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※)引用したキャプチャ画像に関しては、著作権権利者様より異議申し立て・削除要請があれば、速やかに対処いたしますのでご承知置き願います。
また、権利者様および各関係者様への敬意を忘れず、不利益にならない用法を心掛ける事を明記します。
――オンエア、START!
前振りトーク
リスナーの皆さま、ナビゲーターの淡雪が新しいカタチへ進化です。
本日もアニメFGOのレビュー記事になりました。同一企画は連続3回までに抑えたい所存ですが、無理に他の企画を挟んで後回しにするよりも一気にいきますから。
※)ナビゲーター。14歳(中等部三年生)
お馴染み、アシスタントの締里だ。何事にも例外はあるからな。
第15話のレビュー記事になるが、アナにとっては最大の見せ場となるエピソードだぞ。それからマーリンにも意外な事が起こる。まさに必見といえる。
※)アシスタント。15歳(高等部一年生)
ついにゴルゴーンさんとの決戦となりましたが、冷静に考えればこの第15話の方が第14話よりも「決戦」というサブタイトルが相応しい様な気が。
けれど「新しいヒトのカタチ」がサブタイトルという事は、要するに対ゴルゴーン戦は、つまり――
この回で決着は間違いないでしょう。
戦闘が2週に跨がないのを良しとするか、呆気ないと落胆なのか、その後の展開を確認してから評価だな。
第15話「新しいヒトのカタチ」あらすじ
様式美として、あらすじ紹介ですよ。
ゴルゴーンを斃すのは、やはりアナの役目で確定みたいだ。
マルドゥークの手斧によりゴルゴーンの神性を低下させることに成功した藤丸たちは、鮮血神殿の最奥に辿り着く。
現れたゴルゴーンは復讐のため人類を滅ぼすと明かすが、そんな彼女に、これまで抑えていた神性を解放したアナが攻撃を仕掛ける。
アナの魔眼はゴルゴーンの魔眼を相殺することができ、またその武器である鎌は不死の女神に対抗する唯一の策なのだった。
いかなる攻撃を受けても再生するゴルゴーンに対し、アナの刃は届くのか―――。脚本:東出祐一郎
絵コンテ/演出:原田征爾
総作画監督:高瀬智章
作画監督:滝山真哲・髙田晃・小林真平・小松麻美
アクション作画監督:林勇雄
魔眼を相殺できて、ゴルゴーンさんの不死性をキャンセルできるアナさん。
すでにバレバレであるが、ようやくアナの正体(真名)が正式に披露されそうだな。
本編レビュー開始
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
これは分かり易い回想シーンだな。
そうですね。分身の術を使った叔母さんの背中に手を振るアナさんという。
違うだろ。あの両名は間違いなくステンノとエウリュアレだ。
分かっていますとも。少しだけアメリカンジョークを言ってみただけですよ。
どこにアメリカ的な要素があった?
ゴルゴーン三姉妹
(私たちはただ、この何もない島で、何もないまま過ごしていたかっただけなのに)
(大切なものは少なくて。だからせめて、その在り方だけは守ろうと)
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
思いっ切り正体を明かしています。
本来のゴルゴーン三姉妹は、メドゥーサが姉達を取り込んだという設定はなく、三姉妹の中で唯一不死ではなかった彼女はペルセウスに斬首されて討たれてしまうんだよな。
今となってはギリシャ神話よりも世界的に認められているFGO系神話においては、メドゥーサさんは姉2人を取り込み、不死性をゲットしてゴルゴーンとなってしまいました。
メドゥーサはギリシアの先住民族であるペラスゴイ人(もしくはアナトリア半島)の神話の中で主たる女神の1柱という説もある。
とにかく元のメドゥーサさんからゴルゴーンさんへの容姿の変化が凄いです。
魔眼VS魔眼
ゴルゴーン「死ね死ね死ね! 溶け落ちるがいい!」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
弱体化しているゴルゴーンさんに対して、本来の神性を開放したアナさん。
アナが押しているな。
ゴルゴーン「私をその目で見るな!」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
立香さんがピンチに!
