【GIF動画で検証】名作女子ベースボールアニメ『大正野球娘。』の作画を振り返る【大正義野球娘】
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※)引用したキャプチャ画像に関しては、著作権権利者様より異議申し立て・削除要請があれば、速やかに対処いたしますのでご承知置き願います。
また、権利者様および各関係者様への敬意を忘れず、不利益にならない用法を心掛ける事を明記します。
――オンエア、START!
前振りトーク
リスナーの皆さま、ナビゲーターの淡雪も大正桜に野球の嵐です。
当ブログで人気記事となっているアニメ『球詠』のプレー集に続いて、今度は『大正野球娘。』のアニメ版についても特集しました。
※)ナビゲーター。14歳(中等部三年生)
お馴染み、アシスタントの締里だ。私はMLBよりNPB派だぞ。
当ブログに訪問した皆に喜んでもらえて、なおかつ資産性および資料性の高い記事――となると、こういった特集が有用ではないかと思った次第だ。
※)アシスタント。15歳(高等部一年生)
何気に7月に入って初の更新です。
今回は記事作成の流れとして、全話視聴⇒必要な場面のキャプチャ⇒必要な箇所のGIF化⇒記事に着手、という手順が要るので、どうしても時間が掛かってしまった。
しかし短時間で作成して後に埋もれてしまう記事を量産よりは、10日に1度の更新でも、末永く楽しんでいただける記事を作成したい所存であります。
たくさん記事を更新した方が「ブログやっている気分」は味わえるが、長期的に見ると無駄な作業以下なのが昨今のSEOなのでな。
でも『メジャーセカンド』の睦子さん特集みたいに、管理人の趣味丸出しの記事も続けていきますけどね。
あれこそSEO的には無駄の極みだよな。
前置きはここまでにして、本題に移りましょうか、締里さん。
大正野球娘。とは
大正野球娘。トクマ・ノベルズedge(徳間書店)から刊行されている神楽坂淳(イラストは小池定路)作のライトノベルおよびそれを原作としたメディアミックス関連の総称。漫画、ドラマCD、テレビアニメ、コンピュータゲームと展開された。女性の社会進出が一般的でなかった大正末期に野球を始め、さまざまに努力を重ねる少女たちの学園生活が描かれる。またアニメ版は原作からの改変が目立つ。ポジションも小梅と晶子以外は一致していないメンバーが多い。打順も変わっている。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
原作本のリンクは、トクマ・ノベルズedge版ではなく小学館文庫 J版を貼らせてもらう。
アニメ版、コミック版、そして小説(原作)版と異なっておりますので、当記事にて興味を持たれた方は、是非とも全バージョンを制覇してみて下さい。
作品だけではなく、櫻花會ナインの皆さんも個別に紹介です。
ちなみにアニメ版だけではなく、原作でのポジションと打順も記載しているぞ。
櫻花會のメンバー
6番(捕手):鈴川小梅
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
主人公の小梅さんです。
アニメ版だと打順は6番だが、原作だと1番から2番となっている。普通に中心打者だ。
茂野大吾さんや山田太郎さんと同じくキャッチャーの主役、素敵ですね。
アニメ版だと打力は低い。
7番(投手):小笠原晶子
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
第2の主人公ともいえる晶子さんはピッチャーを担当です。
エースというか、そもそもアニメ版だと全ポジションが完全固定だった。原作だと巴が投げる時はライトにも入る。
打順はアニメ版だと7番。原作ですと5番から4番に昇格しています。エースで4番ですか。打力に関してはアニメと原作で大きく異なるようですね。
1番(中堅):菊坂胡蝶
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
1年の胡蝶はチーム1の俊足だ。打順は1番で切り込み隊長――リードオフガールだな。
守備位置も俊足が活かせるセンターです。
ところが原作だと守備位置はファーストだったりする。足がもったいないな。
打順も原作ですと6番から3番に昇格して、なんとクリナップなんですよ。
2番(二塁手):宗谷雪
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
雪は二遊間コンビのセカンドを担当だ。
打順は2番。『球詠』の菫さんと同じです。基本スペックが高いのでしょう。
原作だと打順は8番から5番だな。小技型からパワータイプになっている。守備もセカンドもこなすが正位置はライトだ。
3番(遊撃手):石垣環
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
『球詠』のタマちゃん――珠姫さんと同じ「タマちゃん」ですね、環さんは。
二遊間コンビでショート。つまり内野の中心選手で打順も3番を任されている。
でも、原作だとセンターで打順は6番から7番と下位打線です。
4番(三塁手):月映巴
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
双子の月映姉妹の姉の方だ。
アニメだとサードのみでしたが、原作ではピッチャーもこなします。2番手およびリリーフ担当でしょう。
打順はアニメは4番で、原作だと4番から1番へ変更されている。
原作とアニメで解釈(改変、アニオリ)の差が最も少ないキャラでしょうね、巴さんは。
5番(一塁手):月映静
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
双子の月映姉妹の妹の方だ。
顔と声が明白に違うので、二卵性双生児でしょうね。
アニメ版だと守備はファースト。打順は5番だ。原作では3番バッターから9番バッターへと降格している。
8番(左翼):桜見鏡子
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
1年の鏡子さんはレフトを担当です。
打順も8番だ。原作でも打順は9番から8番だから打力は低い。
しかし原作ですと守備位置はセカンド、ショートと花形だったりします。
漫画版だとチーム1の長身で、非凡というか天才設定みたいだな。
9番(右翼):川島乃枝
