【アニメ1クール総評その5】視聴した作品をメインに振り返って感想・考察する【2024年の冬アニメ】
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――オンエア、START!
前振りトーク
リスナーの皆さま、ナビゲーターの淡雪がアニメの感想を語りましょう。
第111回目の放送は2024年の冬クールにおいて、未視聴の作品も含めて総合的に語っていきたいと思います。
※)ナビゲーター。14歳(中等部三年生)
お馴染み、アシスタントの締里だぞ。個人的には豊作クールだった。
原作付きより個人的に楽しめるオリジナルアニメが多く、特に『ぽんのみち』と『バーンブレイバーン』の2作がツボに嵌ってくれた。
※)アシスタント。15歳(高等部一年生)
世間では「やや外れ」クールな総評っぽいです。
それと海外評価と日本国内でも評価は一致していない。
2024年は元旦から色々と大事件が起こり、アニメの話題云々が消し飛んでしまったというのもありますね。
『バーンブレイバーン』が第1話から話題を呼んだと思ったら、1月26日公開の『劇場版ガンダムSEED』が全てを掻っ攫っていったのもある。
本当、終わってみれば冬クール前半の話題はガンダムSEED一色でしたね。
しかもクール後半である3月下旬は「一平ショック」が凄い。まさかギャンブル依存症で、経歴も嘘まみれだったとは。
今シーズンの大谷さん、なんとか1年間のサスペンデッドは免れそうですが、練習環境と生活環境の激変でそんなに打てなさそうです。
この期に放映されたアニメ
まずは下の動画を視聴して下さい。
視聴した作品の感想
五十音順に語っていくぞ。
悪役令嬢レベル99 ~私は裏ボスですが魔王ではありません~
【引用元――悪役令嬢レベル99 ~私は裏ボスですが魔王ではありません~(原作:七夕さとり/Tea、「悪役令嬢レベル99」製作委員会)より抜粋】
期待せずに視聴を始めたら、予想外に嵌りました。
第1話のアニオリ展開は上手かったな。
大枠は王道的な悪役令嬢モノであっても、最初から清々しい「俺Tueeee!」系なので、男性でも普通に楽しめると思いますよ。
主人公のキャラにファイルーズあいの演技がマッチしてた。
構成も王道で、全てにおいて75点以上でしたね。
俺だけレベルアップな件
【引用元――俺だけレベルアップな件(原作:Chugong/布施龍太(日本語版)、Solo Leveling Animation Partners)より抜粋】
海外の人気が凄かった。
それに反して、序盤は国内評価は低かったです。
最初の3話がモタモタしていたな。
主人公が覚醒してからは爽快感ありましたね。
顔がまるで別人になったのは笑った。
戦闘シーンの作画が凄かったし、個人的には楽しめました。
結婚指輪物語
【引用元――結婚指輪物語(原作:めいびい、「結婚指輪物語」製作委員会)より抜粋】
ヒロイン以外、全てが60点ギリギリという作品かと。
目新しさが皆無だったな、これ。
メインヒロインの体形がエロかったですね。
主人公が良いヤツだったのも視聴完走できた理由だ。
現代と異世界を往復する展開には驚きました。しかも最後となる5人目の姫が現代に非難していたとは。
原作未読だったからな。
2期が決定もなにも普通に分割2クールでしょうし、この引きで2期をやってくれないと視聴者としても困ります。
というわけで、2期を待つぞ。
佐々木とピーちゃん
【引用元――佐々木とピーちゃん(原作:ぶんころり/カントク、佐々木とピーちゃん製作委員会)より抜粋】
色々とごった煮な作品だった。
これを視聴した後だと『いせれべ』は非常にまとまっていたと感じるかと。
メインヒロイン不在というのも変わり種だな。
主人公、39歳という中年のおっさんな上に「風俗店で性病もらった過去」で、あまり女性にそういった感情を抱かなくなっている設定らしいですし。
それから中盤から作画が最悪レベルだった。
これも分割2クールだと放映終了後に判明です。
ヒロインが多過ぎるので、出番が分散されているのが視聴していて辛いな。
尺の都合で、原作をかなり端折っている感じですしね。
スナックバス江
【引用元――スナックバス江(原作:フォビドゥン澁川、「スナックバス江」常連一同)より抜粋】
原作未読だが、原作との違いで少々物議を呼んでいた。
こんなものかなって、個人的には思いましたが。
正直いって切る程ではなかったけれど、凄く面白かったかと問われると。
即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。
【引用元――即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。(原作:藤孝剛志/成瀬ちさと、即死チート製作委員会)より抜粋】
原作は全14巻で完結済みだったりします。
主人公の最強設定が突き抜けている以外は、割と王道のなろう系だと思った。
クソアニメ認定している視聴者もいましたが、意外とストーリーの質も高かったと思います。主人公が異世界転移して強くなるのではなく、元から最強だった設定も含めて。
『ありふれ』よりも長期的なプロットは練られていたよな。
それから、やはりヒロインは激可愛いでしたね。
私はCV金田朋子のキャラが好きだったぞ。
アニラジが本編より面白かったです。
後半はかなり駆け足展開だったが、これ2期というよりも完結までアニメ化するのでは?
