アニメを斬る!

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魔導世界の不適合者 ~魔術学科の劣等生~ 第4部(第37話)

第四章  真の始まり 6 ―決勝トーナメント―

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         6

 詠月が労いの言葉を掛ける。
「ご苦労さん。頑張ったじゃないの、デビュー直後のルーキーにしては」
「言い訳はしません。全力を尽くしましたが、及びませんでした。色々とお世話になっているのに、ご期待に添えなくて、本当に申し訳ありません」
 恐縮する雪羅。
 包帯で左顔面が塞がれている臣人が、そんな雪羅(妹)を庇う。
「今回の結果はオレの力不足だ。自分が強いなどとは思っていなかったが、統護という男と戦って、自分の弱さを知った」
 詠月は朗らかに笑い声をあげた。
「あはははははは!! やっぱり自分達を過大評価していたってワケね。期待に添えなかったですって? 期待以上の大健闘だったわよ。今回の対抗戦に私が貴方達をねじ込んで、Dブロック決勝で堂桜統護と当たるように運営側に働きかけたのは、実戦経験を積ませるのと同時に、自分たちの実力――真価を思い知らせる為だもの」
「真価……」
 雪羅は肩を落とし、項垂れる。本当にその通りだった。
 詠月が雪羅の肩に手を置いた。
「大健闘のご褒美として、病院でゆっくりとしなさい。それにね、貴方達にとっての対抗戦は結果がどうあれ、私は予選ブロックで引き上げさせる予定だった」
「え?」と、雪羅は顔を上げ、詠月を見る。
 詠月は意味ありげに薄く笑む。
「堂桜ナンバー3だの《怪物》とか持ち上げられている私だけれど、対抗戦のスポンサー側には全くといっていい程、干渉できなかったのよ。特に《スカーレット・シスターズ》の正体も不明のまま。この意味がわかる? 分からなくてもひよっこ高校生の大会の為に、闘技場と競技場まで臨時で建設しちゃうって不自然さ。それに二つも要らないわよね? もう二回りほど大きな会場一つで事足りた筈。まあ、胡散臭いを通り越しているわ」
「なにか思惑が――?」
「資金を循環させて仕事を作り出す、じゃないでしょうね。結果には必ず原因と理由が存在する、なんてのは小学生でも知っている。日程で三日間になっているから、二日目までは安全に進行するのは確実だった。逆にいえば……」

 明日、何かが起こる。

 胸騒ぎが雪羅を襲った。詠月でさえ正体を探れなかったのならば、あの《スカーレット・シスターズ》は、堂桜ナンバー3以上の影響力で隠されているという事に他ならない。
 救急車の後部にストレッチャーごと臣人が収容された。
 詠月は雪羅に「付き添いで乗りなさい」と、促す。
「あの、大丈夫なのですか? 詠月さんは」
「心配しなくもいいわ。それに何があっても私は大丈夫よ。この堂桜詠月と私の【基本形態】――《ダークムーン・サキュバス》は、誰が相手でも敗けやしないのだから――」
 ゾクリ。雪羅の肌が粟立つ。
 恐かった。その凄みが。
 自信に溢れた詠月の顔から目を逸らし、雪羅は救急車に乗り込んだ。

 

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 伊武川冬子は病室で呆然となっていた。
 室内の灯りは落ちており、窓からの月光も届いていない。
 廊下からの照明の光が差し込んできた。
 ノックなしで、ドアが開いたのだ。
 その扉のロックを解除できる人物は一人だけだったので、冬子は誰何しない。
「調子はどう? 冬子」
「大丈夫……。平気、平気だから」
 声は胡乱だ。
 椅子に腰掛けている冬子の足下には、数多の注射器が転がっていた。