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
チームの参謀役でもある乃枝さんはライトで9番というお決まりパターンです。
原作だとレフトで2番から6番という、その頭脳も含めて中心選手になっている。
監督&マネージャー
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
監督のアンナ先生と、実質マネージャー(スコアラー)役の尾張記子さんですね。
記子はアニメオリジナルキャラだ。
胡蝶さんが加入するまでセンターを守っていました。
各キャラの相関関係は以下になる。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
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野球シーンを振り返る
では、細かいストーリは他所に置いておくとして、肝心の野球シーンだ。
よい場面を抜粋していきますよ。是非ともお楽しみ下さいな。
投球練習
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
初のバッテリーはこうだった。
よく見るとボールが届いていません。
で、アンナが手本を示すと――
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
顔面直撃でした。
ここから小梅のキャッチングは――
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
晶子さんの強化も欠かせません。
まずは制球力を付けないとな。
アバウトなコントロールでゴリ押しできるスピードと球威はありませんし。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
そして変化球の習得にも着手です。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
この頃からサイドスローとしてのフォームが固まり始める。
今まで素人感丸出しの手投げ――俗に言う女の子投げでしたから。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
立派なフォームになりました。
我流でここまで上達したのだから割と大したものだと思う。
続いて打撃にいきますよ。
バッティング関連
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
バッティングの練習シーンはそんなに多くないですね。
2009年のアニメだから、今ほどモーションキャプチャー全盛ではない。実のところ投げるよりも打つ方が手描きだと難しいというのもある。
格闘技のパンチとキックも同じで、モーションキャプチャー全盛前はかなりフォームは不格好でしたから。当時のアニメーターには膝のバネと腰の回転を利したパンチを表現できる手段はなかったのです。
現実のスポーツのフォームもYouTube等の映像フォーマット普及で、全般的に進歩している。高校生投手でも一流プロのフォームを研究して、普通に140キロ以上の球速を出せる時代だ。むろん身体という土台がある選手に限られるが。
内野練習
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
キャッチボールの作画、いいですね。
素人の手投げでOKという条件が上手くマッチしているな。最初から経験者だった『球詠』はその辺が誤魔化せなかった。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
ノックですが、お雪さんの動きが素晴らしいです。
最小限の動きしか映さないカットで作画カロリーを節約している。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
環の表現もグッドだ。
ちょっとサードの巴さんが遠過ぎ(後ろ過ぎ)な気もします。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
話数が進んで、ちょっと作画カロリー的に厳しかった模様です。
全体的に作画たヘタっているな。
おもしろシーン
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
硬球でノーヘルだから、実は洒落になっていないんだけどな。
時代は大正末期ですから。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
巴のバッティングセンスは天才的だ。ミート力があり、しかも確実性を犠牲にすればホームランバッターだ。
コメディシーンとして、闇夜に出没する「辻斬り」ならぬ、「辻打ち」と「辻投げ」をどうぞ。
マウンドとプレートがないからピッチャーが不利だよな、この勝負方法って。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
変化球をマスターするまで、晶子さんは打たれまくりでしたね。
さあ、いよいよ試合シーンだ。
作中での時系列順にいきますよ。
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朝香中練習試合
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
晶子さんの許嫁、岩崎さんの投球練習です。
ぶっちゃけ、このアニメ版だと「晶子と岩崎の痴話喧嘩」に終始してしまうんだよな、ストーリーの根幹としては。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
1回表、三者連続三振です。
そりゃそうだ、としかコメントできないよな、彼女たちのスイングを見ると。
14歳の女の子を捻じ伏せてのドヤ顔、岩崎さん、素敵です。
まあ、令和の時代にこれやったら、SNSで拡散されて炎上するだろうな。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
ストライクが入っただけでドヤ顔の晶子さん。
まさに似た者夫婦――岩崎とお似合いの許嫁だよな。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
