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※)引用したキャプチャ画像に関しては、著作権権利者様より異議申し立て・削除要請があれば、速やかに対処いたしますのでご承知置き願います。
また、権利者様および各関係者様への敬意を忘れず、不利益にならない用法を心掛ける事を明記します。
――オンエア、START!
素敵な笑顔を皆さまへ。ナビゲーターの淡雪が慈しみましょう。
この『エガオノダイカ』企画も、この第12話にして最終回――「笑顔の代価」にてラストとなります。リスナーの皆さまは最後まで見届けた後、どの様な所感を抱くのでしょうか。
※)ナビゲーター。14歳(中等部三年生)
私は笑顔が苦手だ。お馴染み、アシスタントの締里だ。
時には「表情筋が死んでいる」と揶揄される私だが、作り笑顔よりは不愛想な方がマシだと思っている。そんな私であるが、最後の最後、作り笑顔を捨てたステラが「本当の」笑顔を見せてくれて、それだけで満足だ。
※)アシスタント。15歳(高等部一年生)
そうですね。「笑顔」という要素に的を絞れば、この物語の真の主人公は、きっとステラさんの方でしょう。
そして「対価」という因子には、王女であるユウキがメインとなっている。ユウキは対価を支払って、ステラを含めた皆を笑顔にしたのだから。
ステラさんが喪ったものは代価とは若干、意味合いが異なりますしね。
とにかく、クライマックスも最終局面だ。
レビュー開始
リリィ『交戦開始!』
ステラ「待ってて! すぐに行く!」
ユウキ「ルネ、現在位置は?」
ルネ「ベルデ皇国、旧領土との国境まであと90キロ。――このまま逃げ切れば、夜半には目標の施設に到着出来ます」
ユウキ「速度を限界まで上げて! 少しでも早く着かないと!」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
戦争のみならず星(セカイ)の命運が掛かった追いかけっこです。
果たして、結果は――
リリィ「申し訳ありません。敵のパイロットを確保して、情報を聞き出すつもりだったのですが……」
ガイ「抵抗が激しくて、こっちも手加減が出来なくてな。ご覧の有様だ」
ブレイク「何故そこまで。ただの田舎の部隊にしちゃ妙だな」
ブレイク「とにかく上に報告だ」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
ユウキの動向がアイネにバレる。
王都奪還が陽動だと知られてしまいますね。
増援の前に、ユウキは決着をつけられるか。
アイネ「何? ユウキ・ソレイユが?」
部下「はい。情報分析班も本人である可能性が極めて高いと」
アイネ「この地域、北に向かえば確か、ベルデ皇国の残したあの実験施設があるな。本当に【クラルス】を任意で停止させることが可能ならば、その価値は軍事的に計り知れない。故に我々帝国はあの施設を解体せずに残していた」
部下「皇帝陛下のご命令でもありましたから」
アイネ「もし王国に、あれを起動させられるだけの技術力があったなら。そして我々帝国軍の【クラルス】のみ停止させてきたら」
部下「形勢は一気に逆転します」
アイネ「現地に捜索網を編成。なんとしても王女を探し出せ!」
部下「直ちに」
アイネ「全軍に通達。総攻撃を仕掛ける!」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
アイネさん、すぐにユウキさんの真意に至りました。
敵味方構わずの【クラルス】停止とは思っていないが。
ここが勝負どころと、総攻撃に転じます。
ジェイムズ「時間稼ぎもここまでか。応戦! 物量の差は圧倒的だ! まともにやり合わず、戦線を引き延ばせ!」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
力押しの帝国か、移動砲台で持久戦に出た王国か。
やや帝国が優位でしょうか。
けれど、別に王国側はハリアントを奪回する必要ないしな。
ガイ「中央の決戦はまだ続いてるのか?」
ヒューイ「あぁ。もう4時間になる」
リリィ「こことここ、最後に目撃情報があったのは、ここです」
ステラ「《テウルギア》は全て撃破。最後に確認されたのは車両2台のみ」
ブレイク「上からのお達しだ。このまま北上、ベルデ皇国の旧領土に入る」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
休憩は終了だ。
現地部隊には、例の実験施設についての情報はなしです。
ヒューイ「おい」
ステラ「これ」
ヒューイ「たまたま拾っちまってな。お守りみてーなもんだろ? 縁起でもねぇ」
ヒューイ「お前に先に死なれちゃ、目覚め悪りぃんだよ」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
本当にツンデレだな、ヒューイは。
学園モノならこういうシチュエーションって恋愛感情云々ですが、そういう次元じゃありませんしね。
比喩ではなく命懸けの戦場だからな。
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
やっと目的の実験施設に到達しました。
レイラ「新型【クラルス】のユニットを接続します。イザナ様から送られたデータに基づき、ユニットの規格は事前に旧皇国のものと合わせてあります」
レイラ「これでこの施設は、ようやく本来の役目を果たせるはずです」
レイラ「エネルギー、供給開始」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
順調にユウキの作戦は進んでいく。
撃破された《テウルギア》のパイロット達の為にも。
ああ、絶対に成功させなければならない。
ガイ『何だあの光?』
ブレイク『見付けたな。どうやら――』
ヒューイ『騎士団機か。どこから沸いて出やがった!』
ガイ『他には!? あいつ1機だけか!』
リリィ『確認出来ないのです!』
