アニメを斬る!

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魔導世界の不適合者 ~魔術学科の劣等生~ 第3部(第09話)

第一章  ストリート・ステージ 8 ―統護VS深那実①―

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         8

 ケタケタケタ。深那実の《ラヴリー・パパラッチャー》が下品に嗤う。
 統護は顔をしかめる。
「なんつー悪趣味な【基本形態】なんだよ」
 彼が口にした【基本形態】という単語は、戦闘系魔術師ソーサラーが様々な魔術を顕現させる際、その起点となり、同時にオペレーションシステム的な役割を果たす魔術を指す。
 形態は様々であり、深那実やユピテルの様に『イメージ化した幻像の魔力塊』、すなわち魔術幻像を独立させるだけではなく、魔術事象を直接その身に纏う者。逆に【基本形態】を隠す者、さらに魔術特性として表面上に顕れない者、そして希に【結界】を【基本形態】とする者さえいる。
 それ以外にも、世間一般が抱く魔術師のイメージとしてポピュラーともいえる【使い魔】や【ゴーレム】を使役するタイプもだ。
 深那実は得意げに笑った。
「あら、可愛いじゃない。私の《ラヴリー・パパラッチャー》、素敵でしょう?」
「そうだな。お化け屋敷で目にしたら子供が泣き出しそうなくらい、ラヴリーなデザインだ」
 言い終わると同時に、統護は駆け出し、間合いを詰めた。
 くけけ! 嗤いながら《ラヴリー・パパラッチャー》が統護の前に出て、術者を守る。

「――《リフレクション・ラヴ》」

 己の前に出した《ラヴリー・パパラッチャー》へ、深那実は【ワード】を唱えた。
 カシャ!
 カメラからのフラッシュと同時に、シャッター音が鳴り、統護の眼前に透明な円盤状の反発力場――すなわち反射レンズが顕れる。
 防御壁として顕現した魔術製のレンズに、統護は右拳を繰り出す。牽制やフェイントなしのダイレクト・ライト――右ストレートだ。
「ぉぉおおおッ!」
 雄叫びと共に、着弾した右拳へ――魔力を注ぎ込む。

 きゅゴンっ!! 反射レンズの防御レンズが砕け散る。

 攻撃魔術としての拳撃(パンチ)ではなかった。純粋に魔力の作用で破壊したのだ。
 結果としては痛み分けなのか、統護の身体もレンズの反射機能によって弾き返された。
 統護は着地して、体勢を立て直す。
 再び距離を開けられた。やはり、そう簡単には接近戦を許してくれないか。
 それにステップの速度が鈍い。業司郎とのジャンケンのダメージが影響している。
 魔術を破壊された深那実が感嘆した。
「へえ? それが噂に名高い《デヴァイスクラッシャー》ってやつね」
 専用【DVIS】であるデジカメを挑発的に見せつける。
 壊せるものならば、壊してみろ――と。
「普通ならば多重のセーフティが施されている【DVIS】は絶対に壊れない。機能的に故障するケースはあっても、爆発するなんて、この魔術が根幹技術となっている社会にあって安全面からもあってはならない」