なんと、ツーアウトまで取りました。
しかし次の3番、許嫁でピッチャーの岩崎から状況が――
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
コールド負けしてしまいます。滅多打ち&エラー連発でした。
あとワンナウトが取れずに、2回の表にいけなかった。無念だ。
そして、ここから小梅さん達は小学生を相手に練習試合を重ねていきます。
坂下小1戦目
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
坂下小のエース、太郎くんを打てません。三者凡退です。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
点は取れないし、守備はボロボロ。
試合前は自信満々に小学生を見下していたんですけどね、皆さん。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
小学生相手に、惨敗とは。
プライドはズタズタです。まあ、実力不相応なプライドなど邪魔ですけれど。
早い段階で身の程を知れてラッキーだったと解釈もできる。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
気を取り直して、リベンジですよ。
課題は克服すれば良いのだからな。
坂下小2戦目
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
前回よりも守備が上手くなっています。
声を出して、お見合いもなくなった。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
攻撃面でも打線が機能し始めました。
胡蝶の足が大きいな。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
中盤から追い上げられました。
晶子が捕まってしまう。
でも、他にピッチャーいませんし。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
逆転で負けてしまいました。
10点とった打線はともかくとして、ちょっと晶子の独り相撲が気になったな。
坂下小3戦目
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
3戦目からは、晶子さんではなく小梅さんがリードする事に。
小梅が上手く配球していく。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
スローボールを試して緩急まで。
キャッチャー小梅の覚醒だな。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
試合は惜敗に終わりました。
もう少しで勝てそうだ。
坂下小4戦目
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
初勝利が目の前だ。
投手戦になっています。
満塁のピンチだが、果たして。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
身に付けたナックルを試しましたが、小梅さんはナックルを捕れません。
パスボールから逆転サヨナラ負けを喫する。
乃枝さんは「ナックルを諦めて、別の変化球を覚えよう」と提言しました。
坂下小5戦目
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
ついに初勝利ですよ、締里さん。
長かったな。
もう、すっかり小学生たちとマブダチになっている。性別と世代を超えた友情はこうも美しいものなのか。
試合描画はダイジェストでしたが。
坂下小6戦目
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
ついに小学生をボコれるまでの強さを手に入れました。小学生を一方的にボッコボコです!
なんか悪意を感じる言い方だな。
それからこの試合の最後、新変化球であるシンカーを試して成功しました。
曲がり方が悪いので、バッターの手前から僅かに変化する。
現在でしたらカッター(カットボール)かツーシームの方が良いかもしれませんね。
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朝香中公式試合
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
投球練習でコントロールの良さを主審にアピールです。
かつての練習試合とは完全に別人の姿を披露している。
この日、この時の為に努力を重ねてきました。いよいよ本番――運命のプレーボールですよ。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
サクッとツーアウトです。
シンカーで打ち取っている。
迎える3番は因縁の許嫁さんです。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
見逃し三振に仕留めました。
ゾーンに掠めたか?
ボール気味でしたが主審はストライクに取ってくれましたね。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
乃枝さんの作戦――「主審にコントロールをアピールして、臭いコースを取って貰おう」が成功しました。
小梅の台詞から察するに、ぶっちゃけ実際はボールなんだろうな、あのコース。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
1番、2番、3番とヒットで出塁してからの巴の3点タイムリーが出た。
中学生の女子に実力で連打を浴びる男子のエースピッチャーって。
巴をチート気味に設定したのと、大正時代の野球技術という両面から、どうにか許される許容範囲内といったところか。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
朝香中ナインの皆さん、晶子さんのシンカーに凡打の山です。
そういえば岩崎、変化球を放っている描画がないんだよな。この時代だと学生野球の投手はストレートのみが普通なのだろうか?
