第四章 宴の真相、神葬の剣 15 ―みみ架VS琉架②―
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15
オルタナティヴは刮目する。
みみ架と琉架。この二人――鳳凰流の一挙手一投足を見逃してはならぬと。
今までとは異なり、ここからは短期決戦になるはずだ。
(勉強になる。参考になるわ)
やはり様相は違っている。《裏・雷迅》が決まる前の攻防とは違い、琉架は手数で圧そうとはしなかった。同じ手数で、丁寧に丁寧に対応していく。
間合いはクロスレンジ主体で、時にミドルレンジまで広がる。
大業はない。
小技と駆け引きを駆使した、高度な崩し合いであった。
目まぐるしくも、美しい。完全な一進一退――だが、防御はともかく、攻撃面では片腕と両腕だ。その差がジワリジワリと、みみ架を浸食していた。琉架が押し始めていた。
琉架が仕掛ける。みみ架の右サイドを狙う、飛び込み際の左フックだ。
くるん。みみ架は右手の旋回で捌く。拳を使えない分、防御に専念できるという考え方もできる。みみ架の右サイドは鉄壁だ。
(巧い。絶妙だわ)
ッシィぃ! オルタナティヴが感嘆した刹那、みみ架の左フックが綺麗に炸裂した。
右捌きからの左フックという動きは型として完成されている。
完璧なクリーンヒットだが、琉架は平然としたものである。ダメージは皆無だ。
(化頸したのね)
読んでいたか、とオルタナティヴは理解した。鳳凰流の型にある動きならば、姉妹は互いに先読みできる。ならばキーとなるのは、いかに相手が知らない動きをするか。そして虚を突けるかという点だ。
機会は生じた。
琉架に左を化頸された事によって、みみ架に僅かだが隙が生じる。
「さあ、いくよ! お姉ちゃん!!」
誘ったのは琉架だ。琉架はみみ架の懐に踏み込んだ。やや強引な間合いの潰し方であるが、上手く腰を落として、武術者特有のガニ股になる。同時に、みみ架もガニ股になって体を沈めると、フックから旋回させた左拳の位置を軌道修正した。
互いに勝負を掛けにいく。
とん。二人の左拳が相手の右わき腹に添えられる。
寸頸――ワン・インチ・パンチの体勢だ。
ギラリ、と姉妹の双眸が光を帯びる。このまま震脚をトリガーに寸頸を放つのではない。この状態から魔術効果を上乗せして放つのだ。
双方の『氣』がマックスまで練り上げられる。
「「 こぉォォオオぉオっッ 」」
独特の呼気が重なった。氣を超高密度の勁として撃つ準備は整った。
拳銃を納めるホルスターを参考にした特殊ホルダー内の本型【AMP】から、滝の様に頁が射出されていく。その頁群は瞬時に絡まり合って、純白の疑似ワイヤを形成する。そのワイヤ群が四方八方に張り巡らされつつ、四肢の挙動を阻害しない位置で、みみ架に絡まった。
床のみならず、屋上内の施設系統にも疑似ワイヤの先端が打ち込まれていき、みみ架を固定。
地面――みみ架の使用エレメントである【地】と、己を同化したのである。
琉架の《ダークネス・スモーク》も類似したアクションをみせた。
纏っている魔術的な闇から『闇のワイヤ』が派生して、みみ架と同様にワイヤで己を地面と固定化した。屋上の床一面に、琉架の闇が皮膜となって被さっている。
発想は同一。体現するのは神秘。
オルタナティヴは息を飲む。似て非なる姉妹の『魔術製ワン・インチ・パンチ』だ。発動トリガーとして必要なのは震脚だけではない。魔術として実行、かつ相乗作用させる為の【ワード】を姉妹は同時に唱えた。
「「 【魔導武術】――秘技 」」
台詞が重なる。ここまで一字一句、完全に一致している。
鳳凰流と鳳凰流、そして【魔導武術】と【魔導武術】――ぶつけ合うは、姉と妹。
ずん! 寸頸を放つ為の震脚が、力強く地面を踏み打つ。これも全くの同タイミングだ。
「――《ワン・インチ・キャノン》!!」
「――《ワン・インチ・ショット》!!」
みみ架の胴と四肢を拘束していた疑似ワイヤが、寸勁の撃ち込みに呼応して、一斉に引き絞られていく。琉架の『闇のワイヤ』も同様だ。着弾箇所である左拳を基点とした、身体に負荷として襲ってくる反作用力を、アースのごとく地面へと伝達し、逃がす。
そこから先は、魔術的な因果作用の逆転を生かしての妙だ。逆に地面からの反力を反発的に吸い上げて、疑似ワイヤ群から左拳へと戻すのだ。そのチカラは勁として相手に通す。それを瞬時に、何度も上書きして――増幅、共振共鳴させる。