公式YouTubeチャンネルが作品単体ですからね。アニラジのアーカイブもずっと視聴可能なままだと嬉しいですね。
ダンジョン飯
【引用元――ダンジョン飯(原作:九井諒子、「ダンジョン飯」製作委員会)より抜粋】
原作は完結しているが、この作品、後半になるとシリアスになっていく。
個人的には作品タイトルに倣って、モンスターグルメのパートに徹して欲しかった作風です。
シリアス要素、要らないよな、これ。
1クール放映かと思ったら連続2クール以上でした。
原作のラストまで一気にアニメ化しそうだな。
道産子ギャルはなまらめんこい
【引用元――道産子ギャルはなまらめんこい(原作:伊科田海、道産子ギャルはなまらめんこい製作委員会)より抜粋】
ローカルネタ漫画が原作ですが、及第点だったかと。
でも主人公の魅力が皆無なんだよな、これ。
ヒロイン達が良かったので、余計に主人公の魅力のなさが目立ちました。
話のネタ的にハーレム展開は仕方がないと思う。
そして相変わらずざーさんの演技はレベル高いです。
姫様“拷問”の時間です
【引用元――姫様“拷問”の時間です(原作:春原ロビンソン/ひらけい、国王軍第三騎士団)より抜粋】
一発ネタというか、ほぼ出オチだが面白いぞ。
原作もよくこのネタで続いていると感心です。
色々と飽きさせない工夫はしているが、それでもややワンパターンなのは避けようがない。
正直いって第1話以降はショートアニメ向きかも。
なお、意外な事に2期放映が発表されたというか、これ分割2クールだったという。原作ストック豊富とはいえ、まさかなぁ。
ぶっちぎり?!
【引用元――ぶっちぎり?!(原作:内海紘子・岸本卓・MAPPA・東宝、「ぶっちぎり?!」製作委員会)より抜粋】
普通にクソアニメ以下の駄作だったかと。
これ『陰実』みたいに、主人公が最強だったら面白かったかもな。
主人公の嫌悪感と不快感が凄かったです。
弱いけれど正義感ある常識的な言動か、言動はアレだが喧嘩だけは最強、キャラの特徴としてどちらかにすべきだった。
ぽんのみち
【引用元――ぽんのみち(原作:IIS-P、ぽんのみち製作委員会)より抜粋】
このクールで最も楽しめました。
『五等分の花嫁』テイストが強いキャラデザだったけれど、個人的にはアリという意見だ。
パロネタはともかくとして、基本的には奇を衒わずに、オーソドックスな美少女動物園&日常ベースで、ノンストレスです。
こういうのでいいんだよ、こういうので。
頭を空っぽにして視聴できるお気に入り作品でしたね。
オリジナルなのに2期に繋がるラストだし、作品の宣伝にスポンサーが力を入れている感じなので、今後の展開についての続報を待ちたいぞ。
魔法少女にあこがれて
【引用元――魔法少女にあこがれて(原作:小野中彰大、魔法少女にあこがれて製作委員会)より抜粋】
期待していなかったのにアニメ化で化けましたね。
魔法少女サイドの色違いでしかないデザインと全体的なネーミングに問題はあると思ったが、そこは原作準拠でいくべきだろうしな。
アイデアというよりも、主人公うてなさんのキャラが勝因かと。
前クールの『SHY』も、こっち路線の方が受けていたと思うぞ。
このクールで文句なしの覇権かと。
メタリックルージュ
【引用元――メタリックルージュ(BONES・出渕裕/Project Rouge)より抜粋】
美少女キャラが「仮面ライダーごっこ」してました。
『ぽんのみち』と同じで、個人的には高評価だ。
とはいっても、世間的な評価をみると「期待外れ」という意見が大勢かと。ストーリーがなんとなく入り込めないんですよね。
グラフィックとアクションは凄いと思うが。
『リコリコ』級になるのには、色々と足りない作品です。
勇気爆発バーンブレイバーン
【引用元――勇気爆発バーンブレイバーン(Cygames/「勇気爆発バーンブレイバーン」製作委員会)より抜粋】
まさにダークホースかつ彗星でした。
そもそも第1話で視聴者を欺いて驚かせる事に傾倒していた作品だしな。
こういった作品というか、異色のスーパーロボを思い付くだけでも凄いかと。
ブレイバーンの気色悪さだけでも発想の勝利だった。
イロモノ要素と王道のバランスも良かったです。
――と思っていたら、第10話の展開で評価がうなぎ登りと期待させて、第11話の滅茶苦茶な悪ノリと悪ふざけな話で、勢いが垂直落下したな、これ。
第11話で王道ロボアニメとロボアニメファンを冒涜するかのように、悪趣味なギャグと雑な話を見せてくれて、一気に視聴者がドン引きしました。で、残ってたのは腐女子と関係者の内輪のみという。超大惨事でした。
