アニメを斬る!

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魔導世界の不適合者 ~魔術学科の劣等生~ 第6部(第41話)

第四章  宴の真相、神葬の剣 3 ―三つ巴戦②―

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         3

 闇好は狐面の奥で顔を険しくした。
 芝祓ムサシが披露した〔スキル〕――岳琉の【基本形態】が顕現した。
 彼から魔力の放出と作用を感じ取れない。
 だが、確かにこれは【魔導機術】だ。
 確認できるムサシの戦闘データは対ロイド戦のみだが、ムサシは確かに他者のオリジナル魔術をコピーして転用可能なのである。
(氷室臣人に似ているといえば、似ている)
 異彩に過ぎる。魔力を未使用での起動といい、真っ当な魔術理論でないのは確実だ。
 一体どんなカラクリでもって実現している手品なのだろうか。そして、こんな異端が戦闘系魔術師のイベントに参加している経緯も。
 ムサシが牙を剥く。

「……食らえやっ! この鳴き声をッ」

 死骸の鳶が『凍てつく声』――《コールド・サウンド》を響かせる。
 ロイド戦と同じく【ワード】はなかった。
 二人同時に魔術攻撃しにきた。
 魔術抵抗(レジスト)に成功したが、《ヒート・イーター》の性能により、闇好は安易な動きを牽制されてしまう。波及してくる魔術効果を【ベース・ウィンドウ】で解析するが、やはりこれは【魔導機術】の実行プログラムであった。
 対して、岳琉は自身が開発したオリジナル魔術理論への魔術抵抗(レジスト)であった。平然としているどころか、むしろ逆に魔力を補充している様にも見える。事実、岳琉は《スキルキャスター》対策として、《ヒート・イーター》を食らう《ヒート・イーター・リバース》を起動していた。
 とはいえ、手元から【基本形態】を離している岳琉には、ムサシに対しての有効な攻撃魔術は残っていない。攻撃手段は近接格闘のみだ。
 ムサシが狙いを定めているのは、岳琉の氷縛魔術で動きを鈍らせている闇好の方だ。このまま得意とする近接格闘で決めにいける状況になった。対して、岳琉はムサシが闇好に仕掛けられない様に、視線で牽制した。
 次のアクションでは、誰が誰を攻撃して、そして残りの一名は?
 岳琉が不利を強いられている闇好に提案する。
「どうだ? 里央の件は別にして、まずはあの厄介な《スキルキャスター》を二人で倒さないか? 幸い、芝祓ムサシも一人で俺達二人を倒すつもりだ。レギュレーション違反にはならないはずだ」
 歯軋りしながら、闇好は拒絶した。
「なにが里央ちんの件を別にして、だよ。調子がいい。最初に言ったッスよねぇ? 一対二で失礼するッスってね!」
「そうか。分かった」
 岳琉は闇好を盾にする位置取りで下がった。
 逃げられる。そう思った闇好は《コールド・サウンド》に耐えながら、岳琉に向き合わざるを得ない。そして闇好だけではなく、最初から戦っていたムサシも、岳琉に追撃の攻撃魔法を撃ち込んだ。
 それも【基本形態】による氷弾とは別系統の炎弾である。
 ロイド戦と同じく、ムサシは二種類のエレメントをマルチタスクしているのだ。
 いや、二種類どころか〔スキル〕化したものならば、互いに相殺しない限り、何重にも起動できるのかもしれない。ムサシはこのイベントで次々と手札を増やしている。
 岳琉を狙った炎弾だが、ポジショニング的に、その攻撃魔法は闇好がカットしなければならなかった。闇好は《ダークネス・シールド》で防御する。
「思ったよりも……っ!!」
 面倒くさい状況だと、闇好は集中力を乱した。互いに連携しようとする相手ならば、何名だろうとパターンを読める。瞬間、瞬間で状況が変化する乱戦であっても、臨機応変に対応できる自信があった。
 しかし岳琉の駆け引きによって、状況を誘導されてしまっていた。
「交渉は決裂だな」

 岳琉のショルダータックルが、闇好に直撃する。

 闇好はほぼ無防備でもらってしまった。
 このまま一時撤退する――とフェイントを入れての、カウンター攻撃だった。逃がさないと、不利な状況でも無理に追う体勢に入った隙を、完璧なタイミングで狙われたのである。
 小柄で軽量な闇好にとっては、最も苦手とする体重差・体格差を生かされたビッグショットであった。手足での打撃技とは違い、身体ごと相手を躱す他ないのだ。
 闇好の【魔導機術】が停止した。
「羽賀地ぃィ!」
 半失神状態に陥った闇好には目もくれず、ムサシが岳琉を襲った。
 岳琉は闇好を除けて、ムサシに応戦を試みる。
 両腕でダブルパンチを振り回した。右腕のスウィングはカウンターを取られてしまったが、持ち前の打たれ強さで耐え切った。そして左腕でのスウィングは、パンチとして当たるのではなく、見事にムサシの奥襟を掴む事に成功。
 そのまま一気に投げにいく。
 柔道や柔術よりも相撲にイメージが近い投げだ。体重差と腕力差で、大きく体勢を崩されながらも、どうにかムサシは踏み留まった。
「しゃらくせぇ」
 軽く岳琉のテンプルに頭突きを見舞い、投げ返そうと――

 どぉゴォウァアアアアっ!!