自身に掛かってくる反力さえも相手にぶつける奇蹟を実現できれば、質量差を問題とせずに、生身で【パワードスーツ】さえ拳で打倒できるのだ。
ガかぁァンんんんンっッッ!! 発頸が炸裂して共鳴する音が轟いた。
オルタナティヴは思わず拳を握りしめた。
(相打ち。そして、互いに手の内は知悉している)
共に化勁も試みているはず。果たして、どちらの魔術版寸勁が――
ずぅッ、ォォ! 背中まで頸の衝撃が突き抜けた。
皮が波紋状に波打ち、背中側だけ衣装の布地が円形に裂け破れる。
通された方は――琉架だ。
みみ架は琉架の《ワン・インチ・ショット》を化頸するのに成功。完全には殺し切れなかったが、ほぼ発頸を緩衝できた。
対して、琉架も化頸を完遂してはいた。姉に劣らない技巧で。ただし成功したのは一層目の発頸のみであった。本命の勁――その内に在った二層目を完璧に通されてしまった。
外層のコーティングで隠した内層の発勁を通す秘技。
ルシア戦でみせた《二重の発頸》である。
統護にさえ使わなかった禁じ手を、同門の妹に解禁したのだ。ただし、ルシアに撃った浸透頸ではなく通常の発頸であった。それは手心ではなく、余裕がなかったからだ。
琉架が吹っ飛ぶ。『闇のワイヤ』が次々と千切れた。あえなく宙に舞った琉架だが、新しいワイヤを伸ばして給水タンクのパイプに結びつける。歯を食いしばりながら、ワイヤの張力を利用して、どうにか空中で姿勢制御した。
ダウンせずに、両足から着地。
決定打にはならなかった。けれどダメージは甚大だ。ほとんど棒立ちでリアクションを起こせない。奥歯を食いしばって倒れるのを我慢していた。間違いなくグロッキーである。
強がった口調で、琉架が言った。
「やっぱり両足の故障が大きかったかな、お姉ちゃん♪」
重心の沈み込みが甘かった――と、琉架が笑う。
オルタナティヴも同見解だ。ベストコンディションどころか、両足の状態がもう少しマシであったのならば、今の《ワン・インチ・キャノン》でKOできていた。
十全な踏ん張りどころか、足が云うことを聞かないのか、みみ架は絶好のチャンスなのに前に出られないでいる。動かない。いや、自分からは動けないのだ。今の《ワン・インチ・キャノン》で更に足の故障が悪くなったのは確実だ。肋骨の悪化とてゼロではない。
両足が限界に近づいている。
ダメージを無視し、琉架から仕掛けた。
「確かに効いたけれど、もう《ワン・インチ・キャノン》は撃てないでしょう?」
琉架の右ストレート。フェイントなしの、最速の一撃だった。
みみ架は右腕で捌きつつ、左手を添えて絡み捕る。琉架に拳を引かせない。そのまま変形の脇固めへと移行して、同時に左足で琉架の両足を大外から刈った。勢いを付けて身体を倒しつつ沈めて、みみ架は片膝立ちになる。その突き立てた右膝へと、変形脇固めで真下に引き込んだまま、琉架の後頭部を叩きつけようと狙った。
この連続業の名は《狼牙》である。
ニィ、と琉架が笑む。ごきん。右肩の関節を自ら外し、可動範囲を広げた。その可動範囲を最大限に有効活用して、上半身を無理矢理に捻り込む。間一髪でみみ架の右膝を躱す。だが、みみ架は《狼牙》の失敗を悟ると、即座に変形脇固めを外して、琉架の頭を左手で鷲掴みにした。そして体重を乗せて押しつけて、床で頭蓋を割りにいく。
琉架の《ダークネス・スモーク》が蠢いた。
術者の身体を蛇の様に這い回り、床スレスレで左手を着いた琉架の左腕を補強する。次いで、琉架はブレイクダンスめいた動きで、右足を旋回させた。
回し蹴りだ。足先がみみ架の頭を強襲するが、みみ架は辛うじて避ける。
上半身を逆方向に捻転させた琉架は、その回転力の反動で右足を引き戻す。上から斜め下への軌道を描く、変則の後ろ回し蹴りとなる。
みみ架はそれをも躱した。
しかし琉架の蹴りは途切れない。往復させた右足は、地面に蹴り降ろされたと同時に、蹴り足から軸足へとシフトする。琉架の上体が起き上がるのに連動して、左足が急激に跳ねる。左ハイキックとなって、みみ架に炸裂。鳳凰流にある三連蹴りの一つだ。
ぅゥゴォオ! 蹴りがもの凄い着撃音を奏でた。
ついに避けられなかったみみ架であるが、余裕をもって両腕でブロックしている。けれど、腿が微かに痙攣し始めていた。