単に居るだけではないぞ。マスターだから倒されたら彼のサーヴァントであるマシュとイシュタルがアウトになる。
マーリン「そうはさせないよ」
アナ「ゴルゴーン!」
ゴルゴーン「その名で私を呼ぶな!」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
マーリンが立香を守った。
皆さん、連携が冴えています。
ゴルゴーン「私の復讐の邪魔をするな! なぜそれが分からぬ!」
マシュ「行ってください!」
立香「アナァ~~!!」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
鯖太郎さんが渾身の叫びを披露しました。なお、魔力を送ったとか令呪を開放したのではないので、戦況には全く影響を与えていない模様。
まあ、ほら、現実問題として他に出来る事ないし。あまり辛辣な事を言ってやるな。
ゴルゴーン「その程度で私を倒せるものか。我が名はティアマト。原初の女神」
アナ「違います」
アナ「形のない島の女怪。英雄殺し。それがあなたです、ゴルゴーン」
アナ「あなたの復讐は決して島の外に出ない」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
どうやら決着の時が来たようだ。
予想よりも早いですね。
牛若丸はこの状況で敗北したが。
アナさんことメドゥーサさんには例の鎌がありますからね。
不死殺しの一撃
アナ(さようならもう1人の私)
アナ(私たちの悲しみは捨てることができなくとも、叶えてはならないものでした)
ゴルゴーン「貴様、この鎌は」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
一撃で終わってしまいました。
突っ込んだら負けかもしれないが、最初からアナが神性を開放してメドゥーサとして戦っていれば、別に《マルドゥークの斧》がなくても勝てたのでは?
あらすじの煽り文に反して、あっさりと届いてしまいましたよね。
アナ「だから共に消えましょうゴルゴーン。それが私がこの地に呼ばれた理由なのですから」
マーリン「不死殺し。それがアナの持つ武器《ハルペー》の特性だ」
マーリン「ゴルゴーンの不死性は、あれの前では無意味となる」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
決着前に受けた攻撃が致命傷だったのか。
あるいは本来なら同一存在である「もう1人の自分」を討った因果的な反動でしょうか。
ゴルゴーンが散り、メドゥーサであるアナも同じく――
立香「アナ!」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
これでアナも退場となった。
メドゥーサさんとゴルゴーンさん――浅川悠さんが担当したキャラが当時に消えてしまうとは。これで彼女がこのアニメ出演で得られるギャラが。
ギャラの話はともかく熱演だったよな、浅川悠の一人二役。
イシュタルさんとエレシュキガルさんも一人二役で会話していましたが、あちらは「ほぼ同じ顔にほぼ同じ声音」でしたからね。しかも浅川さんとは違い植田さんは出番が続いておりますし。
最後までアナの正体はメドゥーサだと明言せずに終わった。
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さようなら、アナ
イシュタル「どちらの霊気も感じ取れない。2人ともこの時代から消滅したわ」
立香「さようなら、アナ」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
花飾りを棄ててしまいました。まあ、このまま持っていても枯れて邪魔になるだけですし、扱いも困るので、どさくさ紛れに不法投棄も止む無しかと。
いや、違うだろ。手向けの花という意味だよ。貴様の感性はどうなっているんだ。
そ、それくらい察していました。イタリアンジョークというやつですわ!