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
待ち伏せしていたルネさんが攻撃です。
ブレイク『全機直ちに突撃。アイネ参謀長直々のご命令だ。命に替えても王女の行動を阻止せよだと!』
リリィ『なんで!?』
ヒューイ『知るかよ。俺らは所詮使い捨ての駒ってわけだ』
ステラ『私が最前方を務める。援護して』
ヒューイ「テメェ! 俺にあんなこと言っておいて」
ステラ『大丈夫、命は無駄にしない』
ステラ「みんなで生きて切り抜けよう!!」
ステラ『行動開始、いきます』
全員『了解!』
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
ステラさん、本当に隊のリーダー的存在に。
主人公しているな、ステラ。
ルネ『敵に発見されました! 作業急いで!』
ユウキ「ルネ!」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
ここで強キャラのユニが参戦だ。
これでユウキさんの手札はお終いです。
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
ステラさん、ロボットアニメの主人公なのに弱いです。
ゲイル、ハロルド、ユニよりも明らかに格下だ。
ついにクライマックスへ
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
それでも味方の援護の甲斐があり、なんとか到達だ。
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
再び拾わずに行ってしまいます。
ヒューイの面子が丸潰れな気が……
ユニ「敵1名、施設内に侵入!」
レイラ「ユウキ様はメインフロアに」
ユウキ「レイラさんも一緒に」
レイラ「私はまだここを離れられません。――行くのです。皆の想いを無駄にしてはなりません」
ユウキ「分かった。上で待ってるから」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
すっかり魂の母娘です、この2人。
だが、実の娘が敵(脅威)として迫っている。
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
ついに、ついに生き別れの母娘が――
レイラ「無駄です。動力は施設全体に行き渡りました」
ステラ「お前たち、ここで何を――」
レイラ「この施設には【クラルス】を任意で止められる機能があります。【クラルス】を停止すれば私たちの文明の兵器は全て、ただのガラクタと化す」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
クライマックスだ。色々な意味で。
そうですね。レイラさんにとっては特に。
レイラ「それが……我が主、ユウキ様の望み」
ステラ(王女の望み? 信じられない話だけど、今のがもし本当なら)
ステラ(その力で、まさか帝国軍を全滅させるつもり? 参謀長直々の命令も、それなら説明が付く)
レイラ「ユウキ様はこの戦争を終わらせたいだけ。世界中の皆に非難を浴びようと、想いを遂げられる覚悟です」
レイラ「帝国の方。あなたも戦場で数々の過酷な光景を目にしてきたかと存じます。もしそのことを、少しでも胸を痛めているのならば」
レイラ「え」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
レイラさん、ステラさんだと気が付きました。
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
流れ弾が施設に。これは危険だ。
1対4なのに互角以上のユニさんが凄いです。
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
母親だと名乗る前に……
なんて事だ。
母親として逝く
レイラ「良かった。無事でしたか」
レイラ「無駄です。私には、構わず」
レイラ「ユウキ様は、あの子は、気丈に振る舞っていても、まだ子供です。どうかあの子の――ユウキの力に、なってあげて」
レイラ「優しい目をしたあなたなら、きっとあの子と一緒に、2人で」
レイラ「この星中に、平和を――私の可愛い、娘た、ち」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
母親だとは名乗れずに、逝きました。
切ないが、本人は満足そうだった。
ステラ「何故、どうして私を」
ステラ(【クラルス】を止める。バカな、出来っこない)
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
ステラの胸には様々な記憶が去来する。
一方で、ユウキさんは――
ユウキ「遅かったね、レイラさ――」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
運命が、2人の主人公をここで出逢わせた。
ユウキ「あなたは?」
ステラ「誰でもいい。一国の王女に比べれば、取るに足らない者よ」
ユウキ「レイラさんは? 下の部屋に居なかった? 私の大事な人なの」
ステラ「あの人なら、天井が崩れてきて、何故か、私を庇って代わりに」
ステラ「【クラルス】を止めるそうね。私たち帝国軍を全滅させるつもり?」
ユウキ「ええ。でも帝国を倒す為じゃない。私は全部、世界中の兵器を使えなくして、2度と戦争が起きないようにしたいの」
ユウキ「今まで、沢山見てきた。私のせいで死んでいった人達や、私の為に死んでいった人達――」
ユウキ「もうこれ以上、繰り返したくないの。だから私は!!」
ステラ「仮に兵器が無くなったとしても、また同じことの繰り返しよ。人は殺し合いを――」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
ユウキはステラの心を動かせるのか。
ユウキ「でも、何もしなかったら!」
