第一章 魔法の王国 5 ―統護VSラグナス―
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5
互いの視線がぶつかり合う。
張り詰めた空気。
対峙して初めて感じ取れる相手の強さ。
統護は小刻みにステップを刻み、両肩のモーションと目線でフェイントを入れた。
ラグナスの反応を確かめながら――先制のリードジャブを放つ。
フォゥ。統護のジャブで空気が嘶く。
挨拶代わりの一撃を、ラグナスはヘッドスリップで軽々と躱した。左頬の横を通過した統護の左拳を、しっかりと視認している。綺麗で無駄のない完璧な防御技術だ。
(いい反応と動きだな)
統護は定石通りに、左ジャブからの右ストレート、すなわちワンツーへと繋げる。
ラグナスはどうくるか。
右が当たるのならば、その程度の防御でしかない。楽にKOできる。それは論外として――
さらにヘッドスリップで避けるか。
ダッキングしながら、踏み込んでくるか。
パーリングかブロッキングするか。
スウェーバックで避けるか。
あるいは……
ラグナスは滑らかなバックステップで、統護の射程内に位置取りした。
(迅いな。良い動きだ)
ニィ、とラグナスの頬が釣り上がる。
つまらない、と彼女の表情が統護を挑発していた。
ジャゥゥ!! 四指と親指を蛇の頭部に擬えたラグナスは、左腕をしなやかに一閃させる。
中国拳法――蛇拳だ。
統護よりも頭ひとつ分、背が高いラグナスであるが、リーチ差はさらに大きかった。
ハンドスピードとキレも申し分ない。
ぐん、と手前で伸びてきた貫手を、統護はダッキングで潜り避けると、ステップインする。
一気に距離を潰して、ダッキングからの起き上がり際に、ロングの左フックを狙った。
当たらない。
ラグナスはまたしても、バックステップで回避した。
ただし、真っ直ぐ下がったのではない。微妙に角度を調節して、統護の踏み込み――追い足を牽制できる完璧な位置取りだ。近接戦でリーチ差を最大限に活かせる距離をキープした。
左フックから返しの右ストレートは、統護が得意とするコンビネーションだが、このポジションニングをされては打てない。無理に打っても、打ち終わりをカウンターされるだけだ。
完璧な空間把握である。
追撃を諦めた統護は、頭部を小気味よく振っている。頭の位置を絶えず動かす。
対して、蛇型の両貫手を構えたラグナスは――
貫手をフェイントに、《ゴルゴーン・スネーク》の蛇頭を一斉に差し向けた。
狙いは、統護の頭部である。
シャァァアァアアアアッァアアァァッ!!
蛇の威嚇が連なる。獰猛に襲いかかってくる蛇の群に対し、統護は一歩も退かなかった。
下がってしまえば、ラグナスにペースを握られてしまう。あくまで前に出るのだ。
統護はボディワークとヘッドスリップで、蛇の牙を躱しまくる。
確かに数は多い。そしてランダムに噛み付きを狙ってくる。しかし、的を絞らせさえしなければ、同時に噛み付きに来られるのは、せいぜい射角が異なる三匹といったところだ。
距離が近い故に、二度三度と角度に変化を付けられる変則的な軌道を取られる事もない。
それにラグナスの意識容量では、打撃技と蛇の制御を同時には実行できない様だ。
「流石の防御技術ね。この至近距離でよくそこまで躱せるわ」
賛辞と同時に、ラグナスは蛇を統護の右腿へと向けた。
頭部へ攻撃を集中させて、相手の目を慣らさせてからの、下へのコンビネーションである。
だが、統護は読んでいた。
右拳で蛇の頭部を打つ。統護の魔力によって、蛇頭に激しいノイズが走り、ノイズが《ゴルゴーン・スネーク》本体へと伝播していった。
