アニメを斬る!

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魔導世界の不適合者 ~魔術学科の劣等生~ 第3部(第05話)

第一章  ストリート・ステージ 4 ―仲裁―

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         4

 統護のWデート補佐は失敗に終わった。
 正直、当たり前の結果である。
 堂桜一族が所持している超高性能独立型の軌道衛星【ウルティマ】からの観測映像が映されている大型モニタを、ルシアは別画像に切り替えた。
「さて、ネコ。今度のMMフェスタに対しての――例の可能性を演算しなさい」
「にゃぁあ~~~~~~ん♪」
 勢いよく起き上がった那々呼は、膝上にキーボード(モニタ・タブレットパネル式ではなく、愛用のアナログキー式)を置くと、猛然とタッチタイピング(ブラインドタッチ)でコマンドを入力し始めた。超速度といっていい指捌きである。
 ヴン、と空間が一瞬だけ烈震した。
 古びた六畳間にひしめいているPC(特注のワークステーション)群が【DVIS】として機能し、那々呼と軌道衛星【ウルティマ】の演算機能を超次元内でリンクさせる、大規模魔術が立ち上がった。
 部屋内が、世界一のスーパーコンピュータと化す。
 ルシアはモニタ内を埋め尽くす様々な情報群に対して、冷たく囁く。
「……――【エルメ・サイア】からの、ユピテルに続く二人目となる【エレメントマスター】が、近いうちに『堂桜統護』の前に立ちはだかる確率は、九十六パーセントですか」
 しかも疑似因果律として算出した多次元行列に散見できる『仮想』因果素子の配置から推測すると、相手はスペック的には『最強の』戦闘系魔術師ソーサラーである可能性が極めて高い。
 それが誰かまでは判らないが。あくまで因果素子の『仮想』単位――【情報】なのだ。
 宝石のような双眸が微かに細まった。

 さあ、今度も勝てますか? 我が最愛のご主人様……

         

 頼みとしているメイド少女からの助けは――ない。
 いよいよ進退窮まった。
 二人の少女――淡雪と優季の剣呑な視線に射貫かれて、統護は今にも泣きそうである。
 実際、泣いて済ませられるのならば、泣き喚きたい心境だ。
「と、とにかく俺の話を聞いてくれないか。な? な?」
 淡雪が言う。
「言い訳など聞くまでもなく、状況から理解できます」
 優季も言う。
「約束がブッキングしちゃったみたいなのは、うん、しょうがないよね。問題なのはその後の統護の対応だと思うんだ。ボクはそれに怒っているんだよ」
「私も同じです、お兄様。約束が被ってしまったのならば、何故、正直に打ち明けてくれずに、こんな真似をなさったのですか?」
 二人は腹立たしげであり、――そして悲しげであった。
 統護は表情を歪めた。自分が間違っていた、と。
(俺は莫迦だった。大馬鹿野郎だ)
 淡雪の言う通りに、正直に打ち明けるべきであった。素直に謝って、そして三人で話し合うべきだった。信じていなかった。二人がちゃんと話し合って互いに譲り合ってくれる、ベストを模索してくれると。二人を信じられなかったから、ルシアに助けてくれと泣きついた。
 統護は深く己を恥じる。どうして二人を信じられなかったのか――
「ゴメン。俺、俺……」
 声が震える。後悔する。最低だった。卑怯だった。
 淡雪がため息混じりに言う。
「きちんと打ち明けて、優季さんに私の方が大切で特別だから、申し訳ないけれど今回は遠慮してくれと、どうして正直に言えなかったのですか」
 優季が苦笑混じりに言った。
「そりゃ淡雪に、妹よりも幼馴染みで恋人のボクの方を優先したいから、今回はキャンセルって言い出し難いのは理解できるけどさ」
 二人は各々言い終わった後、お互いの台詞を理解して、鋭い視線をぶつけ合う。
 一気に険悪になった。
 統護は唇を噛み、諦観に支配される。

 お前等がそういうリアクションをとると予想したから、言えなかったんだよ……ッ!!

 考えを再度、改める。
 結果は失敗に終わってしまったが、作戦決行自体は間違った選択ではなかった。
 やはり二人を信じなくて正解だった。とはいえ、――これからどうしよう?
 睨み合い、罵り合いながら、今にもキャットファイトを始めそうな二人の少女は、有り体にいって――容姿の美しさに反比例して、とても醜かった。
 エゴと自己主張を前面に押し出す二人の辞書には、『譲り合い』『妥協』『話し合い』といった単語は載っていないに違いないだろう。
 とりあえず妥当な提案をする。
「と、と、とにかく、こうなった以上は三人仲良く、一緒に行動しないか?」
「断固として嫌です」
「そんなのヤダ」
 二人は揃って即答する。
 くそ。なんなんだよ、お前等。どうして俺はこんな二人に貴重な休日を……
 統護は頭を抱えて掻きむしりたくなるのを、必死に抑えた。
 そして精一杯の笑顔を添えて訴える。
「どうしてだ? 二人よりも三人の方が楽しいのが普通じゃないのか!? それにゆりにゃんのライヴだって何人で聴いたって同じじゃないか。さあ、みんなで楽しもうぜ!」
 そもそもライヴ会場には万単位のファンが集結するのだ。二人も三人も誤差の範囲である。
「ふぅ。やはりお兄様は何も分かっていませんね」
「統護の朴念仁ぶりには、ちょっとガッカリだよ」
「いや、あのさ、俺が一番悪いのは理解できているけれど、お前達も少しは俺の立場と気持ちを理解しようとしてくれると、凄く助かるんだが……」
 その言葉に返事はない。
 淡雪と優季が統護ににじり寄ってくる。
 明らかに口論を捨てて、実力行使で統護を浚ってしまおうとしている。
 再々度、統護は己の間違いを悟った。
 作戦決行も誤った選択で、本当の正解は――二人からトンズラであったのだ。

「――はい、そこまでにしなさい」

 三人目となる少女の声が、ゲームセンターの裏通りに浸透した。
 綺麗な発音で、かつ理知的な響きの声色に、統護のみならず淡雪と優季も声の主を振り返る。
「ったく、見ていられないから、この状況に介入するわ」
 統護達の通う学園の制服姿の少女がいた。
 端的に表現すると、朴訥だけれど素材はいい田舎美人。印象は――深窓の文学少女。
 よくよく観察すると、絶世の美貌を秘めている。スタイルも抜群だ。
 長い黒髪を二房の三つ編みにしている、統護の学級のクラス委員長であった。
「どうして委員長が?」
「ちょっと用事があって立ち寄ったら、ゲームセンターでトラブルがあったって聞いて」
 彼女――累丘るいおかみみ架は一冊のハードカバー本を掲げて、やや棒読み口調で言った。
 淡雪はみみ架を見て、視線の温度を下げる。
 優季は苦手意識も露わに、顔をしかめた。
 そんな二人に落ち着いた視線で牽制し、みみ架は続ける。
「おおよその事情は察する事ができるけれど、ここは喧嘩両成敗にしなさい。これ以上醜く争っても、堂桜くんに対しての女の株を下げるだけよ」
 その言葉で冷静さを取り戻したのか、淡雪と優季はばつが悪そうになる。
 二人の感情が収まったのを確認し、みみ架は統護の手を引いて、この場から離れた。
 統護は大人しく従った。
 淡雪と優季は気まずそうに顔を合わせたまま、追っては来なかった。

 

 

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