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※)引用したキャプチャ画像に関しては、著作権権利者様より異議申し立て・削除要請があれば、速やかに対処いたしますのでご承知置き願います。
また、権利者様および各関係者様への敬意を忘れず、不利益にならない用法を心掛ける事を明記します。
――オンエア、START!
リスナーの皆さま、ナビゲーターの淡雪が絶対魔獣戦線です。
第153回目の放送となる今回は『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』の第2話をレビューいたしましょう。第1話に続いて、まるで古代メソポタミアを疑似体験しているかの様です。
※)ナビゲーター。14歳(中等部三年生)
お馴染み、アシスタントの締里だぞ。アニメFGOも最高だ。
第1話から色々と情報が詰め込まれているが、リスナーの皆はちゃんと付いてきているだろうな? 疑問点があるのならば放置せず、ちゃんとググって調べるんだぞ。
※)アシスタント。15歳(高等部一年生)
特に人物関係の設定は調べた方が良いでしょう。
その辺は学習するか、またはFGOをプレーするかで、アニメへの理解度が段違いになるだろう。
むろんアニメ全話を視聴し終えてから、FGOにチャレンジも「あり」です。
絶対魔獣戦線を一望するシーンから再開だ。
レビュー開始
立香「あれはさっきの魔獣」
マシュ「いえ、それだけではありません。北部にはその数十倍の魔力反応があります。信じられません」
立香「あの城壁が押し止めているっていうのか?」
エルキドゥ「それくらいで驚かれても。彼らは半年もの間、あの壁を維持しているのですから」
立香「は、半年間!?」
エルキドゥ「絶え間ない魔獣たちの侵攻と、これを撃退する兵士たち」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
半年間の持久戦とは感嘆します。
兵士の士気の維持だけでも大変だ。
というか、空を飛ぶ魔獣はいないんですね。
制空の心配がないのは助かるな。
エルキドゥ「ですが人間側の死傷者は魔獣より少ない」
立香「確かに」
マシュ「はい。数ではかなりの戦力差があるはずなのに」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
チラッと見えた指揮官はレオニダスさん?
弓で斃せるんだな、魔獣。
マシュ「一体どんな方が城塞の指揮を執っているのでしょうか?」
立香「きっと素晴らしい将がいるんだろうね」
エルキドゥ「彼等も無駄な血を流すものです」
エルキドゥ「全てを滅ぼす必要はない。放っておいても死に絶えるのに。まったく」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
意味深なセリフだ。
死に絶えるのは、人類か魔獣か。
エルキドゥは何かを知っている。
エルキドゥ「もうじき安全地帯です。日が暮れる前にはウルクに辿り着けそうですね」
マシュ「でもエルキドゥさん、ウルクとは違う方向のような?」
エルキドゥ「この先の川に波止場があるんですよ。まだ船が残っていますから、そこまで行けばあとは川を下るだけです」
マーリン「なんと! それは知らなかった」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
ここでマーリンが登場だ。
エルキドゥさんが先導している迂回ルート、「知らなかった」という台詞からも、ちょっと怪しい雰囲気になりました。
マーリン「いやいや、こんにちは。驚かせてすまない。怪しい者ではないから、まずは話を聞くといい」
マーリン「この通り慣れない獣道で迷ってしまってね。でもまさか魔獣の女神のお膝元で、人間に会えるとは」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
この少女がアナさんです。
怪しさ満点のマーリンにフォウが警戒している。
対して、エルキドゥさんはあくまでフレンドリーですね。
エルキドゥ「それは災難でしたね。僕たちはウルクに向かうのですが同行しますか?」
マーリン「もちろん。助かるよ。ここで出会ったのも何かの縁だ。よかったら名前を聞かせてくれないか?」
立香「藤丸立香といいます」
マシュ「私はマシュ・キリエライトです。こちらの方はエルキドゥさんです」
マーリン「エルキドゥ? うーむ、それは困ったな。うん、すごく困る」
エルキドゥ「なぜ?」
マーリン「だって今ウルクで戦線を指示しているギルガメッシュ王は、不老不死の礼装探索から戻ってきた後の王様だ」
マシュ「待ってください! それでは辻褄が」
マーリン「そう。友であるエルキドゥが死亡したことにより、ギルガメッシュ王は不老不死の探索を始める」
マーリン「それが終わった後というのなら、エルキドゥはとっくの昔に」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
