アニメを斬る!

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魔導世界の不適合者 ~魔術学科の劣等生~ 第4部(第31話)

第三章  バーサス(VS) 12 ―選手入場―

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         12

 予選決勝の試合形式が発表された。
 名称は『インターチェンジ・デュエル』であり、ルールは次の通りだ。

 ●円形の透明壁で仕切られたメインステージと、その外周にサポートステージがある。
 ●各チーム、メインステージとサポートステージに一名ずつを配置する。
 ●メインステージの一名が倒された時点で試合終了。
 ●二つのステージ間の出入りは自由。
 ●四つあるサポートステージ内の『援護エリア』以外での魔術援護は認められない。
 ●同じく二箇所に設定された『交代エリア』以外での、エリア間の行き来も認められない。
 ●メインステージからサポートステージへの干渉は一切禁止。

「……なるほど。これが予選決勝の種目ですか」
 細かいルールに目を通して、雪羅は椅子から立ち上がった。
 場所は、選手控え室だ。
 みみ架を除けば、ベスト6まで絞られているので、一チーム一部屋与えられている。
 予選決勝はBブロック代表戦が終わり、今はCブロック代表戦の最中だ。
 昨夜の淡雪との会話を思い出す。
 姉妹という実感は、未だに希薄のままだ。けれど……
(今は純粋に戦いたい。戦って確かめたいだけ。あの人と私、どちらが上なのか)
 彫像のように壁際に立ったままの義兄――臣人を見る。
 失ってしまった、大切な気持ち。
「私がもっと早くに強くなっていれば」
 家族を喪った事故で、臣人も重傷を負い、脳改造を受けざるを得なかったのだ。
 あの灼熱の中で、雪羅は初めて《ダイヤモンド・スノゥスケープ》の顕現に成功した。それまでの【基本形態】とは次元の違うチカラ。淡雪と同じ【結界】型の【基本形態】を得た。
 事故に偽装された――あの地獄が、才能覚醒のきっかけだったのだ。
「もう……二度と喪わない」
 たった二人きりの家族だ。
 そして、できれば取り戻したい。優しかった臣人の笑顔を……
 能面のような顔のまま、臣人が口を開いた。
「第二試合が終わった。Cブロックの勝者が決定した」
「そうですか」
 スマートフォンの配信を確認する。Bブロック、Cブロック共に予想通りの結果だ。
 予選二日目の最終試合――自分たちと堂桜統護との試合が始まる。
 メインイベント的に扱われているのは承知していた。
 ドアの外には、自分たちを呼びに来た係員の気配がある。コンコン、というノック音。
 時間だ。
 雪羅は臣人に微笑んだ。

「――征きましょう、兄さん。堂桜統護が私達を待っています」

         

 すでに夕刻を過ぎていた。
 天に広がっているのは、幻想的な星空。
 Cブロック決勝後の休憩時間五分が過ぎ、会場内――闘技場を照らす照明が一斉に落ちた。
 女子生徒アナウンサーが声高らかに口上を述べる。
『それでは会場の皆様、大変お待たせ致しました! 本日のメインイベントともいえる予選最終試合、Dブロック決勝戦を行いますッ!!』
 わぁぁぁぁああああ――
 月光と星明かりがメインライトの宵闇の会場が、大音声で包まれた。
 尋常ではない盛り上がりを感じ取り、アナウンサーのボルテージも上がっていく。
『試合に先駆けまして、明日の決勝トーナメントに勝ち上がった三チームを紹介します』
 四方の巨大スクリーンに、みみ架と里央のプロフィールが映し出される。
 暗い中で、明るい画面は浮かび上がって見えた。

『Aブロック覇者は、累丘みみ架&美濃輪里央チーム!! シードで決勝進出となりました、今大会の優勝候補大本命です! 近接戦闘に限れば、世界最強の戦闘系魔術師ソーサラーと評される彼女を脅かせるライバルは果たしているのか!? 公式オッズは断トツの1.05倍です』

 スクリーンの映像が切り替わる。

『Bブロック覇者は《スカーレット・シスターズ》!! 紅の義姉妹を自称する、スポンサー側からの刺客です! ほぼシスター一号のみで圧勝の繰り返しでした。正体不明の謎の二人組ですが、その実力は確かです。公式オッズは二番人気の1.83倍!』

 更にプロフィール映像が変化した。

『Cブロック覇者は、堂桜淡雪&比良栄優季チーム!! スーパーセレブなお嬢様コンビ! 共に【ソーサラー】としても超一流! 手の内を隠した堅実な試合運びで、ここまで危なげなく勝ち上がってきました。今大会随一のチームワークでしょう。しかしインパクトとキャラが弱いのか、今ひとつ公式オッズは振るわずに、最下位の3.79倍となっています』

 その紹介に、淡雪と優季は苦笑いを見合わせる。
「あらら。けっこう舐められちゃってるね、ボク達」
「強敵揃いですし、仕方がありませんわ。しかし前評判はあくまで前評判に過ぎません」
「だね。明日の決勝トーナメント、主役はボク達だ」
 Bブロック覇者がスポンサー側の特別参戦。A・Cブロック覇者が共に【セントイビリアル学園】のチームだ。ニホン最高の名門魔導科高校の面目躍如といったところか。
 アナウンサーが一拍置いて、叫ぶように告げる。
『そして! 残る二チームはこれからDブロック決勝で戦う、この二組ですッ!!』
 ライトが灯った。
 入場ゲートにスポットライトが集中する。
 しかも入場用のBGMとして洋楽(メタルサウンド)がスタートする。