一瞬だが、ラグナスが怯んだ。
チャンスだ。攻守交代である。この為に後ろに下がるのを我慢していた。
統護は右ストレートの照準をラグナスの額――専用【DVIS】に合わせる。
ヴァシィィィ。右拳が空気を裂く音が鳴る。
しかし炸裂音は鳴らなかった。ラグナスは今度もバックステップで対応してみせた。
依然として統護の距離にならない。ラグナスの間合いである。動きに無駄がない。
(やはり強いぜ、ラグナスは)
強さの指標と才能の有無は、攻撃技術ではなく防御技術に現れる。
攻撃技術は才能が乏しくとも習得できる。しかし防御技術は才能がないと身につかない。
相手の強さを判断するのに、まず防御を見るのはこの為だ。
いくら攻撃力があっても、ザルディフェンスの相手など簡単に倒せる。弱いからだ。
そしてラグナスは防御技術のみならず、距離感と空間認識が抜群である。
最低限のバックステップだけで体勢を変えずに統護のパンチを外せるので、攻撃への切り返しに、ロスが全くない。
バックステップからの反撃――《ゴルゴーン・スネーク》の蛇群が襲ってくる。
先程とはリズムとパターンが違っていた。
ダメだ。躱し切れない。
「私の勝ちね、《デヴァイスクラッシャー》ッ!!」
蛇の牙が次々と統護の身体に穿たれた。
そして《ストーン・バインド》が発動して、統護の身体がみるみる石化していく――
バリィン! 甲高い音と共に、統護の石化が解除された。
粉々に砕けた石の欠片が宙に舞う。
石化の魔術特性が破られた光景に、ラグナスの顔が引き攣った。
魔術的な強度と密度に対する統護の魔術抵抗(レジスト)ではない。
統護は魔術的にレジストしたのではなく、単純に体内で魔力を循環させただけである。
そして統護は、ラグナスの石化魔術のカラクリを理解した。
対象物をダイレクトに石化させるのではなく、石の膜でコーティングしていたのだ。
ラグナスの使用エレメントは【地】だ。《ゴルゴーン・スネーク》の一部を形成している付け毛に、特殊な塗料を染み込ませていた。蛇の牙によって、相手の肌の表面組織や衣服の繊維に塗料を定着させる。そして【地】のエレメントで、その塗料を石化させるのだ。
つまり《ゴルゴーン・スネーク》という【基本形態】の実相は、蛇の群を操る攻撃が肝ではない。相手に染み込ませた塗料を【地】のエレメントによって石化させる――《ストーン・バインド》の基点として、最適状態で石化を発現させる為に必要な魔術プログラムの各パラメータ調整機能なのである。
「まさか、石化が効かないなんて――ッ!!」
ラグナスが右貫手を打ってくるが、統護は紙一重のヘッドスリップで避ける。
引き手に合わせて、統護は踏み込んでの左ジャブを返した。
それすらラグナスはバックステップで避けてみせる――が、次の一手が遅れた。
届かなかった左ジャブを引かずに、統護は左手の五指を広げる。
バックステップで射程距離を外されるのならば、相手の見切りの良さを逆手にとる。
眼前で掌を広げられたラグナスは、完全に視界を塞がれてしまった。
統護はラグナスの専用【DVIS】に意識を集中。今までの攻防によって、感覚的な空間把握は済んでいる。
ロックオンした空間座標に、統護は魔力球を転送してラグナスの頭部を覆った。
広げた五指を握り込む。その動作にイメージが同調し、魔力球が急激に圧縮されていく。
ラグナスの専用【DVIS】に、統護の魔力が殺到した。
打撃から直接的に高密度の魔力を撃ち込むのではなく、転送した魔力球の圧縮力によってラグナスの魔力コーティングによる【DVIS】防御を突破するこの方法は、《遠隔型Dクラッシャー》と呼ばれている。