う~~む、案の定だったか。
敵であるかは、現時点の情報のみではまだ定かではありませんが、彼が立香さん達を嵌めようとしていたのは、これで確定的になりました。
逆に、真実を教えてくれたマーリンが、味方である可能性が高まった。まあ、OP映像的にも、こちらがパーティー入りだろう。
立香「マシュ!」
エルキドゥ「藤丸、藤丸立香。【カルデア】の無能たち」
エルキドゥ「あぁ、でも大変惜しかった。あと少しで面白い見世物が見られたのに」
エルキドゥ「逃げようとしても無駄だよ。君たちは詰んでいる」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
襲ってきました。敵で確定ですね、これって。
目的は何であれ、友好的だったのは騙す為の芝居だったな。
マーリン「ふむ、2人では分が悪いとみた。アナ、手伝ってあげなさい」
アナ「契約外ですが、あの人たちを守ります」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
マーリンが助け舟を出してくれた。
実際に戦うのは彼ではなくアナさんですけれど。
正直、マシュよりも強そうだ。
エルキドゥ「無駄だ」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
アナ単騎では勝てないか。
あくまで共闘路線が前提ですから。
立香「マシュ~~ッ!」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
スピード感のある戦闘シーンです。
アナも鎖使いみたいだな。
戦線復帰できて何よりでした。
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
これは――勝負ありました?
エルキドゥ「よりにもよってこの僕に鎖だって? 笑わせる」
立香「マズい!」
エルキドゥ「笑わせるね」
エルキドゥ「三流サーヴァント!」
エルキドゥ「話にならないな。その程度でこの僕と鎬を削れるとでも?」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
本家ともいえる鎖使いには、アナでは勝てないみたいだ。
アナ「あなたを討ち倒す必要はありません」
アナ「人間のような知性は時として仇となる」
アナ「いい機会なので学習して下さい」
エルキドゥ「そういう事か。途中から夢を魅せられていた」
エルキドゥ「では、あれがウルクの魔術師」
エルキドゥ「今回は仕方ない。丸1日、彼女を1人にもしておけないしね」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
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全てが幻覚だったとは。
発動したのは、マーリンが杖で地面をノックした時か。
あの時からずっとだったんですね。
これは視聴者も一杯食わされた。
花の魔術師の異名(二つ名)は伊達ではありません。
マシュ「はッ!?」
マーリン「ははははー、いやぁー上手くいった上手くいった。子供を騙すようで気が引けたけど相手はエルキドゥだ。あの少年こそ魔術王直属の配下といえるからね」
立香「エルキドゥが魔術王の!? あれは本人なんですか!?」
マーリン「あぁ。本人はそう名乗り、多くの城塞都市を滅ぼした。ウルクの人々は彼を偽物だと思い込みたいようだけどね」
マーリン「さて、そういうわけで諸君。改めてごきげんよう」
マーリン「危ないところを助けて貰ったんだ。お礼の言葉とか、雨のように浴びせて欲しい」
マシュ「あ、はい。ありがとうございます!」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
エルキドゥさん、今は魔術王の配下だったとは。
ギルガメッシュとは敵対しているのだろうか?
マシュ「フォウさん!?」
マーリン「この凶獣! 長年世話してやった恩を忘れて」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
フォウさんの『マーリンシスベシフォーウ』が炸裂しました。
どうもフォウはマーリンに飼われていた過去があるみたいだ。
マーリン「思えばこんな悪獣を引き取るんじゃなかった! キャスパリーグ、その愛らしさで、マゾの肉球愛好家をたぶらかしたんだ!」
アナ「マーリン、奇行痴態は夜更けに1人で行って下さい」
マーリン「おおっと。ご苦労様だアナ。君のおかげでまた助かった」
アナ「契約外の戦闘です。感謝より反省をして下さい」
マーリン「さて、まとめて自己紹介をさせてもらおう。私はマーリン。こちらの少女はアナ。実はサーヴァントでね。私のことは気軽にマーリンお兄さんと呼んで欲しい」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
フォウの本当の名前はキャスパリーグだ。
確か第5章で明らかになるんでしたっけ?