どの辺がイタリア要素なんだ。
あとマーリンさんがアナさんへ軽く頭を下げて礼を示したのが印象的でした。
立香「これで戦いは終わったのかな?」
マーリン「ゴルゴーンは聖杯の力でかつての神性を取り戻した。だが彼女は聖杯そのものを所持していなかった」
マーリン「となると、真の所有者は」
キングゥ「母上、ご無事ですか!? ゴルゴ」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
ゴルゴーンはティアマトを名乗っているだけで、聖杯の力で女神化していた。
ええ。でしたら、キングゥさんにとっての「本当の母」はゴルゴーンさんではありません。
実際、キングゥはゴルゴーンの前以外では「母上」ではなく「彼女」「ゴルゴーン」と呼んでいたしな。
聖杯の真の所持者
キングゥ「僕が傍にいない以上 聖杯の加護はない。当然といえば当然の結果か」
キングゥ「捨て身の自分殺し」
キングゥ「そこまでして彼女を殺したかったのか?」
イシュタル「あら、お怒りなわけ?」
キングゥ「キングゥである僕がティアマト神を愛するのは当然のことだ」
キングゥ「故に彼女のためこの一撃を手向けの花として捧げよう」
キングゥ「いけない。僕としたことが熱くなった。少しでも長く生き残って欲しかったんだけどね」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
利用していたとはいえ、キングゥもそれなりにゴルゴーンへの気持ちはあったんだな。
事態暗転
ロマニ『やっと繋がった! どういうことだい藤丸君!?』
ロマニ『ゴルゴーンは消滅したのを確認した! なのに、なのになぜ特異点が消滅しないんだ!?』
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
特異点消滅しておりません。想定外です。
むしろここからが厄災の本番とばかりの不気味な描写だ。
シルビア「シバ02、06、09破損!」
ダ・ヴィンチ「ロマニまずいぞ! 時空震だ! メソポタミア世界が空間断裂しようとしている!」
ダストン「ドクター! これを見てください!」
ロマニ「なんだこれは?」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
赤潮――プラクトンの死骸ですかね。
その程度なら平和なんだろうけどな。
実際は世界が空間断裂という異常事態です。
マーリン「ごほっ!」
立香「マーリン!?」
マーリン「しまった。そういうことか」
マーリン「化かし合いにおいて一枚上をいかれるとは」
キングゥ「そういうことさ。小賢しい夢魔。君は母さんに《夢の檻》を仕掛け、目覚めを先延ばしにした」
立香「夢の檻?」
イシュタル「ゴルゴーンを殺したせいね」
キングゥ「そうだ。僕の悩みは母さんをいかにして眠りから引き上げるかだったが、生きている限り覚めない眠りなら、いっそ殺してしまえばいい」
マーリン「ゴルゴーンが持っていたティアマト神の権能《ポトニアテローン》。あれはコピーではなく本物との同調だね?」
キングゥ「君たちが彼女を倒したことで同調していた母さんにも死の衝撃は届いた」
キングゥ「せめてゴルゴーンの願いを叶えてあげたかったが、それももう終わったことだ」
キングゥ「見るがいい。我らの本当の母の姿! お前たちの原罪の姿を!」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
ここで一気にネタバラシがきた。
ゴルゴーンさんはキングゥさんによって「なんちゃって」ティアマト神になっていましたが、本物のティアマト神さんはマーリンさんによって眠りに就かされていました。
マーリンの《夢の檻》を解除する為に、同調させたティアマト神の権能を介して「ゴルゴーンの死」というショックを与えたかったというわけだ。
以前、マーリンさんが最初のゴルゴーン戦で「自分が死んたら大変な事態になる」とは、これを意味していたんですね。
マーリンが死んだり意識を失った時点で、封じていたティアマト神が《夢の檻》から復活してしまうからな。
「これが王の言っていた滅びの時か」
「すぐにウルクへ通信を送れ!」
キングゥ「君たち旧人類はここで淘汰されるのさ!」
立香「待てキングゥ!」
キングゥ「それじゃあ今度こそお別れだ」
キングゥ「新しい人の世界で君たちはひっそりと終わりを迎えるんだ」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
