アニメを斬る!

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魔導世界の不適合者 ~魔術学科の劣等生~ 第3部(第03話)

第一章  ストリート・ステージ 2 ―作戦―

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         2

 

 統護と優季は仲良く腕を組んで、街中を散策していた。
 何の変哲もない都会風景であるが、中部地方から関東に越してきたばかりの優季にとって、ネオ東京シティ千代田区の街並みは新鮮なのだろう。
 あるいは、チラチラと統護を仰ぎ見る彼女の瞳が、純粋に幸せそうな故か。
 とはいっても、統護にはその視線に気が付く余裕はない。
(ポジショニングは問題なし、だ)
 散策する経路は、淡雪を釘付けにしている公園を中心としている。
 リハーサルは一昨日に一度しか行っていない。淡雪役をメイが、優季役をアンが受け持ち、細かい指示をルシアが飛ばしてくれた。本番である今日は、ルシアからの無線連絡・あるいは魔術による精神通信はなし――と決めている。高レヴェルの魔術師で、かつ盗聴技術に長けている淡雪に気が付かれる可能性が高いからだ。
 公園を拠点として、淡雪と優季を交互に相手するという作戦であった。
 武道館ライヴが始まってしまえば、後はファンの熱狂に紛れて行方をくらませるだけである。コンサート会場には、録音・録画機能のある通信機器は持ち込めないのを逆手にとるのだ。

 

「――ねえ統護。そこのゲームセンターに寄っていいかな?」

 

 想定外の台詞に、統護はギクリとなる。
「な……んだ、と?」
「え? あれ? 何かボク、まずいコト言った?」
 ギョッとした表情になった統護に、優季が不安げになる。
 統護は慌てて取り繕った。
「いや、そうじゃなくてだな! っていうかお前、ゲーセン入って何するんだよ!?」
「もちろんゲームだけど。クレーンゲームとか」
「だよな!!」
 しまった。拒否できなくなった。
 統護は焦る。
 ゲームセンターに入ってから、どうやって優季と別れて淡雪と合流すればいいのか……
 優季は統護に身体を寄せる。それなりに豊かな胸を、統護の腕に押しつけた。
「それからボク、統護とプリクラ撮りたいな」
「俺もだよ! 奇遇だなぁ」
「前の学校では、友達とプリクラとかなかったし。まして今みたいに恋人同士なんて」
「俺も元の世界じゃ、高校一年の時の一人プリクラしか経験ないから」
 優季の頬が引き攣った。
「え。もう一人のボクが死んだ後の君って……」
「言うな。頼むから言わないでくれ。俺的にも黒歴史なんだから」
 元の世界での統護は、立派な『ぼっち』であった。
 古来より堂桜家が一子相伝している秘伝の継承の為――と言い訳したところで、統護に友達ができなかった理由の大半が、本人の性格と言動だったと今では自覚していた。
 そして統護が元いた世界の幼馴染み――故人である比良栄優季の記憶を継承している【イグニアス】世界の優季も、そんな統護の気質を知る数少ない人物である。
「……まあ、昔は昔。今は今」
 気を取り直して、優季は朗らかに言う。
「今のボクは、統護の幼馴染みとして、君の世界のユウキの分まで君を幸せにしなきゃならないからね! 幼馴染みというか――恋人としてっ!」
「そ、そうだな! 期待しているから」
 空返事する統護。頭の中は、次の展開への心配で一杯だ。
 予定では、すぐ目の前の交差点で、道に迷ったお爺さん(役者)と、再び起こる引ったくり事件(ヤラセ)によって、優季と分離する時間を稼ぐはずだった。お爺さん役が優季を公園へ誘導し、入れ替わりで統護が淡雪を公園から連れ出す――というシナリオである。
 だが、そのシナリオが崩壊寸前だ。
 統護は優季に引きずられるようにゲームセンターに入った。
 ピンチだ。主導権を奪われてしまった。
(頼むぅルシア! なんとかしてくれぇええええっッ!!)