紙一重であるが、確かに技巧で姉が妹を凌駕している。その紙は鋼鉄製だ。
みみ架が言った。
「ここで《颶煉》とはね。やるじゃないの」
即興では体現不可能の動きだ。二人の攻防に、オルタナティヴは思わず唸った。なんと練り上げられた業なのだと。そして、知っているからこそ対応可能なのだろう。鳳凰流を知らない者ならば、混乱の内に沈められるに違いない。
《颶煉》が通じずとも琉架は怯まなかった。なお強気に先手をとって攻めの姿勢を貫く。
再びの右ストレート。肩関節は戻し済みだ。
右拳は使えない。みみ架は残った左拳でカウンターを合わせにいく。タイミングは紙一重より更に、薄皮一枚以下だった。
みみ架の左頬を琉架の右拳がカミソリの様に擦る。
琉架の右頬は、みみ架の左拳がめり込んで、波打っていた。
左のクロスカウンター――レフトクロスだ。
ゴォキぃ!! 紅い噴水に、捻れる頭部。
腰砕けになった琉架が真っ直ぐ後退していく。身体が力感を失っている。足元が完全に覚束ない状態だ。チャンスだが、みみ架は追撃にいかない。もう追い足を放棄している。それだけではなく、下半身の使い方が浅く、左フックは手打ち気味であった。
ここで攻撃魔術という選択肢もあるが、みみ架の戦闘系魔術師としての技量では、琉架には通用しないだろう。ロングレンジという選択肢を、みみ架は持たないのである。
オルタナティヴは下唇を咬んだ。
(足が限界でカウンターしか、委員長には攻撃がない)
自分の所為だ。無理にスパーリングを行わなければ、違った展開もあったのに……
みみ架は泰然と、頼りない足取りで下がる妹を見つめていた。
千鳥足から足が大きくもつれて、琉架の後退が止まる。止まったが、立っている事ができずに、尻餅をついてしまった。
ダウンだ。二度目となるダウンである。
そして一度目とは決定的に意味合いが異なっている倒れ方だ。一度目はダメージを計りかねるダウンだった。しかし、これは……
琉架は笑っている。なお強気な笑みだ。
けれど、すぐには立ち上がれない。座ったままだ。完全に効かされていた。
みみ架は冷然と妹を見下ろしながら言った。
「無理に急いで立たなくていいわ。十秒でカウントアウトじゃないもの。十分だって、別に十時間だって、立てるのならば、そして戦えるのならば、それでいい」
納得するまで、あるいは戦闘不能になるまで、何度でも何度でも倒してあげる――。みみ架はそう云っている。
「くくっ。鬼だね。ホント鬼だよ。お姉ちゃんらしいや……」
「分かった風の口をきくのね。今日、初めて顔を合わせた姉妹でしょうに」
「初めてじゃない。私にとっては、お姉ちゃんの存在と、お母さんの真実を知った、その時から、ずっとずっとお姉ちゃんを、お姉ちゃんだけを――」
約二分の休憩を要して、琉架が立った。
(まさか立てるとは。回復が早いわね)
十代前半という若さ故か、とオルタナティヴは感心した。
それに、直に手を合わせている琉架本人が、観戦しているオルタナティヴよりも、みみ架との力量差を痛烈に実感しているはずだ。それなのに微塵も闘志が衰えていない。素晴らしい。素直にオルタナティヴはそう思う。
(けれど、この流れから琉架が委員長に勝てるとしたら……)
鳳凰流の攻防では、もう通用しないだろう。
それ以外の近接戦では、更に差が開いている。いわば絶望的な状況だ。
ロングレンジをキープして、魔術の砲撃戦に持ち込めば勝利を得られるが、それでは琉架の目的である黒鳳凰の名と、【不破鳳凰流】正当継承者の座は奪えない。
近接戦世界最強と評される姉に近接戦闘で勝たねば、琉架にとって何の証明にもならない戦い――無価値の勝利なのである。琉架が欲しいのは最強の二文字なのだから。
「ねえ、お姉ちゃん。自分の方が強いと私を見下してるんだったら、それが間違いだと教えてあげるよ」
「減らず口はお腹一杯だわ。女ぶりが下がるわよ。女だったら、ご託はいいから拳で語りなさい。アンタがわたしの妹だというのならば。血が同じというだけの他人じゃないのならば」
「ちぃ~~~~ッス。勿論だよ♪ 決まっているじゃん、そんなの。くくくッ」
ぞわり。違和感だ。オルタナティヴは怪訝に感じ始めていた。
(どうして? 一体どうして……)
――何故、この局面で琉架はあんな風に笑えるのだ?
