アニメを斬る!

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魔導世界の不適合者 ~魔術学科の劣等生~ 第6部(第17話)

第二章  スキルキャスター 3 ―エレナVS岳琉②―

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         3

 宣言を合図に、両者が同時に動く――が、先手をとったのは岳琉だ。
 彼の《アイスウィング・イーグル》が高速で旋回すると、エレナと《アクトレス・レッドウィング》の背後につけた。
 ぶぉん。氷の結晶で形作られている双翼が、唸りを伴い勢いよくはためく。
 結晶の一部が氷弾としてエレナを襲う。
 エレナの認識は追いつかない。超視界と超時間軸では把捉――【ベース・ウィンドウ】による強化【使い魔】の魔術サーチには成功した。電脳世界内のウィンドウ群が警句で埋まるが、反応が遅れた。今から超時間軸および超視界で防御魔術をオペレーティングしても、現実世界の時間軸で、演算結果とプログラム実行の顕現が間に合わないのだ。だが《アクトレス・レッドウィング》が自律機能を発揮して術者を庇った。双翼を丸めて防御壁とすると、エレナに覆い被さる。
 キュドドドドドドッ!
 氷弾が《アクトレス・レッドウィング》に着弾した。
 貫通は許さない。実体化していない魔術幻像とはいえ、岳琉よりもエレナの魔術強度が上回り、実在している物体よりも上位の存在係数を発揮したからである。
「見事だな。俺が撃ち抜けないとは」
「そちらこそ。この私の反応速度を上回る先制攻撃なんて」
 この一瞬だけで、相手の戦闘系魔術師ソーサラーとしての力量を窺い知れる。
 間髪入れずに、二度目の氷弾の雨。
 エレナは反撃にいかない。堅実に《アクトレス・レッドウィング》でガードした。
 今度は意表を突かれなかった。電脳世界で氷弾の軌道演算と着弾点の予測に成功している。そしてガードした箇所に残る魔術の残滓から魔術プログラムの破片をスキャンして、相手の魔術理論の解析を始めていた。
 防御を【基本形態】に任せたエレナは、相手に向かって疾走する。
 虎の子ともいえる【使い魔】を自分の背後に置いた事によって、岳琉は単身丸裸だ。
 岳琉も落ち着いている。攻撃を失敗した時には、近接戦闘を挑まれると念頭に置いている。物理攻撃は【ベース・ウィンドウ】でサーチ不能だ。ゆえに魔術戦闘における有視界とは、イコール近接戦闘と定義して過言ではない。
 突っ込むエレナと迎える岳琉――両者がクロスレンジに入った。
 リーチに勝るエレナが先に仕掛けた。
 長い足を生かした右前蹴りだ。
 右半身から左半身にスイッチしての体捌きで、岳琉がその遠方からの蹴りを躱す。
 エレナはすかさず左の軸足を固定したまま、膝から先を変化させての変則回し蹴り、そして頬を掠めるに留まった足先を跳ね上げて――踵落としへと繋げた。
 ゴォッ! 頭蓋骨と踵の骨が硬質な音をあげる。
 ダン、と右足を踏み下ろして軸足としたエレナが、相手に背中を向けて身体を捻る。
 額に踵を直撃された岳琉の上半身が、頼りなくグラグラと揺れている。
 そこへ――捻転を伴った身体ごとのバックスピンにより、充分な円心力が加えられたエレナの左後ろ回し蹴りが、空を斬り裂き強襲した。
 間一髪で頭部をガードした岳琉だが、そのまま後方へ蹴り飛ばされてしまう。
 しかし倒れない。効いているのは瞭然だが、岳琉の目は生きている。
 エレナは呆れ顔になった。
「とんでもなく頑丈な頭をしているわね。右の踵が痛いわ」
「規格外なのは老け顔だけじゃなくて頭蓋骨の厚さもなんだよ。常人の倍近いらしい」
「へえ。ご両親に感謝ってところかしら。普通は今の踵落としでKO必至よ」
「テコンドーをベースにした近接戦闘とはな。けれど今ので把握した」
 9位との魔術戦闘では、テコンドーを使うまでもなく攻撃魔術で相手を沈めた。
 だが、この相手はそうはいかなかった。そして、岳琉はたった一試合の映像とはいえ、どうやら事前に対戦を報されて自分を研究してきている様子だ。
 テコンドーは韓国の格闘技である。
 別名『足で行うボクシング』だ。長身ゆえのリーチを生かす為に、エレナがベースとして取り入れている。ただし、どうしても蹴り技はモーションが大きくなり、相手に読まれやすい。
 その欠点を補う戦法として、エレナは一撃目を捨て攻撃として相手の動きを誘導、二撃目は誘導した相手の体勢を崩すのを目的とし、そこから最後の三撃目で仕留める――というコンビネーションを使っている。
 岳琉が《アイスウィング・イーグル》を戻した。慎重にエレナの出方を待つ。
 エレナは冷静に相手を観察した。
 効いているだけではなく、充分にプレッシャーが掛かっている様子だ。
 それに氷弾の魔術理論もおおよそは解読できた。解析データを基に抵抗用の疑似ワクチンを精製して、魔術径路に循環させている。これで次に氷弾を撃たれても、ダメージを大幅に軽減できるだろう。
(ならば次はこちらの番ね)
 電脳世界内にある【アプリケーション・ウィンドウ】の一つを選択して【コマンド】を書き込む。
 そして【ワード】を唱えた。