ネタバラシだけでキングゥさんはサクッと一時退却です。
このシーンだけ切り取ると負け惜しみにしか見えないが、事態は深刻だ。
マーリン、無念の離脱
立香「マーリン!」
マーリン「いいかい、急いでウルクに戻りなさい。目覚めたといっても、あれはまだ動き出していない」
マーリン「全滅は避けられないが、まだ打つ手は残っている。ギルガメッシュ王には、こう伝えるんだ」
マーリン「本来グランドクラス7騎をもってしか対抗できない人理を喰らう抑止の獣」
マーリン「生命の海」
マーリン「原初の母」
マーリン「7つの人類悪の1つ」
マーリン「原罪の獣 ビーストが目を覚ましたと」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
クラス”ビースト”か。逆襲でマーリンを食い殺した。
彼女が魔術王さんに並ぶFGO第1部のラスボスでしょうね。
そんな雰囲気があるな。
残り話数的に、もう一捻りある展開かもしれませんけれど。
だからメタネタはよせ。
夢の檻からの解放
ダ・ヴィンチ「ペルシャ湾海中に正体不明の魔力反応が検出された。一個体の魔力反応はウガルを上回り」
ダ・ヴィンチ「総数は――1億を超えて更に増殖中だ」
立香「1億」
ダ・ヴィンチ『地上に這い出たものは約10万体。そのうち2万体がウルクへ侵攻中だ。速度はまちまちだが、あと数時間で第1陣が到着するだろう』
立香「イシュタル! 先に空からウルクへ行ってくれ! 俺たちは後から追い付く!」
イシュタル「そうね。あなたたちは途中でケツァルコアトルに拾ってもらいなさい」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
ウガルを超えた個体が1億とは。
個別撃破は絶望な物量ですね、これ。
マシュ「そんな、マスター」
マシュ「町が、ウルクの町が燃えています!」
立香「間に合わなかった」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
ゴルゴーン来襲よりも酷い。
マブラヴのBEATさんを想起します。
イシュタル「藤丸! 意識をしっかり持ちなさい! 下にいるのはあなたが見たこともなかった生き物よ!」
イシュタル「降りたらジグラットまでの道を確保して!」
立香「了解!」
イシュタル「あんなものが新しい人ですって? 冗談じゃないわ!」
兵士「逃げるな! 戦え! ここで止められなければ後がないぞ!」
兵士「何なんだ!? 何なんだこの生き」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
ええと、これが新人類みたいです。
下半身は一応、ヒトっぽいが。
ヒトと定義する以上、デザインだけ旧人類を踏襲できなかったのでしょうか?
立香「今のうちに!」
マシュ「これが新しい人?」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
さて、どの程度の強さなのか。
今までの魔獣より強そうです。
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マシュ「助かりました!」
ケツァルコアトル「いいのいいの」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
流石にケツァルコアトルは別格だな。
そんなケツ姐さんも怒り心頭ですね。
立香「今のは一体何が?」
マシュ「不明です。敵生命体撤退していきます」
ケツァルコアトル「活動限界。いえ、そうは見えなかったけど」
立香「とにかくジグラットに行ってギルガメッシュ王に状況を伝えよう」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
敵が撤収してくれました。
これも裏の意図がありそうだ。
ウルク崩壊――滅びの日
民「正体不明の魔獣は撤退していきましたが、被害は極めて甚大です! どうか指示を!」
ギル「遂に滅びの日は来た。猶予はあと2日というところだろう」
ギル「だがウルクの崩壊にまで付き合うことはない」
ギル「生存を望む者は北壁へ向かえ!」
ギル「戦いを望む者はウルクの礎となれ!」
ギル「刻限は夕刻までだ。家族、友と別れを済ませておくがいい」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
あっさりと「ウルクは滅亡する」と宣言してしまいましたね。
ひょっとして千里眼で「滅亡は不可避」と視えているのか?
