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※)引用したキャプチャ画像に関しては、著作権権利者様より異議申し立て・削除要請があれば、速やかに対処いたしますのでご承知置き願います。
また、権利者様および各関係者様への敬意を忘れず、不利益にならない用法を心掛ける事を明記します。
――オンエア、START!
大切なリスナーを想うのは当然。愛の化身、ナビゲーターの淡雪です。
前回に続き『エガオノダイカ』企画となります。今回は帝国パートですが、時系列が少しだけ特殊になります。この第10話を見終えた後、前の第9話と改めて見比べてみると、この『エガオノダイカ』の深みを味わえるでしょう。
※)ナビゲーター。14歳(中等部三年生)
ただ互いの正義をぶつけ合うのみ。アシスタントの締里だ。
イザナとハロルド、ユウキにとっては記憶にない実の両親以上に大切な人であり、家族だったろう。その対極として「家族を持たない」ステラは、仲間であるピアースを亡くし、その内面に変化の兆しが出た。
※)アシスタント。15歳(高等部一年生)
そんなステラさんにとって、このエピソードで得たもの、そして喪ったものは、これからの彼女にとって大きな転機となります。
偽りの微笑み。取り繕った笑顔をステラは投げ捨てる事となる。
レビュー開始
ガイ「しかし手こずらせやがって」
ブレイク「海千山千な連中も多いしな」
ブレイク「楽じゃないぜ、辺境の制圧は」
リリィ「まだ制圧していない地域も残っているのですよね」
ヒューイ「あの様子じゃ、すぐに次のお鉢も回ってくるぜ」
ゲイル「ビュルガー分隊、準備ができ次第すぐに出発。次が決まった」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
戦争は終わりが近いですが、前線の厳しさは変わりません。
辺境の制圧だが、優位である帝国軍も消耗を隠し切れない。
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
次の制圧地へ移動している。
ブレイク「時間だ」
ガイ「お。やっと交代か」
ヒューイ「本格的に冷えてきやがったな」
ガイ「飲むか。温まるぞ」
ヒューイ「とっておきってやつか」
ブレイク「おい酒だろ。隊長に見つかったらお目玉くらうぜ」
ヒューイ「大丈夫だって」
ゲイル「任務中だ。渡せ」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
あっさりと見つかって、没収されました。
そりゃそうだとしか、言いようがない。
ヒューイ「いるよな。ああいうクソ親父」
ガイ「けど俺の前の隊長なんてプライドばっか高くてさ。やたらと距離があった」
ガイ「悪くはないぜ。こういうチームも案外と」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
なんだかんだで、ビュルガー分隊はまとまっている。
ブレイク「しばらく待機。移動目標が変わる可能性が出てきたとさ」
ゲイル「21:00まで自由行動。寝てても呑んでても構わんぞ。それまでに酔いをさましてくれてればな」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
野営ではなく21時から夜通しで《テウルギア》のメンテナンス予定です。
サポートにメカニックチームが合流する。ハードだな、軍隊は。
子供「お姉ちゃん、なんか趣味が変」
リリィ「し、失礼なのです!」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
人懐っこい現地の子供と知り合う。接触は向こうからだ。
話の流れで、その子が住んでいる家に行く約束に。
帝国軍だと分かっていても招待とは、戦争も常態化しているんだな。一般市民にとっては、王国軍と帝国軍の争いは日常から蚊帳の外になりつつある。
ゲイル「孤児院?」
ステラ「そう言っていいのかは分からないのですが、老夫婦が2人で戦災孤児たちを住まわせている様です」
リリィ「その孤児院に少しだけでも差し入れできればと思うのです」
リリィ「少し悪い事を言っちゃって」
ゲイル「悪い事?」
リリィ「親の顔が見たいと、うっかり」
ゲイル「俺も行こう」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
許可を出すだけではなく、ゲイルさんも同伴となりました。
ステラ「この前まで敵だった相手からは受け取りにくいかもしれませんが」
お婆さん「ありがたく頂きます。本当にご親切に」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
なかなか温かい雰囲気の家だ。快く迎えてくれた。
ステラ「この絵」
お婆さん「あの子が描いた物なの。別の絵を描いてごらんと言っても、描くのは戦争の絵だけ」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
深刻なトラウマを抱えてしまっているみたいだな。
