【アニメ1クール総評その8】視聴した作品をメインに振り返って感想・考察する【2024年の秋アニメ】
スポンサーリンク
※)引用したキャプチャ画像に関しては、著作権権利者様より異議申し立て・削除要請があれば、速やかに対処いたしますのでご承知置き願います。
また、権利者様および各関係者様への敬意を忘れず、不利益にならない用法を心掛ける事を明記します。
――オンエア、START!
前振りトーク
リスナーの皆さま、ナビゲーターの淡雪がアニメの感想を語りましょう。
第129回目の放送は2024年の秋クールにおいて、未視聴の作品も含めて総合的に語っていきたいと思います。
※)ナビゲーター。14歳(中等部三年生)
お馴染み、アシスタントの締里だぞ。気のせいか夏よりも話題に乏しいな。
今期は期待作が軒並み序盤の好調さキープできずに、失速の末、最後は空気になってしまっている印象だ。
※)アシスタント。15歳(高等部一年生)
クソアニメとして話題になった作品もなかったです。
春の『ガルクラ』対『ヨルクラ』に、夏の『マケイン』対『ロシデレ』みたいな対立構図もなかった。
続編ばかりで新作がパッとしなかった、そんなクールかと。
期待外れ作は多くても、反対にダークホースは出なかったな。
視聴ギブアップしたので最もガッカリは『君は冥土様。』でした。
ちょっとヒロイン、年上過ぎだと思うぞ。
『話術士』のアルマさんも年上ヒロインでしたけどね。
でもアルマは性格とデザインが秀逸だったからな。
この期に放映されたアニメ
まずは下の動画を視聴して下さい。
視聴した作品の感想
五十音順に語っていくぞ。
アオのハコ
【引用元――アオのハコ(原作:三浦糀、集英社・「アオのハコ」製作委員会)より抜粋】
OP映像と歌が素晴らしかったです。
今期の覇権を獲るぞとプロデューサーが意気込んでいた、ジャンプ本誌のヒット作品だ。
でも、恋愛モノとして見ると主人公とヒロイン、毒にも薬にもならないキャラでした。
ストーリーに関しても、少なくとも恋愛パートはありきたりで毒にも薬にもならない感じだよな。
海外評価はそこそこですが、国内だとスーパー空気化しました。
意外性とか、この作品独自とか、外連味とか、インパクトがまるでなく、虚無っているよな、色々な意味で。
連続2クールですが、まったりと視聴完走する予定です。
アクロトリップ
【引用元――アクロトリップ(原作:佐和田米、「アクロトリップ」製作委員会)より抜粋】
序盤はこじんまりとしていました。
話が広がってキャラが増えた後半からは、謎のノリで尻上がりに面白くなっていく。人を選ぶ面白さだとは思うが。
それに反比例して、中盤は作画が終わっていきましたね。
終盤で作画も持ち直してくれた。
無理に大人向けの内容にしなかった点も良かったかと。
りぼん掲載の原作だが、男性視聴者にも受ける内容だったな。
甘神さんちの縁結び
【引用元――甘神さんちの縁結び(原作:内藤マーシー、「甘神さんちの縁結び」製作委員会)より抜粋】
極めてオーソドックスなハーレムラブコメです。
お約束&「こういうので良いんだよ」の詰め合わせセットという感じだ。
連続2クールなので落ち着いたペースで話が進んでいきます。
というか、13話目で割と綺麗にまとめた気はする。
一部ではアンチがクソアニメ評価しておりますが、これが面白くないならハーレム系ラブコメに根本的に向いていないと思います。
ハーレム系ってこんなもんだよな、色々な意味で。
ありふれた職業で世界最強 season 3
【引用元――ありふれた職業で世界最強 season 3(原作:白米良/たかやKi、ARIFURETA Project)より抜粋】
ハジメちゃん、随分と丸くなっちゃいました。
シアのおっぱいとケツでもっている感じだ。
後発の同系統なろう作品で、もっと外連味のある主人公が登場しているので、3期目に入った今、なんか「普通だな」と思ってしまいます。
その間隔って、冷静に考えるとヤバいがな。
株式会社マジルミエ
【引用元――株式会社マジルミエ(原作:岩田雪花/青木裕、株式会社マジルミエ製作委員会)より抜粋】
放映サイドは「話題作にする!」と力を入れていたのですが。
気合いと意気込みとは裏腹に、すぐに空気化したな。