ウルク民はショックでしょう。
ギル「戻ったか【カルデア】の。ゴルゴーン討伐、見事果たしたようだな」
立香「はい。でも」
ギル「しばし休むか?」
立香「いいえ。ギルガメッシュ王、話の続きを」
ギル「ほう。いいだろう、申せ」
ギル「人類悪。マーリンは確かにそう言ったのだな?」
立香「あの、人類悪って何ですか?」
ギル「なんだ知らんのか。7つの時代の探索を経て答えは得たものと思っていたが。人類悪とは文字通り”人類の汚点”。人類を滅ぼす様々な災害を示している」
ギル「これは人類が発展すればするほど強くなり、その社会を内側から食い破るガンのようなもの」
ギル「だが心せよ。人類悪とは、人類を滅ぼす悪ではない。人類が滅ぼす悪だ」
ギル「まぁよい。要するに人類の獣性によって生み出された7つの災害。それがクラス”ビースト”。魔術王が呼び覚ましたのは、この獣のことだ」
イシュタル「待って。アイツらが呼び出したのは母さんでしょ? この状況はティアマト神が起こしているもののはずよ」
ギル「そのティアマト神がビーストだと言っているのだ。つまり我らが挑む相手は、正真正銘 原始世界の神体だ」
ギル「だが恐らくまだ目覚めてはいない。そうだな【カルデア】の」
ダ・ヴィンチ「あぁ。現状 敵対する霊気反応として存在するのは例の生き物だけで、神体のような反応はまだ存在しない。それから」
ロマニ「時間がない。結論から。あの生物は神の泥で構成されたものだ」
ロマニ「これまでの生命の系統樹には存在しない個体。神代の生命体のため、僕たちとは魔術回路から何まで桁違いだ。言うなればエルキドゥの量産型」
ギル「名前は何とする?」
ロマニ『ティアマト神の子”ラフム”だ』
ギル「シドゥリ。いや兵士長。これよりあの生命体を、ラフムと呼称する。各部門に伝えておけ」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
ビーストのクラスのサーヴァントはやはりティアマトであり、まだ神性としては復活とはいえない段階というわけか。
神の泥で構成されているあの新人類という怪物は、ティアマト神の子”ラフム”です。
シドゥリ
立香「王様、シドゥリさんは?」
ギル「ラフムとやらをこちらの残りの戦力でどう対応するか」
立香「王様! シドゥリさんはどこへ!?」
ギル「シドゥリであれば、市民を庇い ラフムどもにエリドゥへ連れ去られた。以上だ」
イシュタル「ちょっと! 早く言いなさいよそれ!」
立香「なんでそんな大事なことを!」
ギル「言う必要のないことだからだ。この状況で民1人を案じて何とする」
立香「それとも、その上で俺に意見があるというのか!? 藤丸立香!」
立香「助けに行くに決まってます!」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
この立香さんの叫びは格好いいです。
ああ。鯖太郎と揶揄するのはアレだな。
表面的には激突する意見ですが、ギルガメッシュさんの本心は――
兵士「王、人手が足りません! このままでは市民の避難は不可能です!」
シドゥリ「王よ、では私が」
ギル「それはならん! シドゥリ!」
ギル「そうか。行くが、いい」
シドゥリ「失礼します」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
千里眼云々ではなく、シドゥリさんが生きて戻る可能性が極めて低いのは、誰にでも分かる状況ですからね。
シドゥリだけは贔屓したかったギルガメッシュに、自分だけ特別扱いされるのをよしとしなかったシドゥリ。
折れたのはギルガメッシュさんの方でしたね。死地と分かっていてもシドゥリさん個人の意思を尊重しました。
マシュ「ギルガメッシュ王の立場も分かりますがここは」
ギル「よく言ったわ戯け者。ならば即刻エリドゥに向かうがいい」
ギル「もとより客人である貴様らをウルクの戦力とは考えておらん。調査隊を向かわせる手間が省けただけ儲け物よ」
ギル「ゆけ!」
立香「はい!」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
シドゥリの救出が間に合えばいいが。
生存を祈るばかりです。
エリドゥの惨劇
イシュタル「あったまきた!」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
メンタルが全く崇高じゃないですね、ラフムさん達。
悪趣味どころか普通にゲスの類だ。
イシュタル「温存していた神性最大出力であの怪物たちを吹っ飛ばすわ!」
イシュタル「ケツァルコアトル、アンタは藤丸のフォロー!」
