第一章 何でも屋の少女、再び 6 ―オルタナティヴVSみみ架③―
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6
第三ラウンド開始のゴングが鳴る。
セコンドの二人に、チャーミングなウィンクを置き土産にして出発した。
オルタナティヴはゆっくりとリング中央へと歩み寄っていく。
そして――足を止めた。
フットワークを使わないで、迎撃の構えだ。
そんなオルタナティヴに対して、みみ架は両ガードをやや下げて、軽やかに左回りである。
距離とタイミングをはかり合う両者の視線がぶつかった。
リードブローの差し合い。
前に出ての打ち合い狙い。
いずれも失敗した。しかも防御を軽視してまで前に出ようとしても、みみ架のラン&ガンの餌食になるのがハッキリした。つまり、互いに動き回っての攻防は避けるべきなのだ。
(それならば……これでいきましょうか)
まだまだ引き出しはあるのだ。そして、この相手に出し惜しみはしない。
オルタナティヴは構えを変える。
オーソドックス・スタイルの標準から更に斜になった。右を打てる射角をギリギリで保っている極端な半身である。右拳の位置を頬の高さに固定、そして――
くの字に肘を曲げた左腕を、リラックスして下ろした。
みみ架が言った。
「……なるほど。L字ガードね」
セイレーン戦でも見せた、デトロイド・スタイル(別名でヒットマン・スタイル)の進化形である。原型はクラブ・スタイルとも呼ばれており、ロシア系のアウトボクサーも似た構えを使う。二十一世紀の近代ボクシングではテクニシャンが好んで使用するスタイルだ。
両腕のガードを高くキープするのは基本中の基本――とされていたが、近代ボクシングではその考え方は古くなりつつある。高いガードは視界を遮り、攻防分離を招くからだ。
近代ボクシングは攻防一体を目指して試行錯誤している。
デトロイド・スタイルは下げた左拳からフリッカージャブを繰り出すのを主目的としている構えであるが、L字ガードはフリッカーの為だけではない。むろんフリッカージャブも使うが、攻撃重視のデトロイド・スタイルとはむしろ反対のスタイルだ。
「さあ、来なさい」
「遠慮なく、そうさせてもらうわ」
待ちの姿勢になったオルタナティヴに、みみ架が仕掛けた。
誘いに乗ってくるのは、みみ架の性格的に分かっている。
弾丸めいた鋭いパンチが、精緻なコンビネーションとしてオルタナティヴに襲いかかる。
が、当たらない。
(よく見える)
上半身を柔軟かつ不規則にくねらせて、オルタナティヴはパンチを躱す。
まるでダンスを踊っているような挙動だ。
ボディワークを最大限に使う。相手が左に回っても、軸足を固定して相手のとポジショニングを維持する。自分を中心にして、むしろ相手を動かしてコントロールするのだ。
左のガードは上げず、よって左腕でのブロックは使わない。
ミスブローさせられないパンチは、左肩を上げてのショルダーブロックで対処だ。
右サイドからくるパンチには、高くキープしている右ガードで防ぐ。
避けるだけでなく、適宜、フリッカージャブでの牽制とパーリングも交える。
L字ガードが誇る守備的機能を存分に発揮するオルタナティヴ。
みみ架といえど、簡単にクリーンヒットは奪えない。
「ほぅ。これは見事じゃわい」と、弦斎がオルタナティヴのパフォーマンスに賛辞を贈った。
里央もオルタナティヴのディフェンスに驚く。
「す、凄い。ミミのパンチを全部キレイに外している」