少女ではない『魔法少女』という職業にベンチャー企業という組み合わせ。
《怪異》との戦闘がワンパターンだった。
魔法少女のガワを被ったゴーストバスターズでしたよね。
分割2クールだと最終回後に判明だ。
最凶の支援職【話術士】である俺は世界最強クランを従える
【引用元――最凶の支援職【話術士】である俺は世界最強クランを従える(原作:じゃき/fame、話術士製作委員会)より抜粋】
第1話を見た時はクソアニメかと思ったのですが。
話数を重ねて、キャラと世界観を理解するにつれて面白くなっていった。主人公の最凶っぷりも磨きがかかっていく。
まあ、それでも典型的な「なろう系」の域は出ませんでしたが。
ヒロインのアルマがエロ可愛かった。
主人公よりも5歳も年上のBBA設定は意味が分かりませんでしたけれど。
それとアニラジも面白かったぞ。
ダンダダン
【引用元――ダンダダン(原作:龍幸伸、ダンダダン製作委員会)より抜粋】
原作ファンからは、ストーリー面から不安視されていたんですが。
不安を一蹴する見事なアニメ化だったな。
マンガや小説よりも明らかにアニメに向いている題材でした。
ぶっちゃけ、ラブコメとして見ても恋愛的に『アオのハコ』より良かった。
原作の最新話時点でも、告白し合っているのに、モモが「(身体のサイズが戻るまで)浮気すんなよ」と釘刺すレベルなのに完全な恋人同士ではないという。
ラブコメや恋愛メインなら引き延ばしの印象強いが、これはバトルがメインだからな。
今期のナンバーワンは間違いなくこれでしょう。
思い切りブツ切りで、後半クールに続くだった。
チ。―地球の運動について―
【引用元――チ。―地球の運動について―(原作:魚豊、チ。 ―地球の運動について—製作委員会)より抜粋】
原作ファンというか信者の声が大きかった作品です。
スタートダッシュは最高に近かったと思う。
だけど画面が暗過ぎなのと、アニメファンに大受けとか覇権とか、そういった内容でもジャンルでもない気がしますね。
歴史モノとしてもファンタジー色というか、脚色というか、なろうレベルの「なんちゃって」感が。
正直いって高尚どころか、なろう系と大差ない質かと。
連続2クールで原作完結済みだから、リアタイ視聴の優先度は低いが、まったりと最後まで追いたい。
妻、小学生になる。
【引用元――妻、小学生になる。(原作:村田椰融、芳文社・妻小プロジェクト)より抜粋】
ドラマ化もしている名作です。
普通に感動できた。
オチを知っているからこそ、安心して視聴できました。
ガチでロリコン路線だと引くしな。
今期の『やり竜』だけでロリコン系ネタはお腹いっぱいですよ。
凍牌~裏レート麻雀闘牌録~
【引用元――凍牌~裏レート麻雀闘牌録~(原作:志名坂高次、高津組)より抜粋】
これも連続2クールですが、ドラマの方が出来が良いと思います。
低予算が丸出しだよな。
麻雀パートが面白いので見ていられますが、逆に本筋のストーリーと登場人物の造形は稚拙かと。
主人公、頭が良いとか聡明ではなく頭脳のスペックが高いだけで、どちらかというと本質的には愚かでバカの部類だよな。
まあ、賢かったら、こんな生き様を選ばないというか、冷徹に管理する側に回りますし。
ファイルーズ演じるヒロインも今一つなのが惜しいと思う。
嘆きの亡霊は引退したい
【引用元――嘆きの亡霊は引退したい(原作:槻影/チーコ、「嘆きの亡霊」製作委員会)より抜粋】
『陰実』に並ぶ、勘違い系の2大巨頭的な作品です。
監督が『冰剣~』の人だけあって、工夫が凝らされていたよな。
OPとEDのノリと斬新さは傑作の域でしたね。
シトリー編のオチというか、トリックが凄かった。
某話術士さんを軽く凌駕している最凶っぷりでした。
でも1番よかったヒロインはエヴァさんだと思う。
2クール目の制作が発表されたので、早く続きが見たいです。
ネガポジアングラー
【引用元――ネガポジアングラー(原作:ネガグラプロジェクト、「ネガポジアングラー」製作委員会)より抜粋】
序盤の掴みに大失敗でしたね、これ。
主人公の不快さと、不誠実さと、そして余命2年設定。
ヒロインのハナさんを主人公にした方が良かったかと。
JKでキャラ立っていたよな、ハナ。
特徴的な裏道街道な人達による、日常メインな釣りストーリーに特化すべきだったかと。人間ドラマってノイズに近かったのでは。