 しかし――堂桜統護の魔力は【DVIS】を破壊してしまう。

 元の世界とは違い、この【イグニアス】世界では、全ての人間が魔力を秘めている。だが、異世界人である統護は魔力の質が異なるのか、あるいは他に原因があるのか、統護が【DVIS】に魔力を作用させると、【DVIS】が壊れてしまうのだ。
 つまり、統護はこの魔導世界において唯一、魔術を使えない人間である。
 そして魔術を使えない原因である【DVIS】の破壊現象を、周囲の者達は軽蔑と嘲笑を込めて揶揄していた。彼自身とその現象を――《デヴァイスクラッシャー》と異名して。
「……まあ【DVIS】破壊の特化現象というよりも、私の《リフレクション・ラヴ》をぶっ壊してくれた点からしても、もっと根本的な魔力異常ってところでしょうね」
 強敵との戦果が魔術師界に広まっている今では、畏怖の代名詞としても機能している。
 劣等生としての統護の悪評をフォローしようという、堂桜一族上層部の思惑によって、統護の魔術戦闘における数々のデータが、ルシアによって拡散されているのだ。とはいえ、統護の秘密を守るカタチへと巧妙に改竄された映像で、であるが。
「分かっているじゃねえか!」
 統護は不意打ち気味に魔力を放射した。
 振るった右手から扇状に広がっていく魔力の波が、深那実の【DVIS】に照射される。
 ほんの一瞬だけ、《ラヴリー・パパラッチャー》にノイズが走る。
 しかし深那実は自身の魔力(抗魔術性)で【DVIS】をコーティングして、統護の魔力による機能不全から瞬時にリカバリーしてみせた。
 流石に遠方からの魔力照射では【基本形態】そのものへのダメージは与えられない。
 魔術幻像としての《ラヴリー・パパラッチャー》が誇る存在係数は桁外れだ。
「その戦法も知っている。母校の屋上で君が【ブラック・メンズ】達を相手に使ったやり方。だから前面の防御レンズを破壊されるのも、実は織り込み済みよ。実際にこの目で、君のチカラを確かめたかったから、かるぅ~~く試しただけ。現代の情報網と情報技術を舐めないでね。君の戦闘データは魔術師界では丸裸だよ」
 統護は深那実の台詞の中の、ある単語を聞き逃さなかった。
「母校……か。アンタやっぱり【セントイビリアル学園】の卒業生か」
「気が付いた?」
「顔が似ているし、そして琴宮って名字。アンタは……琴宮美弥子先生の親類?」
「大正解。姉貴――美弥子姉も喜ぶんじゃないかなぁ」
 道理で自分について色々と知っているワケだ、と統護は納得する。
 しかし実妹が相手とはいえ、美弥子は職務情報を安易に漏らすような性格ではない。つまり巧妙な手口で情報を引き出したのか、もしくは情報を盗んだのだ。
「エリート中のエリートである【セントイビリアル学園】の魔導教師の妹が、危険なネタ追いかける怪しげなフリージャーナリストで、こんな裏路地で高校生相手に魔術戦闘かよ」
「実家からは勘当されているし、こっちもあんな堅苦しい家なんて見限っているし。それに私は姉貴みたいないい子ちゃんな優等生なんてまっぴらゴメンで、自由に生きていくのよ」
「俺も今じゃ有名な劣等生だけど、その口振りじゃアンタも成績酷かったんだろうな」
「学校の筆記テストはね。でもね――私は戦闘系魔術師ソーサラーとしては、姉貴みたいな弱っちい雑魚なんかと一緒にしない方が、君の身体とプライドの為よ《デヴァイスクラッシャー》」
 キラリ、と彼女の伊達メガネのレンズが光る。
 深那実は美弥子を雑魚と云った。
 以前、統護は学校の【魔術模擬戦】で美弥子と対戦していた。美弥子は【地】属性の魔術の使い手で、彼女の【基本形態】――《グランド・フォートレス》には苦戦を強いられた。
 彼女の魔術は、施術者を守護する土の要塞にして砲台であった。
 締里との連携を策として、辛うじて術者である美弥子を気絶させて勝利を得たが、あの時の美弥子は、まだまだ底を見せてはいなかった。つまり本気とは言い難かったのだ。
 その美弥子よりも更に強いのか。
(ハッタリ……って雰囲気じゃないな)
 彼女から溢れ出る自信は、間違いなく――本物。
 纏っている雰囲気も強者独特のそれだ。
 統護は相手の隙を窺う。しかし安易に飛び込んでも先程の二の舞だ。遠距離からの魔力転送で【DVIS】を潰す新型クラッシャーを狙いたいが、彼女が手に持っているデジカメ型【DVIS】が標的となると、魔力圧縮を察知されてしまえば、簡単に的を外されてしまう。
 統護の《デヴァイスクラッシャー》がいかに強力とはいえ、直接的に【基本形態】を破壊して【魔導機術】の強制停止に追い込むのは至難である。
 よって理想は、拳による高圧縮した魔力撃での、深那実の【DVIS】の破壊。
 そして魔術を封じてからの、可能な限り与えるダメージを減らしての近接格闘戦で制圧しての無力化である。
 先手を取りたいと思っても、その前に深那実の魔術特性と攻撃手段を把握して、カウンターか回避かの選択肢を得なければ、話にならない。
 深那実が凄みのある表情になる。
「姉貴といい、乱条業司朗といい、『土系』魔術なんて粗野で下品で大雑把で、なによりも戦い方としては、可愛さと知性が足りていない。戦闘っていうのは愛嬌が大事よ」
 ならば、悪趣味としか思えないカメラのお化けは、【地】属性の具現化ではないようだ。
 確かに『土・岩・地面』を想起させる要素は皆無の魔術幻像である。
 となれば、果たしてこのカメラ型の魔像が秘める特性とは――!?
「……って事は、アンタは美弥子先生とは違って、使用エレメントは【地】じゃないのか」
「ええ。姉妹だからといっても同属性・同特性じゃないわ。それじゃあ、取材料の代わりに味わせてあげましょうか。世にも珍しくて稀少な、私のエレメントをね!」
 ここからが本番よ、と不敵に宣言する深那実。
 同時に、《ラヴリー・パパラッチャー》が腹を抱える仕草で、ゲラゲラと高嗤いした。

 

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 魔術特性――
 それは戦闘系魔術師ソーサラーが己の基礎魔術理論に組み込む、この【イグニアス】世界を満たすエレメントによって方向性が決定づけられる。
 スタンダードでは『地・水・火・風』といった四大エレメント。
 それ以外では、特殊エレメントと呼ばれる――『光と闇=両儀』や、特化エレメントと定義される――【光】から派生する【雷】、【水】から派生する『雪』に、【闇】から派生する【影】等、それ以外にも【重力】や【ベクトル】といった数多のエレメントが存在しており、その全てを厳密に定義しきれていない。
 基礎エレメントとも呼ばれる四大エレメントは発展性と汎用性に優れ、対して、特殊エレメントは、オリジナルティと特異性に優れている――と一般的に認識されている。
 理論上は、術者の魔力総量と意識容量、それに伴う外部演算領域さえ追いつければ、あらゆるエレメントを同一魔術内に組み込み、操る事は可能だ。
 だが現実には、極一部の例外や【AMP】と呼ばれる魔導機器で補助しなければ、一人の魔術師が一種類の魔術に組み込めるエレメントは、一つと断言していい。
 施術者のスペックだけの問題ではなく、学問として己の魔術理論を研究・発展させる時間と労力を考えると、一人の魔術師がエキスパート的に扱えるエレメントは一つとなる。
 統護は深那実のエレメントを予想する。
 世にも珍しく稀少――と言ったからには、やはり特殊エレメントを使用した魔術のはず。
『けけけけけっ! ンじゃあ、ここから待望のヌード撮影の始まり始まりィ!』
 深那実の【基本形態】である《ラヴリー・パパラッチャー》が、舌なめずりした。

 

 

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