オルタナティヴも感嘆していた。
弦斎のアドバイス通りだ。癖が分かる。良くパンチが見える。いや、完全に見切れる。
それに指摘されたフォームを微修正しただけで、ずっと動きやすくなった。ここまでリズムに乗って動けるのは初めてといっていい。これならばいける。
みみ架が一端、距離を置いた。
「動きが良くなった。大したものだわ。お祖父ちゃんのアドバイスだけで、ここまでとは」
「違うわ。大したものなのは、アタシじゃなくて貴女のお祖父さんでしょう?」
セコンドとして、指導者として、文句なしだと実感した。流石に人間国宝級である。
みみ架が再び仕掛けてきた。
早くもオルタナティヴのL字ガードにアジャストしている。みみ架のパンチは、オルタナティヴのディフェンスを見越した軌道に、先回りしようと飛んでくる。
(もうL字を学習してきたというの)
でも――相手の動きを学習しているのは、こちらも同じだ。
フリッカージャブからの左ボディアッパーを、軽くだが的確にヒットさせる。
初めてのクリーンヒットだった。
ディフェンス重視のL字ガード・スタイルだ。かといって、防御だけになるわけではない。その主な攻撃手段は、相手を呼び込んで空転させた上での――
ボディへのヒットを許し、みみ架がサイドステップと共に大胆に踏み込んできた。
迅く力強い。ステップ角度の調整が遅れた。ここにきてギアを上げてきたか。
(それでも――見えるわ)
左フックがくる。オルタナティヴの左腕では対処できない角度だ。
絶妙なステップインによる最高のポジショニングである。
右腕でブロックしてしまえば、左フックを引っかけられて、更に左側へと回り込まれる。そうなると、ポジショニング的にL字ガードが機能しなくなってしまう。かといって頭を動かして避けると、左のダブルをボディに打たれるだろう。
従って、L字ガード使いはこのパターンにおいては――こう対処するのだ。
ステップワークは使わずに、軸足に体重を掛けて蹴り足を調節。
右拳を顎から肩口へと下ろして、みみ架の左フックの上から、スウィング気味の右ストレートを被せにいく。同時に、やや前傾して相手の左拳を浅いダックで躱した。
交差した左腕と右腕が十字架を描く――ライトクロスだ。
カウンター攻撃を主体とするL字ガード使いは多い。L字ガードでは高度なカウンター技術が必須となる。左で上下に打ち分け、右拳でカウンターするのが有効なスタイルなのだ。
グぁおぅッ!
オルタナティヴの十八番のパンチは、しかし、不発に終わってしまった。
みみ架がヘッドスリップで躱したのだ。それも体軸を維持して正中線を崩していない。
炸裂音は鳴らずに、拳が空を斬り裂く音が重なったのみ。
(こ、このタイミングでのライトクロスに反応できるというの!?)
化け物か、この女。あのセイレーンでさえ、苦し紛れの体勢で辛うじて避けたというのに。
みみ架のサイドステップにより、二人はほぼ正対している。
攻防に間断はなく――今度はみみ架の番だ。
右ストレート。浅いダッキングから跳ね返ってきたオルタナティヴの頭部を狙う。
が、次はオルタナティヴが反応してみせる。
失敗したライトクロスを引き戻しつつ、みみ架の右ストレートを左側へのヘッドスリップで避けにいく。右肩上をみみ架の右拳が通過するタイミングで、戻した右拳をみみ架よりもインサイドから打つ。ショートの右ストレートをクロスのタイミングで合わせるのに成功。一連の動作が一挙動として成立し……
互いの右ストレートが交錯する――二度目のライトクロス。