中盤から終盤に入るまでの釣りや日常は面白かった。
ひとりぼっちの異世界攻略
【引用元――ひとりぼっちの異世界攻略(原作:五示正司/榎丸さく、ひとりぼっちの製作委員会)より抜粋】
動きはともかく、作画は良かったです。
女子キャラが非常に魅力的というか、作画が可愛かったな。
スーパー級のタイトル詐欺ですけどね、内容は。
主人公が「ぼっち」なのは最序盤だけだ。
他のクラス転移なろう系とは違い、クラスメート達も序盤で退場の一部を除き、男子女子みんなが一丸となり主人公の仲間になります。
ぼっち気質な主人公だが、1人1人が一騎当千クラスに成長するクラスメート達のトップに立ち、凄まじい一大勢力を築き上げていくからな、原作だと。
正しくは『一騎当千クラスの級友たちと超チート級の配下を従えての異世界攻略』です。
ホモホモしさがない純粋な男同士の友情があるのは、この作品の最大の長所だと思う。
ブルーロック VS. U-20 JAPAN
【引用元――ブルーロック 第2期(原作:金城宗幸、「ブルーロック」製作委員会)より抜粋】
アニメ化するのは、ここまででしょうか。
原作だと、ここから先は完全に引き延ばしだもんな。
作画をキープするのに全振りして、3DCG以外は紙芝居に近かったです。
悪い意味で話題になったよな、その面では。
3Dの動き(モーション)は良いのですが、手描きとのギャップが逆の意味でシュールでした。
作中の独白もシュールなのだが、それとの相乗効果だった。
面白くなかったわけではなく、面白かったですよ。
魔王2099
【引用元――魔王2099(原作:紫大悟/クレタ、魔王2099製作委員会)より抜粋】
『はたらく魔王さま!』系かと思ったら、今時らしく配信業で儲けるでした。
しかも配信で稼ぐのがメインではなく、割と量産型なラノベバトルだった。
これならマキナさんのヒモやっている魔王の方が良かったのでは。
でも魔王のキャラ立ちは秀逸だったと思う。
悪役っぽさは皆無で、普通の王様って感じでしたが。
ファンタジア大賞なのも、そんなにヒットしなかったのも理解できる、悪い意味で優等生的な内容だった。
魔法使いになれなかった女の子の話
【引用元――魔法使いになれなかった女の子の話(原作:赤坂優月、「まほなれ」製作委員会)より抜粋】
絵柄とは裏腹に意外と『なのは』系でしたね。
魔法手帳で魔法アプリを起動して制御する現代魔法と、魔法ステッキで魔方陣を描き、地球パワーで魔法を顕現させる古代魔法の対比だった。
敵も魔神という序盤設定でしたし。実際は違いましたが。
OPでも主人公のクルミが、魔法ビーム撃ってたな。
ちょっと尺が余り気味でしたけどね。
戦闘シーンというか、退治シーンが肉弾戦やアクションが全くなしのアッサリ風味なのが残念だった。
クライマックスの魔法発動は、かなり拍子抜けのアッサリ風味だった反面、それで余らせた尺を使い、上手くエピローグとしてまとめました。
メカウデ
【引用元――メカウデ(原案・監督:オカモト、(C)TriF/「メカウデ」製作委員会)より抜粋】
視聴者の評判がいいので、12月下旬からの一気見でした。
内容だけで評すれば、100点満点な面白さと出来だった。全てにおいて文句の付け様がない。
キッズ向けっぽいKVと、ダサいタイトルが足を引っ張ったのかと。
傑作のレベルだったのに、悲惨なくらい話題にならなかったな。
プロモーションの大切さを再認させてくれた作品でしたね。
これだけ傑作でも、宣伝失敗すると空気で終わるという一例になった。
やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中
【引用元――やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中(原作:永瀬さらさ/藤未都也、「やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中」製作委員会)より抜粋】
女性向けレーベル原作なのに、男性視聴者から見ても凄く面白かったです。
展開とキャラが視聴者の性別関係なしに良かったな。
軍神幼女とロリコン竜帝のキャラだけと、この2人の組み合わせだけでも面白かったという。メリハリの効いた関係でした。