大正時代ですからねぇ。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
今までは低めにコントロール出来ていたので、ベース手前で沈んでもバッターにはバレませんでしたが、ついにシンカーが高めに浮いてしまいました。
シンカーを投げていたのがバレた。
しかもストレートとシンカーを投げる時の癖まで見抜かれてしまいました。
当然、朝香中ナインはこの時代では珍しいと思われる変化球ではなく、遅い真っすぐに狙いを絞ってくる。
4番の方、シンカーを「魔球」と呼んでいましたからね。Wikipediaにも「変化球全般を表現する単語」となっています。この時代だと本場のアメリカでも、カーブ、ドロップ、シュートくらいしか認知度がないのかもしれません。
大正時代から昭和初期には直球やカーブ、ドロップ以外にもナックルボールを始めとする他の球種が知られるようになったが、それらの直球を除く球種を総称する言葉はまだなく、「魔球」という言葉がその総称として使われるようになる。また、英語では直球を除く球種を総称する単語がなく、"breaking ball", "changeup"などと個々の球種を指すか、"a ball with a change of speed"などと漠然と表現される。
しかし投球方法を解説する本では、大正時代より球種をそのまま片仮名表記する手法が主流となり、徐々に「魔球」という言葉は使われなくなる。さらに1930年代中頃には「変化する球」という表現が使われ出し、やがて1950年代中頃には「変化球」という言葉が定着し、「魔球」という言葉は比喩表現でしか使われなくなった。
引用:Wikipedia
スプリットが開発されたのが1980年代だ。スライダー系はもっと前の昭和プロ野球の頃から普及している。フォークボールも。
ジャイロが2000年代で、カッターやツーシームといったムービング系が直球の亜種として広まったのも、2000年代から2010年代くらいでしょうか?
とにかく、大正末期の学生野球としてはシンカーは非常に珍しいボールという事だ。
ちなみに左投手がシンカーを投げると逆回転となりスクリューボールと呼ばれます。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
晶子さん、打たれ始めました。
更に満塁のピンチから――
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
一発を浴び逆転されてしまった。
続く6回7回も2点ずつ失います。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
9対3か。
普通にセーフティリードですね。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
お雪さんのファインプレーで、どうにか7回表がスリーアウトに。
雪は負傷してしまったが棄権せずにプレー続行だ。現代なら審判に試合を止められるだろうな。
お雪さんの闘志に皆の結束が固まります。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
そんな櫻花會の様子に、朝香中ナインの面々も刺激される。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
彼女たちに応える為にも、全国大会決勝のつもりで戦う覚悟です!
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
1回の表と同じくノーアウト満塁になりました。あの、正直いって岩崎さんって。
全国レベルのピッチャーがこれって、流石にちょっと悲しくなってくるよな。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
満塁ホームランをお返しして、2点差まで一気に詰め寄ります。
これで巴は7打点か。
男女差というか経験差を埋める帳尻合わせの為に、アニメスタッフは彼女だけチートキャラにしております。
得点は全て1番~4番の猛攻で、5番以降はアウト提供要員の案山子という。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
岩崎さん、初心者の女の子を三者連続三振にとってドヤ顔です。
7回で7失点だから、そんなドヤ顔できる投球内容じゃないんだけどな。
現代野球なら満塁ホームランを打たれた時点でノックアウトですよね。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
見抜かれていた癖を修正して、晶子さんが立ち直りました。
全球、低めにシンカーを放っていれば9失点はなかったかも、という事を突っ込んではいけないぞ。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
最後はナックルも披露しました。
小梅、キャッチできたな。
仮に次の対戦があるとしたら、シンカーとナックルを駆使すれば、もう大量失点する事はないでしょう。
最後の9回裏、ツーアウト一塁で小梅の打席だ。
ちなみに巴さんが出塁しています。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
ついに主人公のバットが火を噴いた。
岩崎さんって実はヘボ投手なのでは?
そういう疑念は抱くなよ。
さあ、宿命の許嫁対決です!
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
9対8、惜しかったですね。
良い試合だったな。
ええ。晶子さんと岩崎さんも仲直りできましたし、意義のある試合でした。
ぶっちゃけ、単なる痴話喧嘩から始まって、その過程で皆が野球を楽しめたのだから、これ以上なくめでたしめでたし、大団円だ。
どっちが勝とうが、許嫁のお二人がこじれたままだと全てが台無しでしたしね。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
というわけで、不朽の名作女子野球アニメ『大正野球娘。』をまとめてみました。
試合内容として大味なのは否定できないというのが本音だな。
あだち充先生の野球テイストに近いでしょうか。
試合描画としては、作画レベルを除けば、やはり『球詠』の方が上回っているという印象だ。
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貴様、そういう事を言うなよ。
おほほほ。ではまた次回の更新にて。
【引用元――大正野球娘。(原作:神楽坂淳/小池定路、東邦星華桜花会/TBS)より抜粋】
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――次回もお楽しみに!
※)引用したキャプチャ画像に関しては、著作権権利者様より異議申し立て・削除要請があれば、速やかに対処いたしますのでご承知置き願います。
また、権利者様および各関係者様への敬意を忘れず、不利益にならない用法を心掛ける事を明記します。