本来は拳が届かない遠距離戦用だが、統護は打撃戦の距離で、この遠隔型を使用した。
きゅゥオうッ。一瞬だが統護の魔力圧で空間が軋む。
しかし――ラグナスはヘッドスリップで遠隔型さえも躱してみせる。
驚異的な反応と防御技術だ。今度は統護が驚きに目を見開く番だった。
ギラリ、と双眸を光らせたラグナスは、一歩踏み込んで、右手を低く突き出す。
遠隔型クラッシャーの為に、統護の動きは止まってしまい、そして反応と対応が遅れた。
バックステップするが、間に合わない。
統護の脇腹に、灼熱の固まりが侵入してくる。
ずぶり。生々しい音を伴って、ラグナスが握っているコンバットナイフの刃が、統護の左脇腹に潜り込んでいた。痛いのを通り越して、刃は熱かった。
隠し持っていたナイフの刺突に成功したラグナスは、統護に笑いかける。
「これ格闘技の試合とかじゃないから。実はね、驚いたふりしたけど、最初から《ストーン・バインド》が通じないのは予想してたわ。アンタが堂桜の御曹司じゃなければ、ナイフじゃなくて銃弾だったわよ?」
ラグナスの笑顔に、統護も笑顔を返す。
「だったらお前の選択ミスだぜ、ラグナス」
ナイフを握る手応えの奇妙さに、ラグナスの笑顔が崩れた。
刃は充分に統護の腹に刺さらずに、内臓まで到達していない。それどころか、筋肉に刃が咥え込まれてしまっており、ナイフを引き抜く事さえできないのだ。
気功か、とラグナスは理解した。
自身に対して作用・効果させる内気功と呼ばれる生命エネルギーと施術法だ。
一般には気功治療として知られている健康法であるが、『氣』を『勁』に変換して制御可能な者は、健康法を超えた特異現象を己の肉体に作用させられる。
統護は内気功を内勁として発揮させて、脇腹の筋肉を硬化させたのだ。
ラグナスがナイフを手放す。
「硬気功まで体得って、どこまで引き出し隠しているのよ、アンタッ」
「ぅぉぉおおおおおおッ!!」
脇腹のナイフに構わず、統護は上半身を竜巻のように旋回させる。左膝のバネから腰、肩へと捻転動作が綺麗に繋がって、やや下側からの左フックが腰の高さでスウィングする。
得意のリバーブローだ。
ズドォ! 重々しい打撃音の発生源は、ラグナスのレバー(肝臓)ではなく、咄嗟に上げられたラグナスの右膝の外だった。しかも膝の内側に右肘も添えてガードを補強している。
巧い。そして――強い。統護は素直に感嘆した。
これだけの技巧を誇りながら、ラグナスは強さ比べや実力比べではなく、純粋に勝利という結果のみを求めた貪欲な戦い方をしてくるのだ。
彼女の邪道な戦法は、正攻法での圧倒的な実力があってこそともいえる。
ふと、マスターACTして【エレメントマスター】化する前のユピテルとの戦いが、統護の脳裏にフラッシュバックする。あの時のユピテルよりもラグナスは強い、と直感した。
(けれど今の俺は、あの時の俺とは違う)
数々の戦いと訓練で成長している。強さへの認識も変わった。
統護の左ボディブローを辛うじてブロックしたラグナスは、左足一本で後方へ飛んだ。
しかし背中に壁が当たる。
これでもうバックステップは使えない。
統護は距離を詰めに行く。
誘導されていた事に気がついたラグナスは【ワード】を叫ぶ。
「――《ショットガン・ファング》!」
頭髪とウィッグで形成されている蛇の群が、アフロヘアの様に爆発的に展開した。
蛇頭は全て統護へと向けられている。さらに全てが口腔を開けていた。
追い足を効かせてラグナスへと迫る統護。
弧を描いている蛇の牙が真っ直ぐな針と化し――全弾が統護に発射される。
ズドドドドドドドッ!
