比じゃないぞ。
2分に満たない映像なのに、時間かかったと云っていました。
アニメ特有の上体が前に流れるオーバーリアクション系のパンチとは違い、軸が決まっているパンチはフォームが美しいな。回転が非常にスムーズだ。
【引用元――バキ(原作:板垣恵介、秋田書店/バキ製作委員会/NETFLIX)より抜粋】
このカット、やはり前回の3Dオープニングを意識していますよね。
今度はケチを付けさせない、というスタッフの決意が伝わってくる。
【引用元――バキ(原作:板垣恵介、秋田書店/バキ製作委員会/NETFLIX)より抜粋】
素晴らしい、の一言に尽きます。究極のアニメOPではないでしょうか?
その意見は否定しないが、完全趣味で採算度外視だろ、コレ。他では真似しようがない。天心のギャラも含めて、どれくらい予算を食ったんだろうな。ちなみに天心が1番好きなキャラは刃牙だってインタビューで答えていたぞ。
商業用のインタビューですからね。しかも刃牙さんのモーションを担当。天心さんだって本心では他の方(キャラ)に決まっています。
仮に刃牙さんが好きだとしても、きっと中学生時代の刃牙さんでしょう。今とは違って、短めの茶髪系だったんですよね。
刃牙、ではなく衛宮士郎
【引用元――Fate/stay night[Unlimited Blade Works](原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ufortable)より抜粋】
それ、意外とキャラデザが共通しているけど、衛宮士郎だぞ。
間違えました、割と似ていたので。刃牙さんはこっちです。
中学時代の刃牙
【引用元――グラップラー刃牙(原作:板垣恵介、秋田書店/テレビ東京ほか)より抜粋】
今の刃牙さんよりは爽やか系ですよね?
そうか? 私は黒髪の刃牙の方が好みだがな。しかし、こうして確認してみても、赤茶色した短髪の主人公って、かなり稀少なんだな。
――っと、そろそろ終了時間が近づいて参りました。
『キャプテン翼』第4期も小学生編で終わらずに、待望の中学生編に突入しましたし、刃牙シリーズも原作第3シリーズの親子対決までアニメ化して欲しいです! 偉大な格闘シリーズですので。
是非とも期待しよう。ではリスナーの皆よ、次回の放送でな。
【引用元――バキ(原作:板垣恵介、秋田書店/バキ製作委員会/NETFLIX)より抜粋】
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――次回もお楽しみに!
※)引用したキャプチャ画像に関しては、著作権権利者様より異議申し立て・削除要請があれば、速やかに対処いたしますのでご承知置き願います。
また、権利者様および各関係者様への敬意を忘れず、不利益にならない用法を心掛ける事を明記します。