【アニメ1クール総評その2】視聴した作品をメインに振り返って感想・考察する【2023年の春アニメ】
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――オンエア、START!
前振りトーク
リスナーの皆さま、ナビゲーターの淡雪がアニメの感想を語りましょう。
第81回目の放送は2023年の春クールにおいて、未視聴の作品も含めて総合的に語っていきたいと思います。
※)ナビゲーター。14歳(中等部三年生)
お馴染み、アシスタントの締里だぞ。このクールはガンダムを楽しんだ。
前回の記事が「2023年の冬クールのアニメ総評」企画だから、他のYouTube動画との連動記事は次に持ち越しという事になる。
※)アシスタント。15歳(高等部一年生)
この期のアニメは、覇権候補3本が前評判通りに強く、そして視聴者やファンの期待に応えたクールだったと言えるでしょう。
ダークホース的な作品はなかった反面、非常にビックリするレベルのハズレもあった。
それ、オリジナルの2作品ですよね。
この期に放映されたアニメ
まずは下の動画を視聴して下さい。
視聴した作品の感想
五十音順に語っていくぞ。
異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する ~レベルアップは人生を変えた~
【引用元――異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する ~レベルアップは人生を変えた~(原作:美紅/桑島黎音、いせれべ製作委員会)より抜粋】
冷やかしというか、面白くなければ3話以内に切るつもりで観たんですが。
予想外に面白くて完走した。
なろう系を「良い意味で」極めたなろう系というか、なんかもう、そういった概念を突き抜け切っている作品ですね、これ。
第4話の暴走族レッドオーガには笑った。
ミルパンセの「動きは最小限」かつ「静止画を美麗に」という、高カロリーだか低カロリーなのか混乱する作画も凄いです。
究極のご都合主義およびツッコミどころ満載のシュールさが相まって、不思議な中毒性がある作品になっていた。
江戸前エルフ
【引用元――江戸前エルフ(原作:樋口彰彦、「江戸前エルフ」製作委員会)より抜粋】
原作未読でしたが、よいアニメでした。
全てにおいて丁寧な作品だった。
召喚されたエルフが舞台となっている神社のご神体で、オタクな引きこもり――巧いアイデアでしたね。
意外性はゼロだったが、安心して視聴できた。
【推しの子】
【引用元――【推しの子】(原作:赤坂アカ×横槍メンゴ、集英社・【推しの子】製作委員会)より抜粋】
OP曲『アイドル』がJ-POP過去最大級にバズりましたね。
原作の売り上げもアップ(700万部伸びて累計1200万部)で大成功だ。
これ原作は集英社ですが、アニメの権利はKADOKAWAなんですよ。
クォリティが半端なかった。
「これ賭け」枠が狙い通りにバズったのは、見事という他ないですよね。
予定調和だけど、すぐに2期製作決定の報せがあったぞ。
おとなりに銀河
【引用元――おとなりに銀河(原作:雨隠ギド、おとなりに銀河製作委員会)より抜粋】
原作を読んでいるので楽しめました。
全く話題にならなかったのは残念だが。
『江戸前エルフ』と同じで、尖ったりピーキーな部分がある作品ではないですから。
正直パンチに欠けているんだよな。
ちなみにドラマ版は見ていません。
しおりが全然イメージと違ってな。
神無き世界のカミサマ活動
【引用元――神無き世界のカミサマ活動(原作:朱白あおい、カミカツ製作委員会)より抜粋】
ドット絵とCGがシュールでした。
序盤は面白かった。
エロ教団から正直いって面白くありませんでした。
惰性で完走したけれど落第点だと思う。
機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2
【引用元――機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2(原作:矢立肇/富野由悠季、(C)創通/サンライズ/バンダイナムコフィルムワークス/MBS)より抜粋】
真の主人公機、ガンダム・キャリバーンが個人的に好みでしたね。
最終決戦はムリヤリにグエルを活躍させたよな。
謎自体は奇を衒った「なんじゃそら」的なオチではなく、素直に王道だったから良かったと思います。
ガンダム・シュバリゼッテの悲しい使われ方とか、まさかの出番なしのガンダム・ファラクトとか、MS戦に不満は残るな。
結局、キャリバーンが突入するシーンとグエルさんVSシャディクさんが最も盛り上がった戦闘シーンでしたね。
グエルがミオリネに逆恨みしたのに、肝心のミオリネがノータッチでフェルシーが仲裁するとか、ツッコミどころがなかったわけではないが、基本的にシナリオは良かった。
ママンがハンドガン一丁で侵入者に対して迎撃に出るとか、無茶な展開も個人的にはガンダムっぽくて好きでしたよ。
最後は強引なハッピーエンドに感じたし、消化不良気味な箇所も多々あったが、スレッタの物語としてちゃんと畳んでくれて良かったと思う。
THE MARGINAL SERVICE
【引用元――THE MARGINAL SERVICE(原作:ジャパン境界人対策室、THE MARGINAL SERVICE PROJECT)より抜粋】
土木作業員の格好する意味は、結局のところ何だったのでしょうか?