 頭の中がグチャグチャ――……

 情報の荒波に翻弄されながら、冬子は思い出す。姉である夏子に逢いたい。
 けれども手遅れだ。
 姉に逢えなくなってしまった対価を、冬子は確認する。

「――上手くいけば、この臨床が成功すれば、私の研究結果にしてくれるんでしょう?」

 神家啓子はニヤリと笑み、冬子の顔を覗き込む。
「そう約束したでしょう。クィーン細胞の実験データはもちろんの事、私が書いた論文も貴女の単独著書にしてあげるわ。アメリアのスーパーサイエンス誌にも話を通してあげるから」
「ねえ。クィーン細胞があれば、私、元の世界に帰れる?」
 今や科学界の『世界三大不正』として、悪い意味で歴史に名を刻んでしまっている。
「決まっているわ。ねつ造やコピペとバッシングしていたマスコミや世間は掌を返す。ニホンなんて狭い話じゃなくて、世界が、歴史が貴女を褒め称えるのよ。誰もが貴女の真価に気が付き、貴女を賞賛するに違いない。前よりもお姫様扱いになるわ」
 この夜が明ければ貴女の悪夢も夜明けになる、と啓子に耳元で告げられる。
 もうじき日付が変わる。冬子の人生も。いや、人生というよりも……
 冬子は小さく頷いた。

 

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 大歓声が闘技場を包んでいる。
 空は快晴だ。
 今大会の出資者と招待客しかいないVIP用アリーナ席。
 敗退しているが、決勝トーナメント観戦の為に昨夜も宿泊した他校の生徒達。彼等用に設置されている試合用グラウンドを囲っている、パイプ椅子の観客席。
 共に満員である。
 女子生徒アナウンサーが張り切って声をあげた。
『みなさん、四方の巨大スクリーンをご覧下さい! 予選ブロック終了後に実施したアンケートの結果から、これより行われる準決勝の組み合わせを決定させて頂きました!』
 発表された対戦カードに、場内が盛り上がる。

 準決勝第一試合――、累丘みみ架&美濃輪里央 対 堂桜統護&朱芽・ローランド。

 準決勝第二試合――、堂桜淡雪&比良栄優季 対 《スカーレット・シスターズ》。

 そして準決勝からは『ノールール』戦だ。
 単純に相手チームを打倒した方が勝者となる。
 試合ステージも下が砂場の平地で、リングサイドを円形に囲っている金網以外、何もない。
 純粋に戦闘能力をぶつけ合うのみという趣旨だ。
『なお、試合に先駆けまして報告します。堂桜統護選手に課せられている制限を、他の三チームの要望により撤廃します。つまり、ここから先の統護選手は何でもありですっ!!』
 統護からルールによる縛りが無くなった。
 この発表に、場内から拍手が起こる。不満の声は皆無といっていいだろう。
 みみ架と里央が花道を通り、入場してくる。
 しかし金網の中に踏み入ったのは、みみ架のみ。里央は入らない。
『美濃輪里央選手は、安全面を考慮いたしまして、試合開始同時に戦意喪失によるTKO――テクニカル・ノックアウトによる棄権負け扱いとさせていただく点をご了承下さい』
 次いで、統護と朱芽も花道に姿を見せた。
 声援が飛び交う中、二人も金網ステージへとリング・インした。
 両チームが対峙する。
 近接戦闘、世界最強【ソーサラー】と目されている累丘、いや黒鳳凰みみ架。
 彼女の姓、黒鳳凰が『国宝の奥』の言代である事は、ニホンの武道・武術に精通している者の常識といっていい。
 対して。
 まさにダークホース的な実力者だったバトルマニア、朱芽・ローランド。
 かつて名声を欲しいがままに魔術の天才と賞賛され、一転して魔術の劣等生に転落し、その後、《デヴァイスクラッシャー》として新たな評価を得ている、堂桜統護。
 緊迫の二対一。
 この試合のオッズは二対一に関わらず、みみ架は1.02倍となっている。
 アナウンサーがマイクに叫ぶ。
『――それでは、試合開始!』

 

 

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