しかし、このライトクロスも失敗に終わる。
再びライトクロスを合わされると察したみみ架が、右ストレートをロングで振り抜きながら、なんとバックステップしていたのである。
リーチ差からオルタナティヴのライトクロスは、僅かながら届かない。
そして、再びみみ架が動く。
二度のライトクロスの失敗により、一瞬だが完全に停滞してしまったオルタナティヴの隙を、みみ架が見逃すはずがない。オルタナティヴは後手を強いられる。
「次はもう……ライトクロスは無理でしょう?」
「そうかしら?」
刹那、互いに挑発する。
みみ架はもう一段サイドステップして、オルタナティヴの右サイドを掌握した。
そこへショートの左フックを打ちにいく。
オルタナティヴはスウェーバックして、その左フックを躱しにいった。
みみ架が微かに笑む。左を躱されるのは予定調和だ。その体勢で避けてしまっては、左フックからの返しで打つ右パンチには対処できないからである。
しかし、オルタナティヴの右拳が発射されていた。
後ろに反り返りながら、みみ架のフックを通過させるのと同時のクロスカウンターだ。
ストレート、フックが打てない位置関係からのパンチは――アッパーである。
横からの拳と下からの拳による十字架――三度目のライトクロス。
三度目というだけではなく、このスパーリングで始めて打った顔面狙いの大きいアッパーカットだ。
ひゅぅゴォぉ――……ッ。
空気が拳によって痛烈に嘶く。初見の軌道であるが、上半身を捻ってみみ架が緊急回避する。
間一髪で避けたはいいが、体勢を崩したみみ架はバックステップで離脱した。
三連続でのライトクロスに、里央が目を丸くした。
超ハイレヴェルな攻防に弦斎は感心する。
「ト●プル・クロスカ●ンターとは、まるで『あ●たのジ●ー』みたいじゃのぅ。まあ何連続で合わそうと、実際は倍々で威力が増しはしないがの。大したライトクロスじゃわい」
ロイドが言った。
「ライトクロスを完全にモノにしているか。アッパーでさえ合わせられるとは」
間合いが広がって、オルタナティヴは一息つく。
どうにか凌げた。対抗戦で、みみ架が統護に決めたロングアッパーでのカウンターを観て、研究した成果が出た。決められなかったのは残念だが、これでタイミングは体得できた。
なにより、みみ架を退けさせたのは自信になる。
(さあ、次はどう来るかしら?)
みみ架はプライドが高い。後塵を拝した以上、ライトクロスを無視できないはずだ。
必ずライトクロスを攻略しにくる。
読み通りに、みみ架の構えが変化した。左利きのサウスポー・スタイルである。
そして、これは――
――左構えでのL字ガードを、みみ架はとった。
二人は合わせ鏡の様なフォームとなった。
(使えないわけない……とは、思っていたけど)
なにしろラン&ガンができる女だ。しかし、まさかサウスポーでのL字ガードとは。
右利きの左構え自体は珍しくないが、果たして十全にL字ガードができるのか。
みみ架が右ジャブを変幻自在に打ってくる。
鞭のようなフリッカージャブを軸にして、リードブローさえも上と下へと打ち分けてくる。
オルタナティヴは無理にジャブで応戦しなかった。
L字に下げた左腕は、あくまでパーリング主体で使い、みみ架のジャブを左ショルダーブロックで遮断した。ボディへのジャブは左腕でガードだ。見える。ジャブも充分に見える。
牽制は前奏曲に過ぎない。互いにその時への呼吸とタイミングをはかっている。
(ぶつけ合いましょうか――ッ!!)