ゲイル「ほら、もっと近くで見てみろ。タネが解るか?」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
ゲイルさん、手品であっさりと子供達の心を掴みました。
流石に孤児院を経営しているだけの事はある。
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
ステラさんとリリィさんに滞在延長許可を出し、ゲイルさんは退出です。
割と話が分かって融通が利く男だよな、ゲイル。
エマ「お客様、おやつをどうぞ」
ステラ「ありがとう」
エマ「エマのお家にようこそ」
ステラ「ここが、お家?」
エマ「うん」
ステラ「そう……」
ステラ「ここが貴女の、居場所なのね」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
タイムリミットがきて、2人も退出だ。
ステラさんは思うところがありそうでしたね。
居場所、というフレーズだな。
以前にも居場所について、ラナという子と話していましたから。
リリィ「ずっとあそこがあの子達の居場所になってくれればいいのですけど」
ステラ「前にね。私こんな風に言ったの。出会った子に。慰めるつもりで言った言葉だったけど、ずっと居場所を探していたのは、本当は私も同じ」
ステラ「そうやって生きる為に転がり込んだだけだから」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
ステラにとって軍は居場所ではなかったのか。
良い事なのか、残念なのか複雑ですよね。
リリィ「うん、リリィも軍が自分の居場所かというと違うとは思うのですけど。でも、この分隊が、みんなが居るところが居場所の様な気がするのです」
リリィ「だからステラ姉も、この分隊が居場所だなって思ってくれたら、リリィは嬉しいのです」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
リリィは分隊を家族に喩える。特にゲイルは口うるさい父親の様だと。
ステラさんは「どう応えていいか分からなくて」と返事を濁しました。
絆が深まりつつある。願わくば、分隊がこのままステラの居場所に。
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
考え込んでいるのか、集中していませんね、ステラさん。
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
案の定、ミスってしまった。
ゲイル「ま、何とかなるだろ。皆と先にむかってくれ。1、2時間は掛かるだろうが、すぐに追いつく。当然、お前は手伝え、ステラ」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
ゲイルさんが修理をする事に。
万能だな、この男。リーダーとして寛容だし。
ゲイル「珍しいな。こんなミスをするなんて」
ステラ「申し訳ありません」
ゲイル「ま、そういう人間臭いところがみえるってのも、悪くない」
ゲイル「変わったと思うか? 自分が」
ゲイル「らしいか、らしくないかは分からんが、悪くないと思うぞ、俺は」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
リリィさんに続き、ゲイルさんもステラさんの心を溶かしていきます。
1番の理解者だよな、ゲイルは。ステラにとって。
ステラ「あそこに居た子供達、この先も変わらずに居られるでしょうか」
ゲイル「難しいだろうな。老夫妻だけってのは無理があり過ぎる」
ゲイル「俺達にできる事は限られているが、ま、やらないよりはいい」
ステラ「そういう思いで、孤児院を?」
ゲイル「絵を見ただろ?」
ゲイル「うちの孤児院にもいる。戦時下の血生臭い絵しか描けない子が」
ゲイル「ああいう子たちを作り出しているのも、間違いなく俺達だ」
ゲイル「だから見届ける責任がある」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
もっと違う世界、違う未来を子供達にみせる時が来るのを――か。
本当に素晴らしい方ですね、ゲイルさん。
だが、そんなゲイルも戦場では多くの命を奪っている。
ステラ「リリィが言っていました。隊長は口うるさいお父さんみたいだって」
ゲイル「勘弁しろよ。子供はもう充分だ」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
ステラさんが、心の底から笑いました。
もっと早く、ゲイルに出逢えていれば。
今からでも遅くはありませんよ、きっと。
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
本隊と合流しました。
そして、作戦が始まる。
ガイ「なんだ?」
ブレイク「地雷だ。斜面一帯に地雷が仕掛けられている」
ゲイル「下がれ。ルートを離れるな」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
このシーンは。