それからマージナルサービスのメンバーの平均年齢、かなり高いよな?
主人公のブライアンさんが推定で30歳くらいとして、他の面子は。
経歴的にアラフォーくらいでないと辻褄が合わない。おっさんズとヒロインまでおばさんという高齢化アニメだった。
そして、すっごい詰まらなかったですよ。
後述する『マジデス』と違って、視聴者がほとんどいなかったからな、これ。
糞アニメっていうか、声優の面子と演技以外は全てにおいて30点くらいでした。OPとEDだけは80点以上かも。
ネタにすらならないダメっぷりだった。
スキップとローファー
【引用元――スキップとローファー(原作:高松美咲、「スキップとローファー」製作委員会)より抜粋】
評価が高いのが納得の作品でした。
しかし個人的には合わなかった。
好みが合わす今ひとつ楽しめませんでしたが、面白いことは面白かったです。
BIRDIE WING -Golf Girls’ Story- Season2
【引用元――BIRDIE WING -Golf Girls’ Story- Season2(原作:BN Pictures、BIRDIE WING Golf Club)より抜粋】
最後に大失速しましたね、これ。
葵の出生の秘密と、日本女子オープンでの反撃までがピークだったな。
セイラさんと剛三さんが報いを受けるシーンがなかったのが、その後の展開のカタルシス半減の原因かと。
ネタキャラだった部長が、最後は癒しだった。
現役JKとアラフォーのおっさんの恋路だから、本当ならマズイんですけど。
イヴのプロライセンス3年停止とか要らない要素だったと思うぞ。
普通にイヴさんが3年連続賞金女王として君臨、復活した葵さんが挑戦者として対峙する、で良かったですよね。
どうせパロとネタありきの「すっ飛んだ」アニメなんだから、安室と部長の結婚式でドラコン勝負とかやれば受けたと思うぞ。
薫子さんが留年しているのが笑えました。
それ、ミスだと思うけどな。
マイホームヒーロー
【引用元――マイホームヒーロー(原作:山川直輝/朝基まさし、「マイホームヒーロー」製作委員会)より抜粋】
とにかく作画が残念でした。
娘の頭の悪さを除けば良作だったな。
なんであんなチンピラに引っかかったんでしょうね。
歌仙がスーパー母親だった。そして延人の父親の過去が切なかった。
原作は第三部が始まっており、アニメ化範囲は第一部となっております。
魔法少女マジカルデストロイヤーズ
【引用元――魔法少女マジカルデストロイヤーズ(原作:MAD ミルクポット markets、(C)Magical Destroyers Committee)より抜粋】
個人的には、ラストの終わり方、嫌いではありませんでした、が。
令和に入ってからの、ぶっちぎりでナンバーワンのクソアニメだよな。
視聴者からの評判が悪過ぎて(※ ソシャゲサービスは3ヵ月で終了)。
OPとEDは秀逸だった。
色々な意味で「盛大に滑っていた」と評価するしかないってのが、感想です。
意味不明というか、ワケワカランという視聴者も多かったしな。
オールタイム糞アニメランキングを作ったとしても、これと競えるクソアニメは『グラスリップ』くらいでは、というレベルの酷評の嵐でした。
勇者が死んだ!