「――《ヒート・ハンマー》」

 エレナの【ワード】に呼応して、《アクトレス・レッドウィング》が頭上に両手を掲げる。
 背中の双翼が広がり、射出された羽が乱舞した。
 その乱舞する羽が収束していき――巨大なハンマーを形成する。
 ハンマーの打撃面が真っ赤に熱せられた。
(試しましょうか)
 《アクトレス・レッドウィング》は巨大ハンマーを両手で握り、一気に振り下ろした。

「――《コールド・サウンド》ッ!!」

 岳琉が迎撃の【ワード】を叫ぶ。
 音なき鳴き声が《アイスウィング・イーグル》の嘴から発生していく。
 ズズぅン!! ハンマーが《アイスウィング・イーグル》の前で、ピタリと停止させられた。
 それだけではない。
 《ヒート・ハンマー》が帯びている熱が冷却されていく。次いで凍らされつつあった。
(へえ。凍結の鳴き声とはね)
 オーソドックスに局所【結界】の前面展開――『氷の防御壁』で防いでくると予想していたのだが、予想は見事に外れた。
 エレナは惜しまずに魔力供給量を増加させる。
 供給された魔力に比例して《ヒート・ハンマー》の熱力が増幅した。
 真っ向から互いの魔力出力を比べようか。
 パワーだけではなく、構築している魔術理論が実現している魔術強度と魔術密度もだ。

 加熱と冷却では――圧倒的に加熱が有利である。

 単純に上限がない加熱現象と、絶対零度(摂氏マイナス273.15℃)が限界である冷却現象では、相殺し続けるのは冷却が不利なのだ。
 エレナの《ヒート・ハンマー》の温度が、瞬間的に3000℃まで上昇した。
 魔術理論的に輻射熱まで制御できないのが欠点だが、相手の《コールド・サウンド》を破壊した直後に《ヒート・ハンマー》を解除すれば問題ない。
 そして二度目の近接戦闘にもっていき、次こそは打撃技でKOしてしまえば――

 ――エレナの《ヒート・ハンマー》への凍結現象が加速した。

 ビィキキィィィイイイイィィ!
 凍結現象はハンマーだけではなく、ハンマーを伝い【基本形態】本体にまで及んでいた。
 氷の被膜に《アクトレス・レッドウィング》が捕らえられていく。
 驚愕に目を見開くエレナ。【ベース・ウィンドウ】の魔術サーチで把捉しているが、自身に及ぶ魔術効果から相手の魔術プログラムをスキャンできない。強力なセキュリティ・ガードが設定されている。疑似ウィルスを精製しているが、果たしてセキュリティの突破は間に合うか。
 抗魔術性を上げているが焼け石に水以下だ。やはり魔術抵抗しなければアウトになる。
 しかし、熱を上げれば上げる程、凍らされていく魔術効果は奇妙の一言に尽きた。とにかく魔術効果のカラクリを理論的に解析しなければ。
 岳琉が言った。
「俺を甘く見たな、堂桜エレナ。俺の魔術特性――すなわち凍結の基本性能は《ヒート・イーター》と名付けている。相手の熱を相殺して冷やしていくのではなく、俺は相手の熱を冷却のエネルギーとして利用可能な魔術理論の開発に成功したんだよ」
 将来的には自分以外にも制御可能な魔術理論に発展させたいと、最後に付け加えた。
 エレナだけではなく、観戦している里央も理解した。
 加熱とは、すなわち物質を構成している分子の分子間運動が加速する事である。
 加速に上限はない。よって温度上昇も無限である。
 冷却とは逆に、分子間運動が減速する事だ。その分子間運動がゼロになり、分子間力が消失して物質が維持できなくなってしまう下限値が絶対零度というワケだ。
 岳琉の《ヒート・イーター》は、分子間運動の加速と減速をエネルギー保存の法則に従って相殺し合うのではないのだ。魔術現象により因果関係をねじ曲げて、分子間運動の加速エネルギーを転用して、分子間運動の減速エネルギーにしているのである。
 要約すると、自分の冷気で凍らせるだけではなく、相手の熱でも凍らせているのだ。
 血相を変えた里央が叫んだ。
「魔力供給と加熱を止めて、エレナさん!! このままだと――ッ!!」
 エレナが里央に余裕の眼差しを返す。
(問題ない……わ)
 応援は要らない。まだピンチではないのだから。
(そう……、ピンチじゃない)
 エレナは薄く笑む。
 この対『ヒート』魔術は、自分の『本当の』ヒート(一撃)には通用しない……

 

 

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