ケツァルコアトル「了解よ。私も沸点飛び越えたわ」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
遠慮せずに蹴散らすのみだ。
ケツ姐さんとイシュタルさんの女神コンビでどうにかなりそうです。
ケツァルコアトル「コイツらの心臓をぶち抜いてあげましょう」
立香「俺たちを無視して?」
ロマニ『信じられない。ラフムは生殖も食事も必要ない完成された生命体だ。生存のために戦う必要すらないのに』
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
完成された生命体か。
でも知性はアレっぽいです。
ケツァルコアトル「その子から離れなさーい!」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
見事なドロップキックでした。
どこまでもプロレスを貫くな。
白旗
ケツァルコアトル「まだやる気ね!」
立香「待って!」
ケツァルコアトル「どうしたの?」
立香「いや、あれは」
イシュタル「あのラフムはいいわ! 他の連中を倒して!」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
このラフムさんは逃してあげました。
シドゥリの知識を吸収していると解釈したいが、それでもシドゥリは。
あれがシドゥリさんの成れの果てだとすると死よりも辛いです。
キングゥ合流
キングゥ「何をしている? 旧人類を集めて何をしているんだお前たちは!」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
キングゥさん、激怒プンプン丸です。
もっとエレガントでスマートなラフムを期待していたんだろうな。
キングゥ「これでは旧人類、いや魔獣以下だ!」
キングゥ「こんな粗悪品が兄弟だとは嘆かわしい」
キングゥ「だがまぁいい。僕が指揮をする。それに従え」
立香「兄弟?」
キングゥ「君たちの言う兄弟とは違うけれどね。同じ母から作り出された生命なんだ。形は違えど、同類というやつさ」
立香「キングゥ! 君はティアマト神の子じゃない!」
キングゥ「またそれか。何を根拠に」
マシュ「冥界で、ギルガメッシュ王が仰っていました。エルキドゥの遺体が消えていたと」
イシュタル「あなたは誰から生まれたものでもない。ティアマトから生み出されたラフムとも、この地に住む人間とも違う。あなたはエルキドゥの遺体を利用して作られた、誰でもない偽者なのよ」
キングゥ「くだらない。どうであれ僕がティアマト神の子であることに変わりはないじゃないか」
キングゥ「ティアマト神のために動く人形。僕はそれだ」
ドスッ!
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
キングゥさんって、エルキドゥさんの偽物だったばかりか、キングゥとしても偽物だったみたいです。
じゃあ、彼を操っていた黒幕って?
ティアマトさんでなければ、やはり魔術王さんでしょうか。
ラフム「オマエハトテモツマラナイ」
ラフム達「「アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \」」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
まとめ&感想
第15話要約
- アナの正体を明示する
- でもアナの真名は最後まで言わず
- 割とさっくりと退場のゴルゴーン
- 牛若丸はどうしたのだろうか?
- ゴルゴーン討伐はキングゥの策の内
- 復活のビースト=ティアマト
- マーリン、ティアマトに食われる
- ラフムという異形の新人類
- ウルクが事実上の崩壊
- シドゥリさぁぁあああああん(泣
- キングゥさえも捨て駒だった模様
後ろからラフムに裏切られてしまいました。
急速に知性をつけているな、ラフムは。
新人類じゃなくて人類を掃討するための生物兵器ですよね。
キングゥも利用されていた側っぽい。
絶望が絶望に上塗りされていく急展開。
次回でキングゥとエルキドゥのエピソードは片がつくのかな?
まだまだ最終決戦まで波乱が含まれていそうです。
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
この番組は以下のスポンサーでお送り致しました
――次回もお楽しみに!
※)引用したキャプチャ画像に関しては、著作権権利者様より異議申し立て・削除要請があれば、速やかに対処いたしますのでご承知置き願います。
また、権利者様および各関係者様への敬意を忘れず、不利益にならない用法を心掛ける事を明記します。