虚勢ではない。ブラフでもない。明らかに勝算を自覚しての笑い方。
その時は近いと、オルタナティヴの肌が粟立つ。喉がカラカラに渇いていた。
妹は姉を挑発する。
「同じ鳳凰流だけど、お姉ちゃんの【不破鳳凰流】と私とお母さんの【闇深鳳凰流】には違いがあるんだ。違いがね」
「ええ。わたしの鳳凰流は正当な業。アンタとお母さんの鳳凰流は傍系の猿真似だわ」
「だから、それが見下しだというんだよ、正当継承者。【闇深鳳凰流】は【不破鳳凰流】を倒す為に継承された、進化した鳳凰流なんだ。だからね……」
――お姉ちゃんが知らない鳳凰流の業が在る――
「黒鳳凰みみ架を倒す為に、お母さんと編み出した業だよ」
その言葉に、みみ架の表情が変わった。額に青筋が浮かんでいる。
オルタナティヴは焦った。こんなにアッサリと挑発に乗って、冷静さが落ちるとは。このメンタルの弱さだけは、本当にどうにかならないものか。
そして琉架は『本当に』みみ架の知らない鳳凰流の業を持っている? ならば……
(委員長、落ち着きなさい)
みみ架は心底から不愉快そうに吐き捨てた。
「くだらない。本当にバカバカしい。戯れ言はいいから、早く来なさい。次の一撃で沈めてあげる。二度と巫山戯た事を言えないようにね」
「姉より優れた妹なんていない? 違うよぉ。妹より優れた姉なんていないんだからさ」
姉妹の視線が火花を散らした。
ゆらり、ゆらり、と琉架の姿が陽炎のように揺らめく。楽しげに笑みを深める。
みみ架は左拳をセットした。迎撃する彼女はオーソドックス・スタイルからの左フック狙いだ。完全に左のカウンター、つまりレフトクロス一本に絞った。
「【魔導武術】――魔技《闇法師》」
その【ワード】を皮切りに琉架が四つに分身して、みみ架を取り囲む。
みみ架は動じない。一度、目にしている上に、琉架の気配は完璧に掴んでいるのだ。すでに攪乱として機能していないのである。
分身が掻き消えて、琉架本体のみが殴りかかってきた。
右ストレートだ。
先程、レフトクロスを合わされたというのに、なんて気が強い。オルタナティヴは眩しく思うと同時に、愚策だとも評価した。みみ架ならばパーフェクトにカウンターを取れる。
みみ架は前に出した左拳からのショートフックを――打たない。
右ストレートを呼び込みながら、蹴り足として後ろにあった右足を前に出す。右側にヘッドスリップしながら、サウスポー・スタイルにスイッチした。オーソドックスからの左フックではなく、サウスポーからの左ストレートでのクロスカウンターだ。
オルタナティヴは驚愕した。
(ここにきて、こんな真似ができるなんて、本当に、なんて女。なんて女なの!)
ヒュゴっ。琉架の右拳は、みみ架の左頬に触れただけで終わる。
リーチが短いが為に、琉架の右腕は不自然に伸びきったまま固まった。
その躱し様のタイミングで、同時に進行するカウンター作業。
アウトサイドから、みみ架の左がやや弧を描く。リーチ差を生かしてインサイドから突き放すのではなく、フック気味に打って体重を乗せている。ヘッドスリップの勢いも利用していた。それだけではなく、拳撃ではなく掌で琉架の頭を捉えて発勁を流し込んだ。
手打ちだろうが、足が利かなかろうが、もはや関係ない。完璧な勁の衝撃が迸る。
かッ、キィぃぃぃィんんンンンンンンン――……
勁の共鳴音。寸勁の時とは違った音だ。より甲高く、澄んでいる。
二人が止まった。
レフトクロス成功――つまり、みみ架の宣言通りならば、琉架はもう沈んでいる。
ごくん。オルタナティヴは大粒の唾を嚥下した。
まだ共に動かないでいる。様子がおかしい。何かが異常だ。
快心と眇められた両目。
見開かれていく双眸。
果たして笑うは――妹の琉架だった。
カウンターで発勁を撃ち込んだはずの、みみ架の顔から血の気が引いていく。
にぃィィ……。頬が歓喜で釣り上がる。両目を細めた琉架が、嬉しそうに囁いた。
「お味はどうかな? 私とお母さんの業の味は」
両目を見開いたみみ架の顔は蒼白だ。全身から脂汗が噴き出している。
「これが【闇深鳳凰流】奥義……
―― 《黒 波》 だよ♪」
がバァぁ。
血だ。奥義《黒波》を告げられた直後、みみ架は盛大に喀血した。
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