第9話の攻防戦だな。
それが帝国側の視点で再現されております。
ブレイク「何があっても施設に近付けさせないって構えだな。何があるってんだ、あの施設に」
ゲイル「出来るだけ下がれ。艦砲射撃がくる。地雷原を潰す」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
実は、王国側はこの1小隊を除いて撤退しております。
ゲイル「全員、無事か」
ヒューイ「ガイ以外はね。肝心な時に使えないぜ、アイツ」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
ガイが呆気なくリタイアだ。機体以外は無事だが。
ブレイク「リリィ、後ろだ」
リリィ「ぅぁあっ」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
ハロルドさんが駆る機体が襲ってきました。
ヒューイ「やろうっ」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
圧倒的な強さだ、ハロルドは。寄せ付けない。
ステラさん、ピアースさんを倒した機体だと察しました。
ステラ「はっ」
ゲイル「ステラぁ!」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
ステラ機が弾切れになり、絶体絶命。
その時、ゲイルさんが身を挺して――
ステラ「隊長!」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
勝ったのか? ゲイルは。
い、いえ。どうやら。
ステラ『隊長』
ゲイル「下がれ、爆発するぞ」
ステラ『隊長、どうして?』
ゲイル「どうして?」
ゲイル「大事な部下を守るのに、理由がいるか?」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
ハロルドとは違う意味で、男の中の男だ。
ゲイル「ステラ」
ゲイル「ブレイク」
ゲイル「リリィ」
ゲイル「ヒューイ」
ゲイル「ガイ」
リリィ『隊長っ。たいちょうぅ~~!』
ゲイル「生き抜け。そして見届けてくれ」
ゲイル「戦いの終わりを。そこから始まる明日を」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
ゲイルが散った。ステラ達に明日を託して。
リリィ「ぁ、ぁ、ぁッ」
ステラ「ぁああああぁぁああああぁああああああああぁあああああッ!!」
リリィ「ステラ姉ぇぇ」
ステラ「ぅ、ぅ、ぁぁあ、ぅあッ」
ステラ「うわあぁぁああああああああああああぁぁぁああぁあぁぁあああっぁあああぁああっぁあああああああッ!!」
ステラ「ぁああぁあああぁあああぁぁぁぁああああッ!」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
ステラさんの慟哭が響く中、戦闘は終了しました。
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
ハロルドは帝国によって国葬された。英雄として。
相討ちになったゲイルさんは無名のまま。
ガイ「なんだって敵の葬式なんざ、盛大にやってんだよ」
ブレイク「一種のプロパガンダってやつだろ」
ガイ「プロパガンダ?」
ブレイク「長引いている戦争に疲れているのは向こうも同じだろうし、厭戦気分を煽って切り崩せれば、ってとこだ」
ヒューイ「くっだらねぇ。死体すら残ってねえ人間もいるってのによ」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
ハロルドとゲイル。その対極さはユウキとステラの相似でもある。
リリィ「知ってました? 隊長、好き嫌いはなかったけど、この豆料理だけは苦手だったみたい」
ステラ「そう」
リリィ「ええ。そうだったのです」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
喪失感がとてつもないです。
ヒューイ「例の?」
ガイ「ああ」
ステラ「さよなら、隊長」
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
次回予告だ。
次回予告
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
次回の第11話から王国と帝国に視点が別れません。
残り2話で事実上の最終エピソードとなる。
王国と帝国の視点が錯綜する中。
果たしてステラとユウキは、どの様に出逢うのか――
【引用元――エガオノダイカ(原作:タツノコプロ、エガオノダイカ製作委員会)より抜粋】
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――次回もお楽しみに!
※)引用したキャプチャ画像に関しては、著作権権利者様より異議申し立て・削除要請があれば、速やかに対処いたしますのでご承知置き願います。
また、権利者様および各関係者様への敬意を忘れず、不利益にならない用法を心掛ける事を明記します。