『東のレッドゲートより入場しますは、氷室臣人&雪羅の――氷室兄妹チームです!! 魔術をキャンセルできる《マジックブレイカー》の兄と、堂桜の姫君である淡雪嬢の二卵性双生児にして、氷雪の魔術師である妹! 優勝候補の一角だった風間姉弟との予選準決勝が圧巻だったのは記憶に新しいです!! なお公式オッズは2.46倍となっています』

 カクテルライトが乱舞する中、氷室兄妹が試合ステージへの通路を進んでいく。
 歓声が更に大きくなった。声援もだ。
 試合ステージ前で、二人は歩みを止めた。BGMが止まる。
 同時に、西側の入場ゲートに、新たなスポットライトが群がった。
 そしてJ-POP(デジタル調)が入場曲として流れ始める。

『対して西のブルーゲートより入場するのは、朱芽・ローランド&堂桜統護チーム!! 元祖、魔術キャンセラーは彼――《デヴァイスクラッシャー》こと、堂桜統護です! その相棒は知る人ぞ知るバトルマニア、朱芽・ローランド嬢っ! 魔術抜きで戦う統護選手を巧妙にバックアップしてきた彼女の本気は、未だ未知数!! 公式オッズは2.51倍です』

 掛け率からすると、両チームの前評判は同等とみていい。
 口笛と拍手、声援も最高潮だ。
 七色のカクテル光線による派手な入場演出は、この試合のみの特別処置である。
 雪羅は決然とした面持ちで、通路を進む統護を見据える。
 そんな雪羅と統護を、淡雪は複雑な顔で見比べる。
 統護と朱芽も、氷室兄妹に続いて、試合ステージ前に到着した。
 視線を前に向けたまま、二人は軽く拳をぶつけ合った。
『両チーム、メインステージとサポートステージに別れて試合ステージに入って下さい』
 優季が言う。
「当然、メインステージに統護と臣人さんだよね。で、朱芽と雪羅さんがサポートに回る」
 このルールならば、誰もが《デヴァイスクラッシャー》と《マジックブレイカー》の一騎打ちを期待するだろう。小細工なしの超人同士の格闘戦だ。その為の競技ルールとさえ思えた。
 統護と朱芽が、臣人と雪羅が、互いに頷き合い――試合ステージ内に踏み入る。
 ぅぅおぉぉぉぉおおおおおおおおおおおッ!!
 怒号めいた極大のどよめきだ。

『な、な、なんとぉ!? これは一体、どういう事なのでしょうか!?』

 呆気にとられる優季。
 そんなパートナーに淡雪が言った。
「驚くに値しません。私がお兄様と組んでいたとしても、最初はこの布陣でいきます」
「ええ。正解ね。入れ替え可能なのだから、これでいいわ」
 傍にきていたみみ架も淡雪に同意する。
 しかし観衆の困惑は収まらない。
『ま、まさかまさかの、メインステージ内となっています!! これは完全に予想外!』
 メインステージ中央で対峙しているのは――

 朱芽・ローランドと氷室雪羅である。

 そして残る統護と臣人が、サポートステージにいた。
 みみ架が優季と里央に補足する。
「魔術によるメインステージへの援護さえ度外視すれば、戦うステージはどちらでも同じよ。逆転の発想でもないけれど、ならば肉弾戦しか選択肢のない二人よりも、魔術を存分に扱えるメインステージで、戦闘系魔術師の二名が戦うのは自然な成り行きだわ」
 朱芽、雪羅ともに意外という風ではなく、むしろ想定通りといった表情である。
 そして、朱芽は肩にかけている細長いケースの蓋を、今大会初めて開いた。取り出して組み上げたのは、細長い棒状の物である。
「――ACT」
 基本【ワード】を唱えた。先に【魔導機術】を立ち上げたのは、雪羅ではなく、朱芽だ。
 続いて専用【AMP】を作動させる。
 ビリヤードキュー型で名称を《スターダスト》という。キュー先を地面に突き、【魔方陣】を顕現させた。その地面に描かれた【魔方陣】が、輝きながら立体的に展開していく。
 雪羅だけではなく、統護以外の誰もが驚いた。
『こ、これはテーブル!? 巨大なテーブルでしょうか? 朱芽選手の今までの【基本形態】とは明らかに違います! 今までのはサブでこれがメイン【基本形態】なのか!?』
 顕現したのは、ポケット競技用ビリヤードテーブルである。
 規格されている通常サイズではなく、三十メートル四方あるメインステージを、ほぼ占める程の巨大な規格外テーブルだ。
 想定外の事態に、動揺を押さえ込んで雪羅が言った。
「これは……この感覚。【結界】ではなく、巨大な魔術幻像ですか。凄いパワーです。存在係数の高さが肌に伝わってきます」
「正解♪ これが私のメイン【基本形態】……

 ――《クィーン・オブ・ザ・ハスラー》よ」

 朱芽はキュー先を雪羅に突きつけた。
 心底から楽しげに笑いかける。
「さあ、そっちも例の【基本形態】――《ダイヤモンド・スノゥスケープ》を出しなさい。今までの雑魚とは違い、朱芽サンが超本気モードで相手してあげるから。せいぜい頑張ってお姉さんを楽しませてよね、中坊♪」
 その挑発を、雪羅は冷淡な顔で受け流し――氷雪の【結界】を出現させた。

 

 

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