【引用元――勇者が死んだ!(原作:スバルイチ、勇者が死んだ!製作委員会)より抜粋】
そこそこの出来、という評価にします。
B級マンガをB級アニメにしたって感じだな。
やや癖の強い作画はチープでしたが、作品の雰囲気に合っていました。
主人公が弱いので、カタルシスは今ひとつだった。
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未視聴だが話題になった作品について
『アイマスU149』はスタートダッシュで話題になりましたが、話数が進むにつれて沈静化していった様な。
ロリ好きには好評で、作画も素晴らしかったが、トータルだと『鬼滅』『水星』『推し』の覇権3強には届かなかった。
『青のオーケストラ』も原作ファンには評判が良かったと思います。
逆に『アリスギア』はクソアニメ的な話題だった。
まあ、クソアニメとしては『マジデス』が話題を独り占めって感じでしたが。
『カワイスギクライシス』も視聴組の評価は高かった。
『絆のアリル』は、なんと2期が決定ですよ。
分割2期なのは明白だが、正直いって止まれない企画なんだろうな。
『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』は未視聴なのですが、まだまだ鬼滅ブームは続いているという結果になったと思います。
『ゴールデンカムイ』も5期製作が発表された。
『この素晴らしい世界に爆焔を!』は『このすば』ファンの期待とは毛色が違った模様。
『地獄楽』も好評が継続している。放映が決定している2クール目も手堅いと思うぞ。
独占配信の割には話題になった『天国大魔境』
放映前に危惧されていた点は、ほぼ無かったと言っていい評価だったな。
『僕の心のヤバイやつ』も新規ファンをガッツリと掴み、そして2期決定です。既定路線っぽいタイミングですけどね
ジャンプアニメ期待だった『マッシュル-MASHLE-』は『ワンパンマン』と『ハリーポッター』の二番煎じという印象から脱却できなかったかな。後、あまりにもワンパターンという酷評もある。
『魔法使いの嫁 SEASON2』は「dアニメ」で配信されたら視聴する予定です。アマプラにアップされておりましたが、視聴履歴を残したいので。
連続2クールの『MIX』は視聴継続中だが、可もなく不可もないアニメ版だと思う。
予想外に大好評(失礼!)だった『女神のカフェテラス』は、2期が始まる前までに後追い視聴します。
個人的には嫌いな設定な『山田くんとLv999の恋をする』も好評な作品の1つだった。
円盤の売上など
○機動戦士ガンダム 水星の魔女 【全4巻】
水星1=9200
水星2=8400
水星3=7700
水星4=8000
○【推しの子】【全6巻】
巻数 初動 累計 発売日
BD(DVD) BD(DVD)
01巻 7,146(1,245) 9,452(1,584) 23.06.28 ※合計11,036枚
02巻 6,003(*,787) 6,685(*,921) 23.07.26 ※合計7,606枚
03巻 5,688(*,685) 6,013(*,***) 23.08.30 ※合計6,698枚
04巻 5,564(*,662) *,***(*,***) 23.09.27 ※合計6,226枚
1位:鬼滅の刃(全3巻)――平均約1.4万枚
2位:推しの子(全3巻)――平均約8300枚
3位:アイマスU149(全2巻)平均約4700枚
4位:僕ヤバ(全3巻)―――平均約3200枚
5位:山田くん(全3巻)――平均約1600枚
6位:まほ嫁2(全1巻)――平均約1500枚
7位:江戸エルフ(全2巻)―平均約1400枚
8位:カラーズ(全2巻)――平均約1200枚
9位:いせれべ(全1巻)――平均約1200枚
10位:このすば(全2巻)――平均約1000枚
11位:女神カフェ(全2巻)―平均約1000枚
12位:くまクマ(全2巻)――平均約0980枚
13位:スキロー(全2巻)――平均約0900枚
14位:いせスマ2(全2巻)―平均約0800枚
15位:ドクスト3(全1巻)―平均約0700枚
予想通り『鬼滅』「推し』『水星』がやはり抜けていますね。
2期が決まった『僕ヤバ』が良い数字を出している。
『山田くん』も予想外の健闘かと。
『江戸前』が1400というのは、嬉しい結果だ。
面白かったですけど、円盤は売れないタイプだと思っていましたからね。
『いせれべ』も大健闘といって良いだろう。
逆に数字出なかった組では『おとなりに銀河』が残念でした。
まあ、原作も完結してしまったしな。
【引用元――魔法少女マジカルデストロイヤーズ(原作:MAD ミルクポット markets、(C)Magical Destroyers Committee)より抜粋】
この番組は以下のスポンサーでお送り致しました
――次回もお楽しみに!
※)引用したキャプチャ画像に関しては、著作権権利者様より異議申し立て・削除要請があれば、速やかに対処いたしますのでご承知置き願います。
また、権利者様および各関係者様への敬意を忘れず、不利益にならない用法を心掛ける事を明記します。