 岳琉とムサシが揃って豪快に吹っ飛ばされた。
 闇好である。
 半失神状態から無理矢理、意志の力で立て直した。
 そして、二人が組み合った状態で硬直した一瞬を逃さなかった。頭から間に突っ込んで、大車輪のごとく自身を旋回させて、相手を弾き飛ばした。合気と体当ての合わせ業だ。
 それだけではなく、魔術サーチでの察知を避ける為に、闇好はあえて魔術を停止させられた振りをしていたのである。
「ふぅゥ」と、鋭い息吹を吐く。
 宙に待っている二人の内、闇好が追撃対象に選んだのは――ムサシだ。
 ムサシの方がより危険と判断した。
 小柄な身体からは想像できない凶暴な打撃が、次々と火を噴く。まるで太鼓を叩いているかの様なコンビネーションだ。

 闇好の連撃掌底で、ムサシは痛烈なダウンを喫した。

 その刹那で、岳琉は辛うじて体勢を立て直す。
 目まぐるしく攻守が入れ替わる三つ巴戦に、観戦者の此花は目を丸くするだけである。
 再び魔術を起動した闇好が、今度は岳琉をターゲットに定める。
 対して、岳琉は闇好にダウンさせられたムサシへのとどめを選んだ。
「あははは♪ 結局、勝のは私かなっ」
 闇好はタイミングを計る。
 岳琉がムサシにとどめを刺して、闇好に対して無防備になった瞬間を狙い澄ます。
 魔術的にロックオン。出力最大に設定した《ダークネス・スモーク》からの射撃魔術だ。
(まあ、確かに《スキルキャスター》は怪しげで危険だもんね)
 先を考えて、岳琉は己を犠牲にしてでも、ここでムサシを止めておきたいのだろう。
 岳琉が右拳を固めて、倒れたままのムサシの背中へと振りかぶる。
「ダメぇええええええっ!!」

 此花がムサシに覆い被さり、彼を庇った。

 ドゴンっ! 容赦なく耳をつんざく打撃音。
 庇いにきた此花ごとムサシを砕いた……と闇好は思った。これでムサシは完全に沈んだ。フィニッシュである。後はこの乱戦の幕引きに、岳琉の無防備な背中へ攻撃魔術を撃てばいい。
 岳琉が真横へ飛ぶ。緊急回避だ。
 しかしロックオンしてある。闇好は構わず、岳琉に射撃魔術を発動させる。
 その直前。

 今度は跳ねる様に起きあがったムサシが闇好を攻撃してきた。

 ムサシは息を吹き返していた。
 岳琉は此花ごとムサシを討てなかったのだ。炸裂音は咄嗟に上げた己の左腿に当たった結果だった。
 意表は突かれはしたが、闇好は不覚を取られない。意識を魔術から格闘戦に切り替える。
 合計で七撃、時間にして三秒の打ち合いだ。
 ムサシの《打芸》には惑わされない。
(それに《スキルキャスター》は電脳世界を展開できない)
 故に、自分や岳琉の格闘技術を〔ラーニング〕しても、超視界と超時間軸を有さないので、高速攻防の最中で〔スキル〕選択と実行はできないのだ。魔力を消費せず、かつマルチタスク可能というメリットがある反面、魔術戦闘においては重大なデメリットである。とにかく間合いを潰して、手数と速度でかき回す。
 闇好の技巧に、ムサシは得意の打撃戦で後手を踏まされた。
 どぉボォォ!
 小柄ゆえの利点を存分に生かした一撃が決まる。上半身を斜めに傾げて、相手の懐に潜り込んでの、真下からのボディアッパーだ。鳩尾ではなく、ストマックを抉る一撃だった。
 苦悶で歪むムサシの顔。
 ムサシの動きが止まった。完全に効いている。
 次いで、闇好は岳琉への対応を選択する。深追いすると、隙を狙われると、すでに学習していた。この二名相手に慣れてきてもいて、精神的な余裕も生まれている。

「――《ダークネス・バインド》」

 闇好の【ワード】と共に、岳琉へと『闇のワイヤ』が張り巡らされた。
 縦横無尽の軌跡を描いたワイヤ群に、岳琉は対応できなかった。【ベース・ウィンドウ】での予測演算が間に合わず、現実時間での有視界においても、身体が付いていかなかった。
 捕縛した岳琉に、闇好は渾身の双掌打を炸裂させた。
 すかさず振り返る闇好。
 予想通りに、棒立ち状態から回復したムサシが蹴り技で仕掛けてきた。
 軽々と躱しつつ、半失神している岳琉を差し出す。
「ほら、とどめを刺しちゃいなよ♪」
 これで面倒だった二対一を精算してしまおう。一対一ならば自分は負けない。
(サヨナラ、羽賀地さん)
 忌々しげに舌打ちしつつ、ムサシは闇好に促されたままに、岳琉へラッシュを敢行しようとした。

「やっちゃえ、ハナ子!!」

 キュぅドドドドドドドドドドド!
 天井の大穴から魔術弾が降ってきた。氷弾である。
 戦闘系魔術師ソーサラーの電脳世界を有しないムサシは、氷弾の雨に晒されて甚大なダメージを負った。完璧な奇襲として成立して、一気にKO寸前まで追い込まれた。意地でダウンは拒否したものの、棒立ちのまま動けなくなる。
 まさかの介入に、闇好が声を張り上げた。
「里央ちん! 戻ってきてくれたの?」
 思わず頬が綻ぶ。てっきり自分から逃げたと思っていたのに……
 ハナ子によって上から降りてくる里央に、闇好は小走りで駆け寄った。
 里央は笑顔だ。闇好に向かって歩きながら、こう言った。

「ハナ子、――今だよ」

 

 

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