アーサー王伝説に登場する怪物猫だな。聖剣の刃も通らないという。
犬系だと思いきや、猫だったとは。
マーリン「アナは? アナはどう呼ばれたい?」
アナ「別にアナでいいです」
ロマニ『ちょ、ちょっと待ったぁーーッ!!』
ロマニ「マーリンだって?」
ロマニ「ブリテン島の大魔術師。夢魔と人間の混血。あのアルトリア・ペンドラゴンを王として担ぎ出し宮廷魔術師となった、世界有数のキングメーカーにして最高峰のロクでなしが!?」
アナ「うんうん」
ロマニ『しかもサーヴァントとして!? 世界の終わりまで死ねないはずの、グランドの魔術師が!?』
マシュ「ドクター」
立香「だいぶ迸っているな」
マーリン「ははははっ。予想通りの紹介ありがとう、ロマニ・アーキマン。まぁ実際のところグランドの資格があるだけで、ただのキャスターなんだけどね」
ロマニ『あーりーえーなーい! 嘘つけ! 本物なら正体を現せ!』
立香「なんでドクターはこんなになってるんだろう?」
マシュ「おそらく、彼の伝承との齟齬でしょう」
マシュ「魔術師マーリン。彼は理想郷アヴァロンの中に塔を造り、そこで死ぬことなく世界を見渡し続けているそうです」
マシュ「なので」
立香「生きている者は英霊になれないってことか」
ロマニ『その通り。そもそもその男は戦闘面においては何の役にも立たない。グランドの資格を持つ魔術師は、みな優れた千里眼を保有する』
ロマニ「例えばソロモンは過去と未来を、ギルガメッシュ王は未来を見渡す目を持っている」
ロマニ『そして、そこのロクでなしは1番酷い。現在全てを見渡す目を持ってはいるが、基本は見るだけだ。ただ便利なだけだか、ら』
立香「それって充分すごいんじゃ」
ダ・ヴィンチ「ハーイ横から失礼。マーリンまずは感謝を。2人の危ないところを助けてくれて」
マーリン『なーに、サービスだよサービス』
ダ・ヴィンチ「ただ君が英霊化しているのはおかしい。君はまだアヴァロンにいるんだろう?」
マーリン『うーん、方法だけ明かしておくと、この特異点は私が地球に発生する前の時代だ。つまりここでは私の体は存在していない』
マシュ『ないということは、死んでいると仮定できるから』
立香『それを利用してサーヴァントになったってこと!?』
マーリン『大体そんなところだ』
マーリン「強い召喚者によって呼ばれたというのもあるがね」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
怒濤の解説ラッシュでした。
グランドの資格はググってみてくれ。
このマーリンさんはFGOにおいても最優のサポート系サーヴァントといえるでしょう。
彼に匹敵するといえば、諸葛孔明が真っ先に思い浮かぶ。
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マシュ「この時代に先輩以外にもマスターがいるのですか?」
マーリン「あぁ、いるとも。私はその男に呼ばれ、今は宮廷魔術師として仕えている」
マーリン「一方、アナは聖杯の影響によって呼ばれた、マスターを持たないはぐれサーヴァントだ」
アナ「マーリンと出会ったのは2日前です。互いの目的のために力を合わせようと契約したのですが、騙されました」
アナ「控えめに言って、マーリンはこの世の全ての不誠実が形になったような魔術師です」
マーリン「よしてくれないか。本当の事をストレートに語るのは」
ダ・ヴィンチ「なるほどねぇ。ロマニ諦めよう。あのマーリンは本物だ」
ロマニ「胃が痛くなってきた」
ロマニ「マーリン、君は【カルデア】に協力するために現れたのか?」
マーリン「もちろん。私の楽しみは現在を見ることだけだ。その現在が失われてしまったら、私は塔の中の花園を眺めるだけの寂しい男になってしまう」
マーリン「それに――」
マーリン『私、いや僕だって、手に汗握って藤丸君の戦いを見てきたんだ』
マーリン「今さら仲間外れにするとか大人げないぞ」
マーリン『まぁ私がグランドの魔術師だから脅威なのは分かる』
マーリン『他のキャスターのサーヴァントが負けを認めて2軍落ちするのは、もう避けようのない展開だからね』
マーリン「それでは諸君、夜が明けたらウルクへ向かおう。王様に会えばやるべきことは見えてくるはずだ」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
マーリンさんについては、謎は多いものの味方である事は確定ですね。
はぐれサーヴァントについては、定義が色々と議論されている。
魔力の供給源も個体によって様々らしく、ない場合は(FGOにおいて)立香さんと契約する場合もあるとか。
立香「よろしく、アナ」
アナ「握手は結構です。私には近づかないで下さい」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