傑作評価から「出オチで王道展開を茶化しただけ」なクソアニメに墜落って、ちょっと記憶にないパターンだった。
それでも最終回は持ち直して、とりあえず大団円まで持って行ったのは評価できるかと。支離滅裂な11話以外は面白かったです。
後味は良かったし、ぶっちゃけ第11話の超大惨事がなければ神作品だった。ラスト2話を真面目に作っていればSNSバズ狙いのネタ作ではなく、王道ロボファンに受け入れられていたというか、グリッドマンとダイナゼノン級になれたのにな。
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未視聴だが話題になった作品について
海外と国内共に高評価だったのは2期目となる『僕ヤバ』でしょう。
『休日のわるものさん』も視聴者には高評価だった。
なろう系だと『最強タンク』も良かったみたいです。個人的には全く観たいとは思えない系統でしたけれど。
時間の都合で視聴が途中で止まっているけれど『スレイブ』も及第点だな。分割2クールだと放映終了後に発表だ。
『レベル99』を視聴しているので未視聴ですが、『ループ7回目』も良さげですね。海外ランキングだとループの方が順位上だったりします。
ちなみに覇権候補だと予想していた『異修羅』は視聴ギブアップだ。2期が決定しているけれど、原作ファン以外の関心0なんだよな、これ。
2期以降の続編アニメでは、そんなに悪い評判はありません。
ファン待望だった『よう実』3期も問題なかったな。
それから周回遅れですけれど、『陰実』を1期~2期、そして『かげじつ』も一気見して学習しました。大ヒットも納得な面白さでしたね。
今年の『プリキュア』は噂されていた『魔法つかいプリキュア』の2シーズン目ではなく、『わんだふるぷりきゅあ!』だぞ。
円盤の売上など
■2024冬アニメ 売上
**│1巻. │2巻. ┃累平.┃ 巻数.|
*1│9526│9181┃9,354┃全3巻│魔法少女にあこがれて
*2│4587│++++┃4,587┃全2巻│天官賜福 貮
*3│2960│2805┃2,883┃全3巻│僕の心のヤバイやつ 第2期(シリーズ4~6巻)
*4│2766│++++┃2,766┃全4巻│ダンジョン飯
*5│1850│1183┃1,517┃全4巻│マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編
*6│1147│++++┃1,147┃全3巻│魔都精兵のスレイブ
*7│*878│++++┃*,878┃全4巻│ゆびさきと恋々
*8│*717│++++┃*,717┃全2巻│ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する
*9│*267│++++┃*,267┃全3巻│道産子ギャルはなまらめんこい
10│*165│++++┃*,165┃全2巻│青の祓魔師 島根啓明結社篇
【ランク外】
『百千さん家のあやかし王子』
『月刊モー想科学』
『HIGH CARD season 2』
『悪役令嬢レベル99』、
『外科医エリーゼ』
『愚かな天使は悪魔と踊る』
『佐々木とピーちゃん』
『烈火澆愁』、
『俺だけレベルアップな件』
『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』
『戦国妖狐 世直し姉弟編』、
『ぶっちぎり?!』
『ぽんのみち』
『月が導く異世界道中 第二幕』
『SHAMAN KING FLOWERS』、
『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました 2nd』、
『治癒魔法の間違った使い方』
『スナックバス江』
『異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。』
『まほあこ』1万に届きそうというか、クール覇権を超えて年間覇権候補に。
マッシュル2期と道産子は数字が出たな。
後は、まだ発売していない作品がどの様な数字になるかですね。
【引用元――ぽんのみち(原作:IIS-P、ぽんのみち製作委員会)より抜粋】
この番組は以下のスポンサーでお送り致しました
――次回もお楽しみに!
※)引用したキャプチャ画像に関しては、著作権権利者様より異議申し立て・削除要請があれば、速やかに対処いたしますのでご承知置き願います。
また、権利者様および各関係者様への敬意を忘れず、不利益にならない用法を心掛ける事を明記します。