みみ架の狙いは、レフトクロスだろう。
自分のライトクロスとどちらが上か。逃げはしない。勝負にいく。
二人は同時に、ステップイン。
みみ架は左足を。オルタナティヴは右足を。
互いの大砲がセットされている後ろの肩は位置が遠い。よって踏み込みは深くなる。
ストレートもロングで打ち抜かねば届かないのだ。
勝算はある。もちろん理詰めでだ。
共にクロスカウンターを狙うのならば、先に到達するのは、ハンドスピードで上回る自分だ。
後はリーチ差さえ気を付ければ……
……いいえ。狙いはレフトクロスじゃないわ。
そんな呟きが、みみ架から聞こえた。
聞こえた時には、オルタナティヴは右拳を出していた。いや、打とうと始動している。
誘われた。初動の途中にノイズが走る。
ズガン! オルタナティヴの顎が小さく上に跳ねた。
衝撃の正体は、コンパクトに振り抜かれた右ショートアッパーでのカウンターだ。
クロスのタイミングではなく、打ち始めを狙ったカウンター。
ドンピシャで合わされた。脳が激しく揺らされている。視界に黒の帳が降りた。
(そんな……。アタシのライトクロスが)
もはやカウンターとして機能しない右ストレートが、照準から逸れて虚しく伸びていく。
空振り。拳がフォロースルーに入ったところで、みみ架の左フックが一閃。
ドンッ!! オルタナティヴのテンプルに左拳がヒットした。
これもカウンターだ。二発目は打ち終わりのタイミングを捉えた一撃である。
打ち始め&打ち終わりという二つのカウンターを、みみ架はコンビネーションで実現させた。
すとん。オルタナティヴは両膝をキャンバスに着いていた。
真下に崩れ落ちた――ダウンだ。
一瞬だが意識を完全に飛ばされていた。屈辱よりも驚愕の一言に尽きる。
打ち始め、クロス、打ち終わり――という三種類のタイミングでカウンターをとれる。普通は一発のパンチに一種類のカウンターだ。しかし、みみ架は一発のパンチに対して、二種類のカウンターを左右のパンチで合わせてきた。それも自分のライトクロスに対してだ。
(なんて桁外れな女。トンデモ過ぎでしょうに)
みみ架の声が上から振ってくる。
「今から右を打ちます、なんて宣言しているんだもの。これくらいは可能だわ」
嘘だ。オルタナティヴは苦笑するしかない。こんな真似、みみ架にしか不可能だろう。
弦斎が声を張り上げた。
「こらぁ~~!! 試合じゃないのにダウンをとってどうするのじゃ!」
漫画やアニメなどのフィクションとは違い、意図してスパーリングで相手をKOするような真似は厳禁・御法度だ。スパーリングはあくまで練習の一環である。そんな暴挙をすれば、次から誰も練習相手をしてくれなくなってしまう。
祖父の叱責に、みみ架が不満げに肩を竦める。
「手加減したけど倒れちゃったんだもの。二発目のカウンターは強く当てるべきじゃなかったわ。悪かったわよ、わたしのミスです。次は気を付けるから」
確かに二発目はインパクトが抑え気味だった。本気だったら失神していただろう。
オルタナティヴは立ち上がった。まだ十秒経っていないはずだ。
「カウントアウトしていないわよね? 当然、続行するわよ」
「試合じゃないんだから関係ないわよ。続ける気があるのならば、このラウンドは切り上げて休憩しましょう。それからスパーが終わったら、地下一階にある医療センターに行って脳波の検査と頭部のMRIは面倒がらずにちゃんと受けてね」
「休憩は必要ないわ」
そう言って、オルタナティヴは突進した。
強引にスパーリングを再開する。
みみ架は後ろに下がりながら、オルタナティヴのパンチを捌いていく。
手加減を誤ってダウンをとってしまった為か、心なしかやりにくそうだ。
構わずにロープ際まで追い込んだが、再びカウンターをもらって、オルタナティヴは前のめりにグラついてしまった。
イヤそうな顔になったみみ架が、そんなオルタナティヴを抱きとめる。
「ちょっとぉ。ダメージがあるのなら中止にした方が……」
ギシ、とロープが軋む。クリンチ状態になり、二人はロープに体重を預けている格好だ。
抱きついたままオルタナティヴはみみ架をロープに押しつけると、耳元に囁いた。
「瞬間的に失神はしたけど……ダウンは演技よ」
はぁ? と怪訝な表情になるみみ架。
狙い通りだ。圧倒的な膂力差があるので、みみ架といえどこのクリンチは容易には振り解けない。そして自分の狙いを予想するのは不可能と断言できる。
そう。こんな真似、予想できるはずがない。
不意にオルタナティヴは――みみ架の唇を奪った。
もちろんマウス・ツゥー・マウスでのキスだ。固まるみみ架。完全に硬直している。
隙だらけの今ならばKOパンチを打ち込めるが、真の狙いはソレではない。
ついでに舌をねじ込んで、執拗に絡ませた。
見ている者達も唖然としている。
どぉゴォンッ!!