アナさんの背景(事情)も気になるところです。
今のところは完全にツンのままだ。
そして夜が明け、マーリンさんの案内で今度こそウルクへ向かいます。
マシュ「ようやく状況が掴めてきましたね、先輩」
立香「うん。突如現れた三女神同盟によって、シュメール都市国家群は壊滅的な打撃を受けた」
立香「それで人々はウルク市に避難している」
マシュ「はい。特に北部における魔獣侵攻は凄まじくて、人類を滅ぼす最大勢力になっている、と」
マシュ「これに対し、ウルク王は大城塞を建造した」
立香「それがバビロニア魔獣戦線。メソポタミアを守る最後の砦」
マーリン「魔獣たちがウルクを堕とせば、人類史はそれで終わりだ。だから君たちがやるべきことは」
立香「この時代に送られた魔術王の聖杯探索と」
マシュ「三女神同盟の打倒ですね」
マーリン「あぁ。聖杯回収は魔術王の企みを暴くことにも繋がる。一方で三女神同盟も放っておけば、人理定礎が修復されない」
立香「何にせよ、全てはウルクに到着してからか」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
ここまでの経緯をFGO未プレイの方へ分かり易く解説しました。
説明台詞のオンパレードだったが、これでアニメ組の視聴者も理解はバッチリだろう。
立香「ウルクを治めているのは、やはりあのギルガメッシュ王なんですか?」
マーリン「そう。古代王の中でもとびきりの暴君だ」
マーリン「神々は偉そうだからと縁を切る。そして国中の美女、世界の財は俺の物。王の意見に賛同しても反対しても死」
立香「り、理不尽すぎるのでは?」
マシュ「英雄王ギルガメッシュ。神と人間の間に生まれた英雄です」
マシュ「幼年期は人々を慈しみ、物の道理を踏まえた賢者だったのですが」
マシュ「青年期では全く逆の性質の、手の付けられない暴君となりました」
マシュ「そんな彼を諫めるため、神々につくられたのが、我々の前に現れたエルキドゥさんです。――しかし、なんの因果か」
マーリン「親友になっちゃうんだよ、2人は」
マーリン「まぁ経緯は追々。要はあらゆる宝具のオリジナルである財宝を持つと豪語する、地上で最も傲慢で冷酷な暴君。それが英雄王ギルガメッシュと覚えておけばいい」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
ギルガメッシュの説明(解説)に、立香は「き、気合い入れていこう!!」と改めて危機感を露わに。
ここからはトラブルなくウルクまで到着しました。
マシュ「あれは検問の様ですが」
検問兵「君たち、道から外れると祭祀場の呪いがかかりますよ。ウルク周辺にかけられているのは魔獣除けの儀式ですが、人間にも多少の効果はあるそうなので」
検問兵「君たちはウルからの難民ですか?」
マーリン「いや、彼らはギルスからの難民だ」
マーリン「私はこの通り祭祀場から商売の許しを得ている。彼らを避難させたいのだけれど、手続きは必要かな?」
検問兵「これはシドゥリ様の印ですね」
検問兵「ここまでお疲れだったでしょう。ようこそウルク市へ」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
さすがは王付きで宮廷魔術師のマーリンさん。
検問をあっさりとクリアだ。
シドゥリというのは、マーリンと同格の高官といったところだろう。
検問兵がアナさんに話し掛けます。
検問兵「こんな小さな体でよくここまで歩いて来ましたね。よかったらこれを」
検問兵「娘から昼のおやつとして渡された菓子なのですが」
立香「アナ、好意に甘えたらどう?」
アナ「ありがとうございます」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
ほのぼのとした光景でした。
アナは甘い者が好物みたいだ。
マーリン「さて、行くとしようか」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
ウルク市の壮観をGIFにて、どうぞご覧あれ。
CGの造り込みは芸術の域に達している。
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
本当、背景美術が最高峰ですよね。
まるで自分達もウルク観光していると錯覚してしまう程の出来だ。
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マーリン「これが人類最古の城塞都市ウルクの現在だ」
マーリン「シュメール人は紀元前4000年から歴史に登場した人々だが、その文明は実に細やかなものだった」