 


 ゲームセンターに入った二人は、優季のリクエストによって『音ゲー』コーナーにいた。
 モニタに表示された指示に従いながら、所定のボタンをタッチして、そのタイミングとリズム感を点数換算するゲームである。
 優季は楽しそうに第三ステージまでクリアし、現在は第四ステージ。
 淡雪が気になってゲームどころではない統護は、呆気なく第一ステージで脱落済みだった。
 優季は上手かった。軽やかな手つきと足裁きで、ほぼノーミスだ。
(ま、マママ、マズイ。これって下手するとオールクリアしてしまうのでは!?)
 不安が統護を襲う。
 このままでは、いつになったらゲームセンターを出られるのやら。
 しかもまだプリクラを撮っていない。

 

「へいへいィ!! 見せつけてくれるじゃねえか、ラブラブなお二人さんよぉ!」

 

 建物内に反響しまくっている雑多なBGMに負けじと、若い男の濁声が悲鳴のように聞こえてきた。
 統護が振り返ると、流行の街着をだらしなく着崩している、いかにもチンピラといった風体の男達が――全員で五名もいる。彼等は肩を怒らせて、統護と優季を取り囲んでいた。
 この不自然かつ超強引な展開に、思わず統護は――
「ちょっ! どうして満面の笑顔になっているの統護!?」
「おっといけない」
 優季の突っ込みに、統護は慌てて笑顔を引っ込め、表情を引き締めた。
 ゲームを止めた優季は、腰に手を当てて男達に睨みを効かせる。
「ねえ。なんの因縁かは分からないけれど、店員さんか警察に通報するよ?」
「ちょい待て、優季。店員とか警察とか店や他のお客さんに迷惑かける方向は避けようぜ」
「え?」
「俺が穏便に店の裏あたりで話を付けてくるから、お前はゲームを楽しんでいてくれ」
 裏路地での話――通常ならば肉体言語による会話を指す。文法・話法は非常にシンプルだ。
「だ、だけど穏便に話って……」
「大丈夫だって。本当に穏便だから」
 実際に暴力沙汰の心配はゼロだ。なにしろヤラセなのだから。
 統護は周囲を見回して、笑みを深める。自信というよりは快心、あるいは安堵の笑みだ。
 大仰な仕草で両手を拡げた。
「見てみろよ。ほら、いつの間にかギャラリーがこんなに!! みんなお前のプレーに魅入られているんだ! 期待に応えようぜ。彼等は俺に任せて、お前はここでゲームをするんだ」
 取り囲んでいる五名のチンピラ(役者)の外周を、様々な服装の若者達が陣取っている。
 もちろん全員サクラである。
 五名のチンピラ(役者)とギャラリー(サクラ)は、綺麗にお互いの存在を無視していた。
 ギャラリー(サクラ)は口々に優季のプレーを褒め称え始める。
 その間、チンピラ五名(役者)は大人しく待機だ。
「こんなに人がいるのに、どうしてボク達、絡まれているの?」
「細かい事はいいから!」
 戸惑い気味の優季を筐体の前へと押し、統護はコインを投入してスタートボタンを押す。
 同時にギャラリーが沸いた。
 熱心なアンコールに負けて、小首を傾げつつも優季はゲームを開始する。
 統護はオーバーアクションでチンピラ役の五名に、勢いよく右拳を突きだして見せた。
「……よし、来い。裏で話つけようぜ」
 即興の為に、棒読みである。
 対して相手は演技のプロで迫力満点であったが、それ故に逆に浮いてもいた。
「テメエ。女の前だからって、いいカッコしやがって」
「ぶっ殺してやるよ、オラァ!」
「死ぬ覚悟はできているんだろうなぁ」
「俺は優季を守ってみせる、この身を犠牲にしてもな!(棒読み」
「上等だぁ!!」
 統護と五名のチンピラ(役者)は、そそくさと店外へと脱出した。

 

 

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