轟音と共に、くの字に折れたオルタナティヴの身体が、砲弾のように派手に吹っ飛んだ。
ぐぅワん。オルタナティヴを受け止めたロープが大きく撓む。
辛うじて切れなかったロープを咄嗟に掴んで、反動で前に振られるのを防いだ。
歯を食いしばり、どうにかダウンを拒否する――が、効いた。
腹に穴が開いたと錯覚した程だ。
人力での芸当とは思えない。【魔導機術】――魔術を起動していない生身でこれか。オルタナティヴの超人的な膂力をものともせずにクリンチを引き剥がして、その上で身体ごとリングの反対側まで吹っ飛ばしてしまう破壊力。それが密着状態かつ極めてノーストロークに近い拳から放たれるとは。
まさしく神秘にして秘儀である。その名称は――発勁。
寸勁――ワン・インチ・パンチの威力を体感できて満足だ。
オルタナティヴはウィンクを添えて言う。
「アタシからのプレゼントは気に入ってくれたかしら? ちなみに初めてよ」
もちろん挑発だ。自分はレズビアンではない。
「こ、殺す……」
みみ架の顔が怒りで染まっている。全身が赫怒で震えていた。
どうせ統護との初めては済ましていないのだろう。男にとっては女同士はノーカン扱いが多いと聞くし、統護がこれを知っても苦笑だけで、特に気にしないで終いだろうが……
間違いなく、みみ架にとっては、そうではない。
彼女の唯一にして最大の欠点――メンタルの弱さは、簡単には克服できないのだ。
完全に目が据わっている。
――お望み通りに、ブッ殺してあげるわ――
底冷えするような声音が、みみ架の口から這い出てきた。
みみ架は乱暴におさげを解く。
しなやかな長髪が縛りから放たれると同時に、その貌つきも変わっていた。
地味な文学少女といった雰囲気が霧散して、凄惨なまでの美から殺気が発散されている。
ともすれば恐怖さえ感じてしまう過剰なまでの美貌だ。
――みみ架の裡に眠る『鬼』が覚醒する。
格闘の鬼神と化したみみ架は『真っ当なヒト』にはカテゴリできない存在だ。
ようやく……である。
(変えてやったわよ。その貌を拝みたかったわ)
統護のバカバカしさ満点の寸劇作戦が有効だったのだ。この初キス作戦が通用しないはずがない――という目論見は大正解である。キス一つであっさりと冷静さを喪失するとは、本当に精神面が脆い女だ。
策に嵌まって鬼神を覚醒させてしまった孫娘に、弦斎が天井を仰いだ。
「やれやれ。オルタさん、それは無茶だぞい」
無茶なのも無謀なのも自覚している。
けれど、大切なファースト・キスの対価としては、充分過ぎるだろう。
手合わせしたいのは累丘みみ架ではないのだ。そしてこれプラン通りなのだから。
スパーリングはここからが本番だ。さあ、攻略を始めましょうか。
(主人公が相応しい女であるアタシと、ヒロインは似合っても主人公が似合わない貴女との違い――それをこれから教えてあげる)
オルタナティヴは改めて心の中で挨拶した。
初めまして、黒鳳凰みみ架――鬼神を宿す最強の少女。
注記)なお、このページ内に記載されているテキストや画像を、複製および無断転載する事を禁止させて頂きます。紹介記事やレビュー等における引用のみ許可です。
本作品は、暴力・虐め・性犯罪・殺人・不正行為・不義不貞・未成年の喫煙と飲酒といった反社会的行為、および非人道的、非倫理思想を推奨するものではありません。また、本作品に登場する人物・団体などは現実とは無関係のフィクションです。