マーリン「村社会の脱却から始まり、灌漑農耕による穀物の増産を始め、数万人からなる都市国家群を形成した」
マーリン「それだけの国になれば文字の発明、高等教育も行われる。肥沃な大地は良質の泥を生み出し、彼らは粘土で様々な城塞を造り上げた」
マーリン「それが泥と粘土と麦と羊の国、メソポタミアだ」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
さらっと歴史の説明も。
実に勉強になるな、FGOは。
マーリン「ではウルク市の案内は後にして、ジグラットに向かうとしよう」
ギル「ふむ、エレシュ市からの物資運搬に遅延が見られるな。東門の兵舎から20人派遣し、魔獣の駆除に当たらせよ。指揮はテムンに任せる。ヤツの地元だ。土地勘もあろう」
ギル「ところでタバドの娘が産気づいたと聞いた。巫女務めを1人と栄養のつく果実を贈ってやれ」
ギル「タバドは北壁から引き上げさせ、3日ほど休みを与えるがよい。孫の顔はよい鋭気に繋がるだろう」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
ジグラットとは古代メソポタニアにおける神殿、祭壇を指す。
秘書めいた美女が例の印を与えてくれたシドゥリさんですね。
有能な王だな、ギルガメッシュは。
そんな彼が奮闘していてもウルク以外は壊滅状態ですからね。
それからタブレットに見えるが、あの粘土板は紙の代わりだ。
人類最古の紙――パピルス紙は後の時代である古代エジプトでの発明ですからね。
立香「なんだか酷い王なイメージがあったけど、そうでもないのかな?」
マシュ「でも、とても話しかけられる雰囲気では」
立香「いや。ここは勇気を持って話しかけないと」
マーリン「その通り。あの王様相手に空気を読んではいけない」
マーリン「ギルガメッシュ王、魔術師マーリン、お客人をお連れした。忙しい? 見れば分かるので気にしないさ」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
ギルガメッシュは立香をすでに把握している。
ロマニさんの言う通り、未来を見渡す千里眼を持っている方ですから。
シドゥリ「帰還したのですね。魔術師マーリン、ご苦労様でした。王はお喜びです。それで成果は? 天命の粘土板、見事に持ち帰りましたか?」
マーリン「いや。またも空振りに終わったよ。西の森にはないねアレは」
マーリン「まったく。王様がどこに置いてきたか覚えていてくれれば、こんな苦労はなかったのに」
シドゥリ「不敬ですよ。お黙りなさい」
シドゥリ「それよりその者たちは? どう見てもウルクの市民では」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
マーリンさんはどこにいてもマーリンさんの模様です。
召喚主はギルガメッシュだろうから、それなりに親しいのだろう。
ギル「よい。おおよその事情は察したわ。下がっておれシドゥリ」
シドゥリ「ギルガメッシュ王? まさか」
ギル「そのまさかよ。この玉座をしばし汚すぞ。俺は忙しい。言葉を交わして貴様らを知る時間も惜しいほどにな」
ギル「よって戦いをもって貴様らの真偽をはかる」
ギル「構えるがよい。天文台の魔術師よ」
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
まさか、いきなりギルガメッシュとのバトルへ。
挨拶代わりですかね?
こういった気性は賢王でキャスターであっても、後の時代に麻婆神父によって受肉するアーチャーなギルに通じるものがあるな。
果たして立香さんというか、マシュさんはギルガメッシュさんを納得させられるのでしょうか? 勝つのは無理ですよね?
そりゃそうだろうな。
どこまで健闘できるのか。第3話「王と民」をお待ち下さい。
このまま美麗な作画が維持される事を祈るばかりだ。
全13話だった『シンフォギアXV』は作画の質をキープしたまま完走したが、アニメ版FGO第7章は全21話予定ですからね。
分割2クールだった凛ルート(UBW)も作画はキープしたし、今度も期待したい。
では、今日の放送はこの辺にて。
【引用元――Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-(原作:奈須きのこ/TYPE-MOON、アニプレックス/ノーツ/ディライトワークス)より抜粋】
この番組は以下のスポンサーでお送り致しました
――次回もお楽しみに!
※)引用したキャプチャ画像に関しては、著作権権利者様より異議申し立て・削除要請があれば、速やかに対処いたしますのでご承知置き願います。
また、権利者様および各関係者様への敬意を忘れず、不利益にならない用法を心掛ける事を明記します。