統護は両腕を眼前で真っ直ぐに揃えて、全ての牙針を受け止めた。
激痛が走るが、殺傷能力は低い。直接的に倒しにくる魔術攻撃でないのは明白だ。
「ッ!!」
勘に従い、統護はダッキングした。
ギリギリのタイミングで、統護の頭上をラグナスの左ハイキックが掠める。
牽制の《ショットガン・ファング》で、統護の追い足を鈍らせたラグナスは、背中に壁を背負っていた位置から脱出して、統護の右サイドに移動していた。
一撃KOを期した左ハイキックをミスしたが、ラグナスは油断なく統護との間合いを計る。
「残念だったわね、統護。これで仕切り直しよ」
「いや、残念だったのはハイキックを決められなかったお前の方だよ」
とん。ラグナスの左脇に、統護の右拳が添えられていた。
フットワークで追い詰めたのではない。向かって右側へとラグナスをサイドステップさせた統護の作戦である。統護はオーソドックスの足並びから、サウスポースタイルの足並びへと切り替えて、自分の右側にいるラグナスと右半身を最短距離にしたのだ。
壁への誘導で終わりでなく、ここまでが統護のシナリオだった。
ストロークを伴った打撃技ではラグナスを捕らえられない。ならば選択肢は一つである。
両踵を浮かせた左半身のフットワークから、べた足で右半身のガニ股になった。
大きく重心を落とした拳法の構え。
硬気功を体現した内気功とは反対の、外気功と定義される『外へ作用させる』気功がある。
すなわち『氣』を『勁』に変換して外部へと放つ秘技中の秘技――発勁だ。
「こっ、ぉぉぉっっ、ッ!!」
統護は特殊な呼吸法により、体内の氣を巡らせて、高密度の勁に練り上げていく。
勁は一種の震動波である。
氣を励起力とした、骨格群から直接的・内蔵的に発生させるエネルギー波なのだ。疑似的なトラスとして骨格を利用して、体内で生じた波紋を伸縮・圧縮波と化す制御技術だ。
便宜上パンチの体勢を取っているに過ぎず、実質は作用面に触れて、エネルギー波を対象の内部へと浸透させればいい。
そして、震脚と呼ばれる踏み込みを伴って、ゼロ距離での順突きから撃ち込まれる発勁は、寸勁――ワン・インチ・パンチという個別の業に類されるほど有名である。
「し、しまった……ッ!!」
拳がラグナスに触れている統護の右腕は、肘が伸びきっていない状態だ。
後ろへ逃げても、すでに添えられている拳からは逃げられない、とラグナスは判断した。
統護の右足が震脚として地面に踏み降ろされる。
ほぼ同タイミングで、ラグナスの左膝が跳ね上がった。
中腰になって低い位置にある統護の頭部を強襲する――渾身の左膝蹴りである。
寸勁の為に、ガードルーズで、かつ正中線を固定している統護には、回避行動はとれない。
互いに後戻りの出来ない、防御を棄てて全てを賭けた一瞬。
この一撃で勝敗が決する。
直撃だった。無防備な統護の右頬に、ラグナスの左膝が突き刺さった。
グゥシャァァッン!!
悲鳴じみた轟音が鳴り響き、統護の頭蓋が歪む。頬の皮と肉が大きく波打っている。
統護の口腔から血が飛び散った。
敗者の意識がブラックアウトしていく。
見つめ合う両者の視線が重なり、交錯して、そして離れた。
(本当に、強い)
統護の目は意志の光を灯したままだ。
対して、ラグナスの目は焦点を失い、ゆっくりと意志の光が消えていく。
右頬の痛みと揺れる視界に、統護は実感する。
(強さは本物だ)
頬肉の波打ちが収まりつつある中、統護は畏敬を込めてラグナスの瞳を見つめ続けた。
(確かにお前は強いぜ、ラグナス。けれども……)
――俺よりは、強 く な い!!