ユウキ「【クラルス】のせいで沢山の人達の命が奪われちゃう――そんなのダメだよ!」
ユウキ「分かってる。そんなに甘くないことぐらい。でも信じたいの。人間はきっと良いものだって」
ユウキ「争いなんか止めて。仲良くみんなで、笑顔で、暮らせるはずだって」
ステラ「いかにも王宮で大事に育てられてきた人の言い草ね。ついていけないわ」
ステラ「王女のあなたに分かる? 私たち、地べたを這いずって生きるしかない人間の暮らしが!」
ステラ「【クラルス】を止めるって? そんなことをしたら兵器が止まるだけじゃない! 生活に必要なエネルギー全てを失うのよ!? そんな生活、誰も耐えられるわけない。今よりもっと辛くなるだけだわ!」
ユウキ「それでも! 大切な人が死んじゃうよりも、ずっといい!!」
ステラ(認めたくない。でも――)
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
ユウキさんの想いに、ステラさんが揺らいでいます。
ステラ(心のどこかで、この子と同じことを)
ユウキ「気合と根性さえあれば、なんだって出来る」
ユウキ「私の大好きだった人が、いつも言っていた口癖よ。たとえ世界中のみんなに恨まれても構わない。私は、私はそれでも――」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
銃(武器)がステラの手から滑り落ちた。
ステラの選択
ステラ(どうしたらいい? みんな、みんながもう争わず、笑顔でいられる世の中。もし、そんなものが本当に作れるんだとしたら)
ステラ「これで本当に止まるのよね?」
ユウキ「どうして?」
ステラ「私も命の恩人に言われたことがあるの。見届けろって。あなたがどんな明日をもたらすのか、それに賭けてみようと思う」
ステラ「間違いなく軍法会議ものね」
ユウキ「あなた、名前は」
ステラ「ステラ。――ステラ・シャイニング」
ユウキ「ありがとう」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
スイッチ、オンです。
2人の主人公が手を重ねた。
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
――こうして世界中の【クラルス】が停止した。
世界が、変わった
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
ここから先は、後日談です。
後日談
皇帝「では、停戦文書に調印を」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
無事に停戦まで漕ぎ着けました。
帝国もかなり戦争で疲弊していたし、【クラルス】が止まってしまった以上、無理に王国を支配下に置くメリットも希薄だ。
これが一番の目的でしたからね。
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
環境回復で、農作物はすくすくと育つ様になった。
インフラ大ダメージで、世の中は混乱していますが。
農業だけ順調でもな。
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
ヒューイさんとガイさんは軍を抜けてガードマンです。
ブレイクは解体屋か何かの自営業かな?
ユニ「帝国側から要請が来てるわ。移民当時の資料が残っていたら情報交換してくれないかって」
ルネ「確かに【クラルス】以前の技術に頼りたくなるところだけど」
ジェイムズ「あくまで慎重にな。同じ過ちを繰り返すわけにはいかん」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
何だかんだで、王国と帝国は協調路線になっている。
対立する理由が、ユウキさんによって無くなりましたし。
例のテロも水に流そう――という事か。
リリィ「あの、軍の上層部に働きかけて頂き、ありがとうございました」
ユウキ「ステラのこと?」
リリィ「はい。お蔭で処罰も極最小限で済みました。今は治安隊で奉仕活動を。何しろ人手も足りませんし」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
リリィさんはゲイルさんの孤児院で働いていました。
継いだのかもな。
ステラさんは軍法会議の件もあり、どうやら軍に残留です。
最後に、2人で――
ステラ「久し振り。軍に話をつけてくれてありがとう」
ユウキ「だって、貴女にはこれからを見届けて貰わないと」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
そして、ステラさんはユウキさんと再会です。
ユウキ(これは――遠い遠い星に生まれた)
ステラ(ある2人の)
ユウキ&ステラ(( 女の子のお話 ))
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
代価(代償)を支払い続けた末の――ようやくの笑顔か。
ある意味、投げっ放しエンドとも解釈できますね。
現実に喩えるのならば、スマホが実は地球環境を破壊していたから、スマホを捨てて家電に戻ってみた、みたいな感じだからな。
明治くらいまで退行した世界、果たしてユウキさんは民(世界)を導けるのか。
それは、この『エガオノダイカ』とは別の物語だ。
これにて『エガオノダイカ』企画は終了です。
最後まで付き合ってくれたリスナーに感謝だ。むろん製作スタッフにも。
今回の放送はこの辺にて失礼します。
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
この番組は以下のスポンサーでお送り致しました
――次回もお楽しみに!
※)引用したキャプチャ画像に関しては、著作権権利者様より異議申し立て・削除要請があれば、速やかに対処いたしますのでご承知置き願います。
また、権利者様および各関係者様への敬意を忘れず、不利益にならない用法を心掛ける事を明記します。