パワー系ヒロインであってもユミエラとは違い最強の一歩手前で、ロリコンがそれ以上の最強だから、バランスが良かった。
ファンタジア系か電撃文庫が原作と言われても驚きません。
悪役令嬢ではないが、原作レーベルが女性向け令嬢系ジャンルでは、今までで一番の作品だと思うぞ。
歴史に残る悪女になるぞ
【引用元――歴史に残る悪女になるぞ(原作:大木戸いずみ/早瀬ジュン、「歴史に残る悪女になるぞ」製作委員会)より抜粋】
女傑を悪女を勘違いしている、間違った悪女を目指す令嬢は面白かったです。
序盤の掴みは優秀だった。
でも、主人公が強くなる割にはバトル展開になるわけでもなく。
相手役のデューク王子が、めっちゃ凡庸だったな。
話が進むにつれて、凡庸な少女向けになってしまいました。そして何よりも展開と内容が雑なこと雑なこと。
聖女のお花畑っぷりは印象に残ったな。
でも石見声にデザインが地味で、なんか気品が不足しており聖女らしくなかったです。
国外追放エンドは珍しい終わり方だと思ったぞ。
スポンサーリンク
未視聴だが話題になった作品について
視聴を継続している『シンカリオンCW』も3クール目に入り、ついにフィナーレを迎えました。30話以上も付き合うと流石に感慨深いですね。
というか、最終的に運転士が9名になって、サブ運転士の存在が超薄味だったよな。
おっぱい絶壁のシオンさんの出番が少なかったのが残念です。
新作が少なく、続編ばかりのクールだったが、続編で最も評判が良かったのは『リゼロ3期』だったと思う。2期から評価を盛り返した。
『とんぼ』2期もファンには好評というか、プロデューサーは1期よりも2期からの方が内容的に好みだったりします。
『とんぼ』は公式戦が始まってから、原作よりもアニメの方がテンポ良くて楽しめる。原作はちょっとマニア向けに技術的な蘊蓄が多過ぎだ。
視聴者層がマニアックですが『ぷにる』は好評でした。
去年の『おにまい』枠に近かったと思う。
視聴を続けられなかった『リゼロ3期』『ダンまちV』は前の期に比較して、評価を盛り返したという印象です。『ダンまち』は万策尽きましたが。
『シャニマス』『スパスタ』については、ほぼ知らないのでノーコメントで。
キャラデザが苦手でまだ観ていない『MFゴースト』は、とんとん拍子で3期まで決まりましたね。
なんだかんだで、カーレース系としてはナンバーワンだよな。
なろう系といえば『鑑定スキル』も早くも3期決定の報が。
まあ、『ダンダダン』以外は「見ている人は見ている」って感じで、熱気ある広がりは無かったが、不作とは違うイメージかもな、総合的に。
1つ前の夏クールが、史上最低のクールと言われてしまっているので、それは上回っていると思いたいです。
でも、円盤の売上的には夏とどっこいどっこいになりそうだ。
円盤の売上など
○2024年 秋アニメ1巻売り上げ
- *9,707 ラブライブ!スーパースター!! 第3期
- *3,356 夏目友人帳 漆
- *1,532 ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン
- *1,408 ありふれた職業で世界最強 season 3
- **,*** 5
- **,*** 6
- **,*** 7
- **,*** 8
- **,*** 9
【数字出ず】
**,*** きのこいぬ
**,*** ひとりぼっちの異世界攻略
**,*** 合コンに行ったら女がいなかった話
**,*** ハイガクラ
**,*** 魔王2099
**,*** 歴史に残る悪女になるぞ
**,*** パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき
**,*** 8
データが出たら追記していきますよ。
【引用元――アクロトリップ(原作:佐和田米、集英社・「アクロトリップ」製作委員会)より抜粋】
この番組は以下のスポンサーでお送り致しました
――次回もお楽しみに!
※)引用したキャプチャ画像に関しては、著作権権利者様より異議申し立て・削除要請があれば、速やかに対処いたしますのでご承知置き願います。
また、権利者様および各関係者様への敬意を忘れず、不利益にならない用法を心掛ける事を明記します。