どさり。発勁の衝撃で失神したラグナスが、横薙ぎに倒れ堕ちて、沈んだ。
統護の頬を穿った左膝には、モーションの途中でラグナスが半失神した為、フォロースルーまで蹴り抜くだけの威力と勢いが残っていなかった。ゆえに統護は立っている。
決着がついた。完全KOである。
術者がKOを食らった事により《ゴルゴーン・スネーク》が消えて、頭髪からフルウィッグが取れた。魔術が停止したのだ。
「終わった……か」
沈黙したままピクリともしないラグナスを見下ろし、統護は戦闘態勢を解く。
紙一重だった。発勁の浸透が間に合わなければ、沈んでいたのは統護の方であっただろう。
締里が統護の左肩に、軽く右手を置いた。
「苦戦したな。相手の実力を差し引いても、調子が悪いでしょう?」
「ああ。正直いってコンディションは良くない」
統護は素直に認めた。〈神化〉の反動からくる疲労感が抜け切っていないのだ。
「疲労が抜けて体調が戻るまで『強者の戦い方』は控えろ。今の統護だと、相手の実力を出させた上で勝つのはリスクが高過ぎる。今だって、最後、負けていてもおかしくなかった」
「苦戦は純粋にラグナスが強かったからだ。いい経験になったよ」
この魔術戦闘もルシアの特殊ドローンに撮影・記録されているだろう。今回の極秘ミッション後に、ドローンはルシアに回収されて、彼女の手によって画像の改竄なしでネットに流される事になるが、統護の勝利の中で最も誇らしい勝ち星だ。
「試合じゃないんだ。実戦での敗北は死か終わりを意味する。可能な限り相手に実力を出させずに、そしてリスクを回避して安全な状況で一方的に攻撃――という『弱者の戦い方』を貫くラグナスの方が現実的よ」
「悪いな、締里。お前の言う事は正しいけど、俺には無理だ」
強くなりたいから。今よりも未来の自分は強くなっていたいと願うからだ。
だから安全な場所から一方的に攻撃するという『弱者の戦い方』ではダメなのである。
それでは勝っても強くなれない。統護にとって価値のある勝利ではないのだ。
締里は深々とため息をついた。
「そうだったな。統護は強くなりたいんだもの。止めても無駄か」
気持ちを切り替えた締里は、統護にラグナスを抱えるように指示した。
ラグナスを背負うと、統護は質問する。
「めぼしい物はあったか?」
「拳銃とナイフくらいね。期待していた現金も僅か。暗号通貨とカード払いが徹底している国はこれだから困る。スマートフォンも全て魔術ロックが掛けられているので、使えない」
「それでも一応は持っていくんだろ?」
「いいえ。GPSによる逆探知のリスクとロック解除ができる可能性を天秤にかけると、持ってはいかない。ラグナスを人質にできたのだから尚更よ」
もう用は無い、と締里はリビングを出て、颯爽と走り出す。理想的なフォームである。
慌てて統護も走り、先をいく締里に追いついた。
入館時の警戒と検査は厳しいが、退出時は手荷物チェックくらいが多い――というのが一般的なセキュリティ・システムである。無駄なマンパワーと費用を消費しない為であるが、このセーフハウスもご多分に漏れていなかった。
玄関から出たところで、締里は独り言のように苦言を突き刺してきた。
「ところで統護。私は一分で決着をつけろと云ったけど、三秒オーバーしてたぞ」
締里の横顔はポーカーフェイスのままである。
手厳しい指摘に、統護は肩を竦めた。
注記)なお、このページ内に記載されているテキストや画像を、複製および無断転載する事を禁止させて頂きます。紹介記事やレビュー等における引用のみ許可です。
本作品は、暴力・虐め・性犯罪・殺人・不正行為・不義不貞・未成年の喫煙と飲酒といった反社会的行為、および非人道的、非倫理思想を推奨するものではありません。また、本作品に登場する人物・団体などは現実とは無関係のフィクションです。